https://hugkum.sho.jp/521084 【秋の雲にはどんな特徴がある? うろこ雲・ひつじ雲・すじ雲…名称と、天気との関係も解説】より
天気が移ろいやすい秋は、雲の種類も豊富で雲観察も楽しい季節です。観察に限らず、雲の種類からある程度の天候を予測できます。代表的な秋の雲を天候別に紹介し、特徴や見分け方を解説します。観察の注意点もチェックし、親子で秋の雲を見つけましょう。
秋の雲に見られる特徴
秋の雲には、どのような特徴があるのでしょうか。季節の変化を踏まえ、秋の雲に見られる二つの特徴を解説します。
水平かつ薄く流れる
日射しの強い夏は地面が暖まりやすいため、立体的かつ垂直な「積雲」「積乱雲」ができる傾向にありますが、秋の雲は夏の雲とは異なり、水平に薄く流れるのが特徴です。
また、秋になると気温が下がり、上空には偏西風が吹き始めます。地球の周囲を西から東へと吹いている偏西風は、上空で観測されるのが一般的です。
偏西風に乗って低気圧・高気圧が日本を通過することが増えるので、秋は天気が変わりやすくなります。つまり、天気の変化とともに、秋の空に浮かぶ雲の種類も移ろうというわけです。
空の高い位置に雲ができる
雲の基本的な形は10種類(十種雲形)あり、発生する位置の高さによって「上層雲」「中層雲」「下層雲」に分けられます。
秋には空の高い位置にできる上層雲・中層雲が現れる傾向にあります。高度約5,000~1万3,000mの上層雲に該当する雲は、以下の3種類です。
●巻層雲(けんそううん)
●巻積雲(けんせきうん)
●巻雲(けんうん)
乱層雲(らんそううん)・高層雲(こうそううん)・高積雲(こうせきうん)は、高度約2,000~7,000mに位置する中層雲です。高度約2,000m以下の下層雲には、積雲(せきうん)・層積雲(そうせきうん)・層雲(そううん)が挙げられます。
また、モクモクと上に向かって立ち昇る積乱雲は、下層から上層でも見られることがあり、入道雲(にゅうどうぐも)とも呼ばれます。
天候が悪化する前に現れやすい秋の雲
天気が安定しない傾向にある秋は、雲の種類も豊富です。天候が悪くなる前に見られやすい秋の雲と、見分け方を紹介します。
うろこ雲・さば雲・いわし雲
魚を思わせるうろこ雲・さば雲・いわし雲の正式名称は、いずれも高層雲の「巻積雲」です。雲の粒が小さいのが特徴で高度5,000~1万3,000mと、空の高い位置に現れます。
雲の粒が広がる様子が魚の鱗(うろこ)のように見えるため、うろこ雲という名前がつきました。うろこ雲のなかでも横に長く波状のものは、さばの模様に似ていることからさば雲と呼ばれています。横長で粒が小さいうろこ雲は「いわし雲」と呼ばれ、いわしの群れのように見えるのが特徴です。
うろこ雲。個々の「うろこ」がもう少し横長になってくると「いわし雲」、さらに横長となり波状になってくると「さば雲」などといわれることも。
うろこ雲。個々の「うろこ」がもう少し横長になってくると「いわし雲」、さらに横長となり波状になってくると「さば雲」などといわれることも。
ひつじ雲
うろこ雲よりも塊が大きいひつじ雲の正体は、高度2,000~7,000mにできる中層雲の高積雲です。うろこ雲のほうが高い位置にできるため、雲の高さがうろこ雲とひつじ雲のいちばん大きな違いです。
うろこ雲・ひつじ雲に共通するのは、温帯低気圧や前線の接近とともに現れやすいという特徴です。秋空にうろこ雲・ひつじ雲が見られるときには、1~2日後に天気が崩れる可能性が高いと考えられます。
ひつじ雲の一例。
快晴の日に現れやすい秋の雲
秋晴れの日には、どのような雲が見られるのでしょうか。快晴の日に現れやすい雲の特徴を解説します。
すじ雲
細い線が特徴的な「すじ雲」は、秋晴れの日に見られやすい傾向にあります。正式名称は「巻雲」といい、うろこ雲・さば雲・いわし雲と同じ高層雲です。透き通るように長く伸びた白い雲は、澄んだ青空の美しさを引き立てます。
直線のすじ雲だけではなく、途中で折れ曲がるケースもあります。空の上空で観測される上昇気流・下降気流によって、すじ雲が折れ曲がって見えるのが特徴です。直線上のすじ雲が見られる日は、快晴な上に風の強さも安定している傾向にあります。
すじ雲。気流によって途中で折れ曲がっている一例。
秋の雲に関するQ&A
種類が豊富な秋の雲は、親子そろっての観察にもおすすめです。珍しい雲や、観察の際の注意点など、秋の雲にまつわる疑問をピックアップして解説します。
「彩雲」は秋にも見られる?
彩雲(さいうん)とは、上空にある比較的薄い雲が、赤・黄・緑などに分かれて見える現象です。太陽の光が雲にある水滴を回り込んで進む際、赤外線や紫外線など光の色により、角度・方向が変わります。そのため光が分かれ、雲が虹色のように見えるのです。
彩雲は、うろこ雲・さば雲・いわし雲・ひつじ雲などが太陽の近くにかかると現れやすい傾向にあります。よいことが起きる前兆ともいわれているので、親子で探してみるのもおすすめです。
彩雲の一例。
子どもと雲探しをする際の注意点は?
子どもと雲探しをする際には、太陽の光を直視しないよう注意が必要です。太陽の光は非常に強いため、肉眼で直視すると目を傷める可能性があります。雲を観察する前には、子どもにも太陽を直視してはならない理由を説明しておくとよいでしょう。
なお、一般的な望遠鏡・双眼鏡は太陽の光・熱を集める恐れがあるため、肉眼で見る以上に危険です。どうしても太陽の光が心配な場合は、遮光を施された太陽観察用のグラスを使う方法もあります。
秋の雲から天気の移り変わりを読み取ろう
気温が下がり、偏西風が西から東へと吹き始める秋は、天気が変わりやすい季節でもあります。空の高い位置に、薄くて水平に広がる秋の雲が現れる傾向にあるため、秋の雲は種類が多く、ある程度の天気を読み取れるのも特徴です。
うろこ雲・さば雲・いわし雲・ひつじ雲が見られるときは、天候が悪化する前兆と捉えられます。一方、ハケで描いたようなすじ雲は、さわやかな秋晴れを表す雲です。
秋の雲は高層雲・中層雲に分かれるため、雲の高さから種類を見分ける方法もあります。太陽の光に注意しながら、親子で秋の雲から天気を読み取ってみましょう。
Facebook相田 公弘さん投稿記事 「いま、ここ」相田みつを
アノネ、昨日という日は過ぎてしまってもうないんだよ
そして━━あした[明日]のことはあした[明日]になってみなければわからない
━そうだろう?━
大事なことはねいま、ここ、の自己 いま、ここ、の自分、が 具体的に、何を考え
具体的にどう動くか━━、と、いうことだ
いま、ここ、の連続 いま、ここ、の合計━━ それが一生だからね
いま、ここ、を 具体的に どう動くか━━ それが大事
これは いまは亡きわが師匠 曹洞宗、高福寺の 武井哲応老師から 長い年月にわたって
徹底的に叩き込まれた 教えの一ツです いま、ここ、の連続━━ それが、一生なんです
いま、ここ、が 充実していれば 一生が充実するんです
いま、ここ、が 空しかったら一生が空しく終わってしまうんです
大事なことは いつでも、どこでも いま、ここ なんです
いま、ここ、を 充実させて生きるか━━ いま、ここ、を 空しく生きるか━━
それを決めるのは いま、ここ、の 自分です いま、ここ、のあなた自身です
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