折り返すところなりけり白あやめ 五島高資
White irises in bloom
at a turning point Taka Goto
https://yuuyuu1122.exblog.jp/16036966/ 【白アヤメ(白文目)誕生】より
我が家のアヤメ(文目・菖蒲)咲き始めたので見にゆくと、アヤメの群れの端に白い花が一輪咲いていた。〈白?〉と訝しい思いで、近づいてみると、色こそ違え、姿形は紛れもなくアヤメである。
「何れ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」という言葉がある。国語辞典などでは、「どちらも美しく優劣をつけがたい」と解説されるが、「両者はよく似ていて区別がつけ難い」という意味でも使われるようである。
さて、後者の意味、すなわちアヤメとカキツバタの区別であるが、簡単な区別の仕方では、アヤメは花弁の根元に黄色地に青紫の網目模様があるが、カキツバタは花弁の弁元に白い目状の模様があるのが特徴である。また、アヤメは、乾燥した草地や傾斜地に生えるが、カキツバタは湿地を好むところにも違いがある。
白いアヤメについては、図鑑などで調べてみると、存在するようである。だが、我が家の白いアヤメは、今年初めて咲いたのであるが、植えたことはないので、実生としか考えようがない。
3年前に、萩の実生で白花のものが生まれたが、今度は白文目の誕生である。今日は小雨まじりのうっとうしい天気であるが、何となく楽しい気分になってきた。
白文目甘露を受くる姿にて 和樽
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/287985.html 【仰天!白いあやめが咲いた!】より
こんにちわ。
主人の実家の庭に今、あやめが綺麗に咲いています。
もう十数年同じ光景なのですが今年は何かが違う。
一つだけ、白いあやめが咲いていました!主人の母は大喜びで、「来年も咲くに違いない!」と力んでいますが私はアルビノだから来年も咲くとは限らないと思うのです。
突然変異なのでしょうか?
それとも元々白いあやめってあるもので、そんなに珍しいものでもないのでしょうか?
どなたか教えて下さい。
回答者: KOH_da 回答日時:2002/06/14 07:31
突然変異という言葉も正解ですが、普通は枝変わりと呼ばれる現象です。その芽が損傷を受けずに大きく育てば、来年も白い花が咲きます。これには枝変わりを起こした部位が関係します。球根(?)の部分から枝変わりしているのであれば、来年も大きく育つのですが、それが花茎の途中だとすると、その形質は繁殖できません。
枝変わりは確かに珍しい現象ですが、植物を興味を持って観察している人であれば、珍しいというほどのものではありません。
たとえば、キハナショウブの白い花であれば、私自身、今年だけで二箇所で目撃しました。
ツツジやサツキ、ウメ、ボケなどの枝変わりは、100株も見回れば、そのうち一枝くらいは見られるでしょう。
アヤメには白い品種自体も存在するので、白花のアヤメは珍しいものではありませんが、紫と白のニ品種がそろっていると、それはそれできれいですよね。
回答者: snorrons 回答日時:2002/06/09 01:03
園芸の世界でよく言う、「枝がわり」かと思います。突然、新しい芽からの枝で、葉に斑が入ったりってパターンが多いですけど。多分、その白花の咲いた株はなんらかの理由で、花の色素を作る機構に欠損があり、おっしゃる通り、花の色素に関してアルビノの白花が発現したと考えるのが一般的ですよね。斑入り葉の場合、遺伝的に不安定で、またもとに戻ったりしてしまいますが、白花の場合、確実に色素合成の過程に誤りがあれば、発現するわけですし、品種として、白花の品種が複数あり、固定されている(常に白花を咲かせている)訳ですから、それほど、不安定な表現型(状態)ではないと思われます。
来年も楽しみたいのでしたら、その白花の咲いた株を大切にし、場合によっては周りの有色の固体を摘み取り、肥培して、来年の新芽を大切に育成することだと思います。ただ、斑入り葉なんかの場合、窒素肥料をやりすぎると、勢いが強くなり元に戻りやすいらしいので、大丈夫とは思いますが、注意が必要かと。
ちょっと、難しく書いてしまったかもしれませんが、とにかく、大多数の有色の固体に負けないように、他より若干、気を使ってやれば、来年も楽しめるんじゃないかと思います。
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