天井を雲居としてや城の春 高資
五島・富江藩陣屋跡
— 場所: 富江
風澄んで鏡のうらの常世かな 高資
爽籟や鏡のうらに常世あり 高資
五島藩主・五島大和守盛成(本家)より当家へ下賜された蓬莱文白銅鏡(銘天下一中嶋和泉守貞次)。向かって左側にある「丸に花菱」が五島家の家紋です。先日、京都国立博物館に寄託してきました。
中嶋和泉守貞次は、十七世紀を中心に活動した鋳鏡師で特に和泉守貞次は、尾張徳川光友夫人千代姫輿入れの際の国宝「初音の調度」の蓬莱鏡 http://www.tokugawa-art-museum.jp/.../img_past_h21_11.jpg(徳川美術館蔵)など、当時の最有力者層の調度鏡も担当し、青家と並んで京都でも筆頭格の鏡工房であった(解説「京都国立博物館」)と言われています。
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