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月の季節
自然の理に沿って生きる人々には「いま何時か」という概念がないといわれます。時計(標準時間)がないのですね。ネイティブ・アメリカンと呼ばれる人々もそうです。
あるのは、太陽や月の動きや、植物の生育、鳥の渡りといった自然の移り変わり。美しいですね。
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「美しい」。美を感じるということが、幸福感を育てる自尊心・自信に深く関係しているという興味深い記事がありました。なにかを美しいと言うとき、自分を信頼する方法を学んでいるというのです。
「美しい」ものが普遍かどうかはわかりませんが、人の評価によらず自分自身が、「美しい」と宣言するとき、自分の感受性、感応力を宣言しているわけです。素直に自分(の感性)への信頼があるからなのですね。
ネイティブ・アメリカンの人々に話を戻すと、誕生日を祝うという習慣がないと言われています。時計で計っていないからだと。しかし、成長していく過程で、その時期にふさわしい新たな名が与えられます。風のように走る人、であったり、朝の少女だとか・・・まさに、その人を美しく表わす命名です。
時計に合わせて老いる必要もありません。言ってみれば、人はただ、自分として祝福されながら、生きていくだけです。常に新しい人。自然の移り変わりと同じです。
「いま何時」に従って生きてきました。過去という時間や、残された時間が気になります。魂(いのち)を永遠と考えながら、時間との間にいるわけですね。
9月。月見る月はこの月の月。月の美しい季節です。
https://www.chuo.ac.jp/cag/diary/post-655/ 【9月は名月「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」】より
旧暦で、7月を初秋、8月を仲秋、9月を晩秋と呼び、仲秋とは8月の別称で、「仲秋の名月=8月の名月」と云う意味になります。秋のちょうど真ん中の日が中秋で、旧暦の8月15日が中秋に当たります。「中秋の名月=8月15日の名月」と云う意味になります。十五夜のときは「中秋の名月」と書く場合が多い様です。
今は、太陰暦(旧暦)から、太陽暦になって中秋の名月が年によって変わります。
もう少し掘り下げると、実際の月は公転周期は27.32日。また、地球も公転運動で動いており満月から次の満月になるのは29.53日となります。暦上での1ヶ月と、実際の月の動き(29.53日)にズレが生じます。具体的には1年が29.53日×12で354.36日となり、実際の太陽が1周する365.25日には11日足りません。言い替えると、毎年11日ズレることになります。つまり「中秋の名月」は太陽暦では、この日と固定できないことになります。
今年の中秋の名月:十五夜は10月4日(水曜日)となり、満月は10月6日(金曜日)です。果たして、その時の天候は?晴れることを期待しましょう。
十五夜の時に供える月見団子は、穀物の収穫に感謝を表すため、月のように真ん丸団子を作ってお供えしたのが、月見団子の始まりの様です。また、ススキ(芒)を飾るのは、稲穂をイメージしてのことでしょうか、本物の稲穂を供えることもあるようです。
「十三夜」とは、十五夜の後に巡ってくる十三夜をさし、旧暦9月13日のお月見のことを云います。十五夜から約1か月後に巡ってくる十三夜は、十五夜に次いで美しい月だと云われ、昔から大切にされています。十五夜または十三夜のどちらか一方のお月見しかしないことを「片見月」と呼び、縁起が悪いと云われています。
また、十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」とも云います。今年の十三夜は11月1日(水曜日)となります。
以上、これらの根底に流れているものは、農耕民族の「五穀豊穣」にあると思われます。
ribaba@1819aribaba
昨日が今日に変わってゆく そのなんでもないことに 深い意義を見出した時
真に生きるとは 何であるかを知るでしょう
さあ日が昇ったようです 充実した一日をお送りください
坂村真民
aribaba@1819aribaba
束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。
悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
涙があるからこそ、私は前に進めるのだ。
ガンジー
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