https://blog.goo.ne.jp/tetsuo_shiga/e/dd6db517c3ee4ebcc980462d3a41887a 【ジュウガツザクラ(十月桜)の花】より
季節外れのサクラかと思いきや、秋から冬にかけて咲くサクラがある。
これらを総称して「冬桜」と呼ぶようだが、その中には、「ジュウガツザクラ(十月桜)」 「コブクザクラ(子福桜)」 「フユザクラ(冬桜)」 などがある。
「ジュウガツザクラ(十月桜)」は、その名前のとおり10月末から咲くので名付けられたというが、同時期に咲く「フユザクラ(冬桜)」と間違えられやすい。「ジュウガツザクラ(十月桜)」の花は、淡い紅色で八重だが、「フユザクラ(冬桜)」は白い色・一重の花なので区別しやすい。
江戸時代末期は、日本の園芸技術・文化とも高度に成熟した時期であり、この頃にサクラの品種改良も進んだようだ。
「ジュウガツザクラ(十月桜)」もこの頃に作られ、 「エドヒガン(江戸彼岸)」と 「マメザクラ(豆桜)」の交雑種といわれている。
今では日本のサクラの代表となっている「ソメイヨシノ」も江戸時代末期のこの頃に作られた。
サクラには、その出自に“~ ~といわれている”という謎が多くまだまだ論争が続きそうだが、その要因は、両親の系図などを記録として残さなかった、或いは、そこに意味なり価値を認めなかった江戸の日本人が存在しているようだ。
武芸・料理など伝統を受け継ぐ“門外不出”“一子相伝”が売り物になっているが、排他的な考え方が園芸にもあったのだろう。
リンネが植物の種の体系を作ろうとし、これを公開して広めようとした発想とは大きく異なる。
ジュウガツザクラ(十月桜)
・ バラ科サクラ属の落葉小高木
・ 学名は、Prunus × subhirtella Miq. 'Autumnalis'。和名が10月末から咲き始めるので、ジュウガツザクラ(十月桜)。英名は、rosebud cherry 'Autumnalis'、winter cherry。
・ 種小名の“subhirtella”は、毛深いを意味するラテン語、“Autumnalis”は秋咲きを意味する。
・ コヒガンザクラ(小彼岸桜、学名Prunus × subhirtella)の園芸品種。なお、コヒガンザクラは、エドヒガン(江戸彼岸)とマメザクラ(豆桜)の交雑種といわれている。
・ 開花期は、10月末から翌年の1月中旬頃でつぼみ全体の1/3が咲き、残りの2/3は、二度咲きとして3月中旬から4月初旬まで長く咲く。
・ 小型で八重の淡い紅色の花が咲く。同時期に咲くフユザクラ(冬桜)は花弁が一重なので区別しやすい。
・ 若枝、成葉、葉柄などに毛がある。
・ 江戸時代の後期から栽培されたという。
命名者:Miquel, Friedrich Anton Wilhelm (1811-1871)
シーボルトの『フロラ・ヤポニカ』は、共著のシーボルト、ツッカリーニの二人が亡くなってからはミクェルがこれを完成させた。
ミクエルは、「日本植物誌試論」を著し、ヨーロッパでの日本の植物の研究を進化させる貢献をした。
http://www.e-yakusou.com/sou/sou221-9.htm 【ジュウガツザクラ ( バラ科サクラ属:落葉高木:樹高 ~ メートル:花期 ~ 月)】より
薬効 せき・たん はれもの・できもの
科名:バラ科/属名:サクラ属 和名:十月桜/学名:Prunus × subhirtella cv.Autumnalis
コヒガンザクラの園芸品種、4月上旬頃と10~12月の2回花が咲く
樹皮は暗灰色、若枝若葉に毛があり、葉は互生、倒披針形、長さ4~10センチ
花は、白色~淡紅色、濃紅色、3~5個散形状~散房状につき、直径1.5~3.5センチ、花弁は楕円形~卵円形で5~15枚、まれに八重咲きもある
花は、春に咲く花の方が大きく花柄も長い
用途は、庭木、公園樹、鉢植えや盆栽、花材に利用される
https://plaza.rakuten.co.jp/lilyandrose/diary/202010240000/ 【誕生花のないジュウガツザクラ(十月桜)の花言葉「神秘的な心」、春と異なる花が見られる秋の「寛容」な花】より
秋から冬に、葉の落ちた枝先に、白や淡い紅色の八重の花が数輪ずつ咲き続け、春は葉を出すとともに花がたくさん咲きます。
誕生花のない花は、二季咲きの桜花、ジュウガツザクラ(十月桜)。
花の名は、10月頃から咲き始めるサクラ(桜)から名づけられました。
サクラの名は動詞の「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたという説や、木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)のサクヤの読みが変化したという説などがあります。
別名のオエシキザクラ(御会式桜)は、日蓮聖人の忌日に行う御会式のある10月13日頃から花が咲き始めることからつけられています。
ジュウガツザクラはコヒガンザクラ(小彼岸桜)の園芸品種で、先が淡紅色をした白い花弁が10~15枚あり、めしべがおしべよりも長く突き出ています。
花言葉「神秘的な心」は、春に咲く整った花と、秋に咲く花弁が少しねじれたような花とでは雰囲気が異なることからきているのでしょうか。
花言葉「寛容」は、秋に咲く花に、花弁が反っていたり、ねじれていたり、大きさが不揃いだったり、形の整っていない花が見られることからでしょうか。
植物園のジュウガツザクラは御会式の日に、少し葉を残した枝に数輪の花が見られ、紅葉の頃には咲く花が増えて、春になると一斉に花を咲かせています。
フユザクラ(冬桜)はエドヒガン系の園芸品種で、一重の白い小輪の花が秋から春に2回咲きます。
最近では、秋から冬に咲くジュウガツザクラ、小輪一重のシキザクラ(四季桜)、縁に切れ込みのある花弁が20枚以上あるコブクザクラ(子福桜)なども合わせて冬桜と呼ばれています。
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