Mother Nature 自然は許しているのか

Facebook兼井 浩さん投稿 記事 ■Mother Nature  自然は許しているのか ~哲学者・内山節氏~ 

私の暮らす群馬県上野村は移住者の多い土地である。今では人口のおよそ2割が都市から移り住んでいる。

せっかく来てくれたのだから、この村で暮らし続けてほしいというのが村人の願いだ。しかし再び、村から離れる人も多少は生まれる。最近では親の介護のために実家に戻るという人がいるようになった。村になじめず去っている人も多少はいる。そんなとき村の年寄りたちはこんなふうにいう。

「この村で暮らし続けることができるかどうかは、人間が決めることではない。村の大地が決めるのだ。大地が暮らすことを許した人が、この村で暮らし続けることができる」

大地は自然と言い換えてもかまわないし、昔流に自然の神々、土地の神様といってもかまわない。もちろん、そんなことがほんとうにあるのかと質問されたら答えようもないが、村の人たちは自分たちもまた村の自然に許してもらって、ここに住んでいると感じてきたのである。

こんな視点から述べれば、戦前の日本の朝鮮統治は、朝鮮の自然が許さなかったことになる。だから日本はそれを放棄しなければならなかった。自然が許さないものは定着できない。日本による満州国の建設も、中国への侵略も中国の自然は許さなかった。そればかりか明治以降の軍国主義の時代も、自然は許さなかったということになる。自然が許さないものはいつか壊れる。それが上野村の年寄りたちの発想である。

もちろんこの考えの正しさを立証することはできないし、真実かどうかをめぐって議論できる話でもない。しかしそれが自然とともに生きてきた人たちの発想だった。自然は人間よりも力があると思いながら暮らしてきた人々の考え方なのである。

現代の人間たちは、人間中心主義の発想に陥りやすい。そして人間の利益だけで物事を考えるようになると、最後は自分の考える人間の利益に固執してしまう。それは多くの場合対立を生む。それよりは上野村の年寄りたちのように、自然が許すかどうか考えながら生きている人たちのほうが高尚だ。

沖縄・辺野古の海を埋め立てて米軍基地をつくることを、沖縄の自然は許しているのだろうか。実質的な改憲である安保法制を自然は許しているのか。軍事力を増強して威嚇しあう現代世界のあり方を、自然は喜んでいるのか。原発再稼動を、自然は許可しているのだろうか。

こんな発想でものごとを考えてみるのもいいだろう。すくなくとも「最後には私が決める」などと言っている首相よりはずっとましだ。近年亡くなった文化人類学者であるレヴィ・ストロースは、自然に包まれた思考を失った時、人間は自分自身を破壊するようになったと述べていた。とすると上野村の年寄りたちの発想は、大事な視点を持っていることになる。

そして、もしも自然が許さないのなら、現在の政治の動きも最終的にはどこかで壊されるということだ。自然が求める平和へと着地しないかぎり、持続する政策は形成できないだろう。

とすると安保法制が国会で可決されたからといって、終わりではないはずである。自然は許さないと私は本気で思っている。

https://www.youtube.com/watch?v=Krhql7ZV5V0&t=1s

https://aioiyama.blog.fc2.com/blog-entry-401.html?sp 【「自然は許しているのか」~内山節さんのエッセイから】より

 中日新聞の言論のページに「視座」というコラムがあり、群馬県上野村在住の哲学者、内山節さんのエッセイが掲載される。

 9月27日の「自然は許しているのか」という文章は、私たちが思っていることを、ものの見事に表現してくださった。後半の核心部分を、すごく長いのですがそのまま紹介します。

 内山さん、中日新聞さん、無断転用でごめんなさい。  森の妖精 アイたち

       ガマズミ迷い花

 

            自然は許しているのか (抜粋)

 現代の人間たちは、人間中心主義の発想に陥りやすい。そして人間の利益だけでものごとを考えるようになると、最後は自分の考える人間の利益に固執してしまう。それは多くの場合対立を生む。それよりは上野村の年寄りたちのように、自然が許すかどうかを考えながら生きている人たちの方が高尚だ。

 沖縄・辺野古の海を埋め立て米軍基地をつくることを、沖縄の自然は許しているのだろうか。実質的な改憲である安保法制を自然は許しているのか。軍事力を増強して威嚇し合う現代世界のあり方を、自然は喜んでいるのか。原発再稼働を、自然は許可しているのだろうか。

 こんな発想でものごとを考えてみるのもいいだろう。すくなくとも「最後には私が決める」などといっている首相よりはずっとましだ。

 近年亡くなった世界的な文化人類学者であるレヴィ・ストロースは、自然に包まれた思考を失ったとき、人間は自分自身を破壊するようになったと述べていた。とすると上野村の年寄りたちの発想は、大事な視点をもっていることになる。

 そして、もしも自然が許さないのなら、現在の政治の動きも最終的にはどこかで壊されるということだ。自然が求める平和へと着地しないかぎり、持続する政策は形成できないだろう。

 とすると安保法制が国会で可決されたからといって、終わりではないはずなのである。自然は許さないと私は本気で思っている。

Facebook works -オオカミワークスさん、庄司 正昭さんのイベント紹介記事

わくわくプラネット・地球はざこ村

時間: 1日間

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お待たせしました! 2016年にGaianic(現狼ワークス)設立のきっかけにもなったガイアニックシャワー、3年ぶりに復活です。

昨年、一昨年と土砂崩れなどでホームの川が使えなくて、フィールド(川)を変えて、キャンプイベントの中などで開催してきましたが、道、フィールドを整備し直して、本、本拠地での開催ができそうです。

ガイアニックシャワーとは・・・

水と岩、苔と空気、命がはじまる煌き、宇宙の中の自分。

激しい水の流れ、冷たさ、透き通った色、匂い、味、そして音。

川底の大地をしっかり踏み締め、時にはよじのぼり、這って、次々に現れる景色に感動しながら上流をめざします。

水が生まれる山や森の中の渓流の美しさと激しさ、まわりの生き物との命の共鳴。ガイア(自然、地球、宇宙)の素晴らしさと環境の大切さ。

シャワークライミング+自然観察+食

渓流、自然の”ダイナミック”を楽しみながら感じ、それが学びとなって実生活に繋がる。

それが、『ガイアニック・シャワー』です。

※今回は2回とも初心者でも安心なコースです。

開催日:2019年9月7日(土曜日)、9月8日(日曜日)各日単独の日帰りイベントです。前後泊応相談

時間:8時45分受付け開始、9時説明スタート。終了各日14時

集合場所:わくわくプラネット・地球はざこ村(郡上市和良町宮地)※道の駅和良(ここを目標に来てください) 向い

♯ 集合場所からフィールドまで、乗り合わせになります。参加者の方に運転等ご協力をお願いいたします。(片道10分ほど)

対象:小学4年生~大人まで。

参加費:大人7,000円、高校生以下4,500円(保険、昼食、機材込)

    ※当日受付時にお支払いください(現金のみ)

定員:10名 最少催行人数4名

シャワークライミングのあとは、はざこ村のアースオーブンでピザを焼いて食べましょう。千葉庄司があらかじめ練って置いた生地をみんなでのばしてトッピング!チーズ、トマト(ソース)はもちろん、できるだけいろんな食材をご用意したいと考えています。

いろんな話ししながら食べましょうね^^。

お楽しみに!

お申し込み方法(下記のいずれかの方法でお願いします。)

御希望日をご連絡ください。

このページに参加予定、メッセージ

メール ecoacpj#gmail.com (#を@に変えてください)

電話080-3678-6140

締切り:9月3日(火曜日)23時まで

こちらで用意するウェットスーツ、ライフジャケット、リバーシューズ、ヘルメットを着用いただきます。

持ち物:保険証のコピー、水着、タオル、着替え、飲み物など。

この夏最後の想い出をぜひ冷たい渓流で!!

皆さんのご参加をお待ちしております!(庄司、千葉)

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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