https://news.nissyoku.co.jp/hyakusai/hgs-55-0024 【ダインドクター食医寇&林第3回 5月病】より
4月は会社員にとって移動の時期、それにともなって家族も変化を強いられたりします。それから少しの間は不安感やイライラが募りやすく、精神面で弱い人はウツ症状が出ます。一般に「五月病」といわれるこの症状に薬膳は良い効果を発揮します。
五月病に対する
中医学の考え方
人は誰でも社会にかかわって生きているので、身体の調子も必然的に社会環境に影響されます。病は気からといいますが、ストレスがたまると気を滞らせることになります。そうするとイライラ、ウツなどの症状が現れ、自律神経も乱れていきます。
社会環境のみでなく、自然環境の変化も体調に影響します。5月は万物の生長が盛んになって陽気は昇発し、人の情緒も変わりやすくなります。気温も暑かったり涼しかったりするので、人の気持ちも不安定で心が動揺しがちです。そうなると生体の恒常性を崩してしまうのです。
五月病の対策
ポイントは、リラックスしてストレスがたまらないように心がけること、たとえ環境は変わっても生体の恒常性は維持することの二点です。薬膳料理やハーブ中成薬はタイプ別に次のようなものが有効です。
(1)気の滞りタイプ
イライラと怒りやすい。ウツ気分でため息が出る。目が充血しやすい。胸が張る。お腹にガスがたまりやすい。女性の場合、生理不順や生理痛がある。
●合歓花(ごうかんか)れんこんスープ●シベリア人参●星火逍遥丸
「合歓花」(ネムノキの花雷)は「歓んで合う」という名前の通り、ウツ気分を改善し、イライラやため息が出る、胸が張るなどの症状を改善します。
「星火逍遥丸」の逍遥というのは、気持ち良くなって散歩するという意味です。つまり怒りっぽい、ウツ気分、目の充血、お腹にガスがたまるなどの症状を取り除き、気の滞りを解消します。女性の生理不順や生理痛にも良い効果を現します。
(2)心神不安タイプ
中医学では心が神明をつかさどると考えられています。つまり大脳皮質、中枢神経の機能に深くかかわっているのです。心身が不安定になると動悸や不安、胸苦しさ、恐怖、取り越し苦労、頭痛などが現れます。睡眠は浅くなり、夢が多くなる、眠れないなどの症状も出てきます。
●蓮子花巻(れんしはなまき)●西洋人参●天王補心丹(てんのうほしんたん)
「蓮子」はハスの実。白くてかわいい形で味は美味。動悸、不安、緊張感などによい効果がある。
「西洋人参」は肉体の疲労も精神疲労もよく取り除く。取り越し苦労によく用いられる。現代中国では大変人気がある。
「天王補心丹」は薬名通り心を補う有名な中成薬。動悸、恐怖、不眠、多夢などに優れた効果が現れる。気持ちを落ちつけ、生体の恒常性を保つ。
ここでは運命を自分の手に取り戻す方法の一つをご紹介します。
開運は脳力、知力、気力,資力、人脈、チャンスetc.何かを掴んで果たせることと 一般的には考えられます。
私的には逆!
「手放すこと、過去の捉われから自由になること」これが私のお勧め開運法です。
過去への捉われは ある意味では学習結果(NLP用語ではアンカリング)です。
学習は インパクトの強い体験、繰り返される体験から生じます。
学習結果から距離が取れるようになる(メイキング ア スペース)
と囚われから解放されます。
恐怖症は極めてインパクトの強い恐怖体験によって 脳に刻印された情報と言えます。しかし基本的には情動のリリース法で開放できます。
【恐怖症の開放手順 (FOフォルディングをして行う。)】
ビデオデッキ(時代遅れかもしれませんが ビデオテープの方が扱いよい)をイメージします。
自分の恐怖症の体験をビデオテープに録画している積りで 見ます。
見るのが辛すぎると 以前ご紹介した「金色のバラの方法」を使って 情動を少し和らげ たり、録画を白黒に編集し直して 見ます。
それでも辛すぎると 早送りします。
見終わると、テープを逆回しにします。(脳内のタイムラインを逆さに辿る)
見終わるとテープを粉々に切り捨てるなり、焼き捨てるなりします。
もう一度恐怖症体験を 鮮やかなカラーで見てみましょう。
嘘のように恐怖症は消えているはずです。
https://artexhibition.jp/topics/features/20201215-AEJ328816/ 【【夢眠ナビ】第10回 いま会いたいカボチャ 草間彌生特集】より
旅に出たい、旅に出られない。
そんな繰り返しになんだか疲れてしまい、ぼんやりしながら「あーーー……草間彌生のカボチャに会いたいな」と思った。
おお、そんなことを思っていたとは……。これは心からの声だろう。
これまでは芸術作品に会いに行くことが簡単だったのに、いや簡単だからこそ「また今度でいいか」と後回しにしていた。
大切なものは失って初めて気付くというけれど、「生の作品に触れたい」という欲求がここまでのものとは。
草間彌生。
日本の重要なアーティストとして知る人が多く、美術に興味がない人でも彼女自身がアイコニックなために「赤いおかっぱの水玉の芸術家」と認識しているだろう。
彼女の芸術家としてのスタートは穏やかではなく、表現せざるをえなかった人生とも言える。
幼少期から強迫神経症により視界が水玉で覆われる幻覚や、花や動物が人間の言葉で話しかけてくるような幻聴に襲われるようになり、その恐怖から逃れるため描きとめていたのである。
その熱中ぶりは凄まじく、親に反対されても絵を描くことをやめず、好きなアーティストとの手紙のやり取りがきっかけでこれまでの作品を全て焼き捨てて渡米。前衛的な表現でニューヨークのアートシーンに衝撃を与えた。
彼女はよく知られている立体作品や絵画だけでなく、《クサマ・ハプニング》という前衛的パフォーマンスの人でもあった。
“ハプニングの女王”とも呼ばれ、一貫して反戦や世界平和を訴えている。
私が初めて彼女の作品を観に行ったときに、自分へのお土産で手に取ったポストカードは《ハプニング「ホースプレイ」》。草間本人と馬に水玉模様が施されているハプニングの写真だった。
この水玉は前述した幻覚の影響もあるが、《クサマ・ハプニング》の象徴であり、「人体に水玉模様をえがくことによって、その人は自己を消滅し、自然の宇宙にかえる」(自伝「無限の網」より)といった意味がある。
そして、今会いたいカボチャ。
直島のヌケのよい海のロケーションに、ドカンと佇む水玉模様に包まれた黄色の《南瓜》と《赤かぼちゃ》だ。
草間彌生"南瓜" 写真:安斎重男
Yayoi Kusama"Pumpkin" Photo: Shigeo Anzai
いろんな雑誌やウェブサイトで特集されているのを、なんだか“映え”目的にされているように感じて、「ふーん…」なんつってひねくれて見ていたのに、今、猛烈に恋しくなっている。
どっしりした、愛嬌のあるカボチャ。
それを形作り、そこに注ぎ込まれた彼女の愛。
きっと私は今、色んなことが足りなくてフガフガのスポンジのようになっている。
そのからっぽの水玉ひとつひとつに草間彌生の放ち続ける全力のエネルギーを満たしたいのだ。
自分が動けるうちに、愛を受け止める気力が残っているうちに、絶対に会いたい作品とは対面しておこう。
あらゆる方面でOKサインが出たら、彼女に、彼女のカボチャに、大きな愛と気力を分けてもらいに行くと決めた。
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