五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池

https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/62639【五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池】より

五島家第30代盛成公によって2年の歳月をかけて造られた隠殿。

京都の僧・全正によって造られた庭園は金閣寺の丸池を模したもので、趣深く美しい。心の文字を象った『心字が池』や樹齢800年以上と言われる楠の木、四季折々の植物などがご鑑賞いただけます。

福江城(石田城)五島氏庭園とは

作庭時期が明確で、建物も一体となって保存されていることから、保存例の少ない城郭内の庭園です。庭園文化史上高い価値があるとして、平成3年に国の名勝に指定されました。

隠殿屋敷について

庭園の構造建造物である隠殿屋敷は、文久元年(1861年)の落成から150年余りが経過しています。これまでに部分的な補修や増改築が見られますが、根本的修理の形跡はありません。

屋根は全体的に劣化・弛緩し、小屋組や軸部木材の蟻害・不朽が著しく、建物は傾斜し、存続が危ぶまれていました。


https://www.nagasaki-tabinet.com/blog/149 【五島のお殿様は亀がお好き!?福江城(石田城)五島氏庭園・心字が池】より

亀がたくさん…!?

長崎県 五島列島 福江島(五島市)の中心部にある、「福江城(石田城)址」に行ってきました。

近ごろの五島列島といえば、2018年に世界遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が注目されていますが、最大の島である「福江島(五島市)」は、かつて福江藩1万5,000石の城下町として栄えた列島の中心地。

江戸時代の福江藩は、五島列島全域(小値賀島を除く)を統治していたのだそうです。

福江島では、話題のカトリック教会とあわせて「和の風情」を楽しむのもおすすめ。

国指定名勝「福江城(石田城)五島氏庭園・隠殿屋敷」

福江城(石田城)址の敷地の一郭にあるお殿様の隠居屋敷(隠殿)と庭園が修復・復元され、平成28年から一般公開されています。

(五島家第30代盛成公の隠居所として造られたもの)

五島氏庭園・心字が池

庭園は京都の僧「全正」作の林泉回遊式庭園。

…といっても、いわゆる純日本風の庭園ではないところが興味深いのです!!

庭園に配されているのは、南国ムード溢れる亜熱帯植物や五島のシンボル「鬼岳」の溶岩で作られた庭石・築山。

また、「心」という文字の形を模して作ったといわれる「心字が池」の周囲をぐるりと散策してみると気になることが…。

「たくさんの『亀』に見られている気がする…」。

それもそのはず(?)、この庭園を作らせたお殿様(盛成公)はことのほか「亀」がお好きだったそうで、庭園の池のいたるところに「亀に似た石」が配されているのだとか。

文化財の専門家が調査したところによると、心字が池には「36もの亀頭(に似た石)」が確認できたんですって!

どおりで…(笑)

「亀」は子孫繁栄・長寿の象徴で、とても縁起の良いモチーフ。

屋敷内にある「亀の間」には、欄間や柱の釘隠しなど、たくさんの亀のモチーフが配されています。

【亀の間】

客間として使われた10畳の座敷と5畳の次の間。

当時の様子が忠実に復元されています。

ちなみに壁紙は「氷割れに雪華」という柄らしいのですが、どことなく亀の甲羅に似ているような…。

【梅の間】

こちらは主人の居間として造られた8畳の座敷。

部屋一面を彩る藍染×金箔が施された梅の壁紙が、伝統の中にもモダンさを感じる室内です。


https://dejima-network.pref.nagasaki.jp/tomocchi/25862/ 【福江城(石田城)五島氏庭園・隠殿屋敷(いんでんやしき)】より

こんにちは!ともっちです☆

今回はかつての城下町の雰囲気が残る五島・福江から♪

江戸時代の幕末期、日本で最後に築城された五島市「福江城(石田城)」の一郭に残る 国の名勝「五島氏庭園・隠殿屋敷」は、五島家第30代盛成(もりなり)公の隠居所として造られたもの。

今年7月、5年間にわたる復元工事が終了し、 以前は非公開だった邸宅内部も見学できるようになりました!

エントランスから亜熱帯ムード漂う植物が迎えてくれます。

京都の僧 全正(ぜんしょう)作の回遊式庭園。池の周囲をぐるりと散策することができます。

池の名は「心字が池」。その名の通り「心」の文字が模られています。

庭石と築山に用いられているのは、五島のシンボル「鬼岳(おにだけ)」の溶岩。

また、亜熱帯植物が多く植えられているのも見どころのひとつ。

木々の声を聞きながら、ゆったりと池のまわりを散策していると

穏やかな気分になってきます(*´∀`*)

左)盛成公はことのほか亀がお好きだったそうで、 庭園の池のいたるところに亀に似た石を配しています。 文化財の専門家によると、庭園内には36もの亀頭が確認できるのだとか!

右)池一面に上品に浮かぶ蓮の花は、すっきりと上品で清らかな美しさ。

左)樹齢840年といわれる大楠(おおくす)は、作庭前からこの地にあったもの。

堂々としたその姿からは力がみなぎっていました!

まさにパワースポット!

右)五重の石塔 元は本丸にあったものを作庭時にここへ移したのだそうです。

野面(のづら)積み(自然石をそのまま積み上げた工法)が美しい石垣の石は、力自慢の若者たちが浜辺から運んだもの。

左)非常時に城外へ抜けられるように造られた抜け穴。

右)中国原産の黄金色に輝く竹。縁起が良いんですって!

庭園めぐりの後は、隠殿屋敷の内部にお邪魔しましょう。

玄関の間に飾られた屏風には、心字が池庭園を設計した京都の僧全正辞世の句が。

各部屋の入り口部分の天井が低いのですが、これは刀を振り上げられないための工夫だとか。

【亀の間】

客間として使われた10畳の座敷と5畳の次の間。

壁紙に至るまで、当時の様子が忠実に復元されています。

障子の桟の数をよく見ると、右から「七・五・三」。

これは古来より縁起が良い数字の並びなのだそうです。

そういえば子どもの成長を祝う行事も「七・五・三」ですよね。

釘隠しや欄間(らんま)にも可愛らしい亀が配されています!写真の釘隠しは江戸時代のもの。

【梅の間】

主人の居間として造られた梅の間からの眺め。

盛成公もここに座って、お庭を愛でていらしたのでしょうね。

水のせせらぎを聞きながら、時間を忘れてゆっくり過ごすことができます。

左右で違う障子の桟のデザインにも注目。

梅の間は8畳の座敷。

部屋一面を彩る藍染め(あいぞめ)×金箔(きんぱく)が施された梅の壁紙が、伝統の中にもモダンさを感じる室内です。

壁紙や釘隠し、欄間の彫刻にまで全て梅の紋が配されています。

「こちらもご覧下さい」 スタッフさんが開けた扉の向こうには抜け穴が! さらに隣のふすまを開けると梯子(はしご)がかかっていて、隠し部屋に繋がっていました! さすが元藩主の隠居屋敷、非常時の対策も万全です。

このお屋敷には数十年前まで先代(34代当主)の奥様がお住まいになられていたそうです。 琉球(現在の沖縄)から輿入れした奥様は94歳まで長生きされ、しばしば近所をお散歩されることもあったのだとか。地域の人たちからは「お姫様」と呼ばれ親しまれていたそうです。

五島を訪れた際は、「福江城(石田城)五島氏庭園・隠殿屋敷」で、ゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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