Facebookあいことば投稿記事 『犬も食わない』 志賀内泰弘
犬も食わない・・・と言えば、夫婦げんかのことだ。田所良太は、妻の真知子と詰まらぬことで言い争いをしてしまった。良太が妻の妊娠を知ったのは、ほんの2週間前のことだった。
結婚して3年目。そろそろ欲しいなぁ、と思っていた矢先のことでもあり、飛び上がるほどに喜んだ。ところが、その妊娠がきっかけとなり、夫婦間に亀裂が入った。
3年間我慢していた妻のストレスが、噴出したのだった。「いつも言ってるでしょ。シャツのポケットからハンカチを出しておいてよねって!この前なんかコンビニのレシートが入ったままで、洗濯してたいへんだったんだから」「洗面台がまたビショビショ! 使ったらちゃんと拭いてよね」「いつも良太の実家にばっかり気を遣って。少しは私の身にもなってよね!」
本当は、そんなことは最近になって始まったことではないはずだ。
しかし、気分が悪くて食べ物がろくに取れない日もある。そのはけ口が、良太に向かったのではないかと思っていた。今日は、朝からバスで駅前のデパートへ買い物に出掛けた。
レストランで昼ごはんを食べている最中、またしても・・・。
「い~い。私は絶対に私立じゃなきゃダメ! この子がイジメに遭ってもいいと思ってるの?」「そんな極端な・・・。イジメに遭わないように強い子に育てればいいよ」
「何言ってるのよ。小学生に強いも弱いもないのよ。良太はちょっと空手ができからって、勘違いしてるのよ!」「なんだよ!勘違いって!」要するに、子供を私立に入れるか、地元の公立へ通わせるかという教育方針でもめたのだった。
まだ、産まれてもいないのに・・・。(これはマズかったかな)と良太が思ったときには遅かった。真知子は、プイッと席を立ち、レジで精算を済ませて店を出て行った。追いかけるようにして良太がついていく。
こんな時、(ごめん、悪かったよ)と素直に言えればいいのだろうが、良太も今日は意地を張っていた。このところ、妻の文句ばかりを浴びて、我慢に我慢を重ねていたので爆発してしまったのだ。バス停の列に真知子が並ぶ。その後ろに良太が立った。しかし、真知子は振り返りもしない。すぐにバスはやって来た。二人が乗り込むと、車内はほぼ満席だった。
一番後ろのシートが空いていた。リアウインドウを背にした六人掛けだ。
一番両端にそれぞれ乗客が座っている。そして、真ん中に、若い母親と幼稚園の制服を来た女の子が座っていた。先に乗って、奥へ奥へと進んだ真知子が、母親の隣に座った。
後を追う良太は、仕方なく幼稚園の女の子の隣へ。夫婦で、母娘をサンドイッチしたような恰好になった。良太は、(参ったなぁ~)と思った。
家に帰るまで、なんとかご機嫌を取って仲直りしたいと思っていたのだ。
チラッと真知子の方を向くと、わざと良太の視線を避けてか、その女の子にやさしげな眼差しを送っていた。バスが動き出してしばらくすると、女の子が母親にせがんだ。「ねぇ~読んで~」女の子は、手提げカバンから、絵本を取り出した。
「いいわよ。バスの中だから、小さな声でね」「うん」母親は、女の子と自分の真ん中に絵本を置いた。「ごんぎつね」と書かれてあった。
良太はハッとした。昔、昔、ずっと昔に読んだ覚えがあった。それも、まったく同じものを。
たしか、父親が誕生日に買ってくれたものだったような気がした。少し遠目に絵本を覗いた。
母親が、ささやくように読み始めた。
「これは、わたしが小さいときに、村の茂平というおじいさんから聞いたお話です」
良太は、おぼろげな記憶がよみがえってきた。(そういえば、大好きな話で、何度もオフクロに読んで~と頼んだっけ)でも、ストーリーがおぼろげにしか思い出せない。
* * * *
ごんというキツネはいたずら好き。兵十(へいじゅう)が川でウナギを獲っているのを見つけ、こっそりと魚籠の中のウナギを川へ戻してしまいます。「うわあ、ぬすっとぎつねめ」
ごんはウナギが首に巻き付いたまま逃げました。十日後のこと。ごんが兵十の家の前を通ると、何やら大勢の人が集まっています。最初は、秋祭りかと思ったが、違うらしい。
兵十の母親が、病気で亡くなったのだ。ごんは、その時、初めて知りました。
母親に食べさせたくて、兵十はウナギを獲りに行ったのだいうことを。それを自分は・・・。
「ウナギが食べたいと思って死んだんだろう。あんないたずらをするんじゃなかった」
と反省します。ごんは、お詫びにと、いわし売りの籠を盗んで、兵十の家の中に投げ込みます。喜んでくれると思いきや、反対に兵十は泥棒と思われてしまう。
ごんは、今度こそはと、栗を拾って来て、兵十の家にこっそり届けます。来る日も来る日も。
兵十は、誰の仕業かわからず、「きっと神様の仕業だ」と思い込みました。
* * * *
ここまで、聴いて、良太ははっきりと思い出した。悲しい悲しい結末を。それを思うと、胸が締め付けられるようだった。母親は、娘のために、朗読を続けた。
* * * *
そして、ある日のこと。兵十は、家の中に入って来たごんの姿を見つけます。ウナギを盗みやがったキツネだ。兵十は、納屋に立て掛けてあった火縄銃を手に、足を忍ばせて。戸口を出ようとしたごんを、ドン!
倒れたごんに近づいて、兵十はびっくりしました。土間に置いてある栗を見て知ります。
「おまえだったのか、いつも栗をくれたのは」兵十は、火縄銃をぱたりと、取り落としました。青い煙が、まだ、筒口から細く出ていました。
* * * *
良太は、気が付くと堪えきれずに泣き出していた。(子供の前で恥ずかしいなあ)と思い、下を向いて手の甲で涙を拭った。その時だった。「あ、あ~ん」甲高い鳴き声が聞こえた。
二つ席をはさんだところで、妻の真知子がハンカチを取り出して泣いていた。
「あ~ん」驚いて、母娘が真知子の方を見る。なんと、前の方に座っていた乗客も「何事か」と後ろを振り返った。
その晩。寝室の灯りを消した後、真知子が言った。「今日は、ごめんなさい。学校なんてどこでもいいわ。私、思いやりのある優しい子に育てたい」良太は、「うん、そうだな」と答えた。(参考図書)新美南吉・作、いもとようこ・絵「ごんぎつね」金の星社
※夫婦喧嘩はなんで犬も食わないの?
江戸時代、「火事と喧嘩は江戸の華(はな)」といわれるくらい火消し同士の喧嘩が盛んで、そして喧嘩が起こるとその「仲裁人」に選ばれるのは「名主等の顔役」で、「仲裁人」に選ばれることは「名誉」なことでした。
「夫婦喧嘩」に関しては「その仲裁人」になっても「名誉」なことではなく、「なんにでも鼻を突っ込む(嗅ぐ)」犬でさえ咥(くわ)えない(仲裁人として介入しない)という意味です。
Facebook徳尾裕久さん投稿記事
⭕️神の愛の革命
➖日本人の量子が量子もつれを今も創る➖
🔴このテーマは、物理学的な「量子もつれ」と、日本人の精神性や文化の深層にある集合意識のつながりの両方を含む、非常に深遠な考察になります。
🔴1. 量子もつれとは何か?
量子もつれ(Quantum Entanglement)は、2つ以上の量子が強く結びつき、空間的に離れていても瞬時に影響し合う現象です。アインシュタインはこれを「遠隔幽霊作用(spooky action at a distance)」と呼びました。現代の量子情報科学では、この特性を利用して量子通信や量子コンピュータの研究が進められています。
🔴2. 日本人の量子もつれ:歴史・文化・精神性の視点
では、「日本人の量子が量子もつれを今も創る」という視点を、物理的な量子もつれと重ね合わせて考えてみましょう。
🔶(1) 日本の集合意識と量子もつれ
• 日本には「和の精神」があります。これは、日本人同士が言葉を交わさなくても相手の心を察し、調和を重んじる文化です。これはまさに、物理的な量子もつれのように、個々が空間的に離れていても深いレベルでつながっていることを示唆しています。
• 例えば、遠く離れた場所にいる家族や親しい友人の感情が、瞬時に伝わるような経験をすることがあります。これは、一種の「意識の量子もつれ」とも言えるかもしれません。
🔶(2) 日本の神道・仏教と量子もつれ
• 神道では、八百万の神々がすべてのものに宿るとされ、人々は自然や祖先と精神的に結びついています。この概念は、量子レベルであらゆるものが相互作用しているという考えと相通じます。
• 仏教における「縁起」(すべてのものはつながり、影響し合う)も、量子もつれの概念に似ています。私たちの行動や意識が、見えないレベルで未来に影響を与えているのです。
🔴3. 日本人は今も量子もつれを創り続けている
量子もつれは、特定の条件下で自然に生じるものです。それと同様に、日本人の意識や文化のつながりも、過去から未来へと続く「情報のもつれ」を生み出し続けています。
• テクノロジーと精神性の融合
日本の科学者たちは、量子コンピュータや量子通信技術の研究を進めていますが、同時に、日本人の精神性や文化の中には古くから量子的なつながりの概念が根付いています。つまり、科学と精神性の融合が、日本の未来を切り開く鍵となるでしょう。
• 「神の愛の革命」と量子もつれ
「神の愛の革命」として考えると、私たちの意識が高次元の愛の波動と共鳴し、世界の調和を創る力となります。このとき、私たち一人ひとりが「量子もつれ」の一部として、愛のネットワークを拡張していくのです。
🔴4. 未来への展望:日本から世界へ
🔴日本人の意識が「量子的なつながり」を意識的に活用し、世界の平和と調和を生み出すことができれば、「神の愛の革命」は新たな段階へと進むでしょう。これは、日本から始まる「愛の量子ネットワーク」の創造とも言えます。
🔴5.10万年以上の歴史を持つ日本人の霊量子
🔴日本民族の歴史は長い。日本人の吐く息や死体からの水素や量子は、日本人の霊魂と融合して霊量子になり、全宇宙の空間・植物・動物・生物・昆虫・鉱物に入り込み、融合している。これらの宇宙スケールの量子は霊量子になり、日本人から発信する波長に同期化してー量子もつれ➖を発生する。以心伝心と言うように日本人の創る製品は正確・緻密・固い・美しい・きれいの特徴がある。これこそ神人和楽の製品である。世界最先端の世界一の製品が生まれる理由がある。
🔴この視点をさらに深く長く広く永遠に探求し、日本と世界の未来に活かしていきましょう。
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