ネオニコチノイド

Facebook Shunta Kanamoriさん投稿記事

「昆虫の神経を破壊する神経毒性を利用したネオニコチノイド系農薬。哺乳類には無害とされてきた従来説を神戸大学大学院の星信彦教授が実験で否定。マウスの脳神経も侵すことが判明。脳神経科学情報センター副代表の木村ー黒田純子医学博士がヒトの脳までも侵すことを突き止める。しかし現在も日本では7種類のネオニコチノイド系農薬が販売、使用されている。EU委員会はネオニコチノイド系農薬7種類のうち6種類を販売禁止とし1種類も厳格運用を義務付け。番組の取材に日本政府(農水省)は『安全性は確認されているとして規制は考えていない』と回答。日本でもEUのような予防安全という対策が必要ではないでしょうか」(膳場貴子さん、TBS『報道特集』11月6日)


Facebook 兼井 浩さん投稿記事 ■ネオニコ(ネオニコチノイド系農薬)って知っていますか?

ネオニコチノイド系殺虫剤は昆虫の神経伝達を阻害することで効果を発揮し、ミツバチの失踪や大量死の原因として疑われる農薬です。

その危険性から、EUなど世界中で使用規制が広がっていますが、日本では環境保全型農業にも使われているのです・・・。こどもたちの命、自然、日本の農業を守りたい。

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■平久美子さん(東京女子医科大学、医師)ネオニコチノイド研究の第一人者

ネオニコチノイド系殺虫剤が市場に導入されて20年あまり。

ミツバチやトンボがいなくなっただけでなく、生まれたての赤ちゃんを含む日本人ほぼ全員の尿から検出されるようになってしまいました。

「ウーロン茶とぶどうジュースと梨を摂取したという22歳の女性は、来院した時点で呼吸困難と全身の筋肉の引きつりを起こし、歩行不能にまでなっていました。女性の尿からはネオニコチノイド系(以下、ネオニコ系)農薬の代謝産物が検出されましたが、茶と果物の摂取を禁止したところ、数日で改善したのです」

そう語るのは、この10年ほどで出荷量が2倍に増えたネオニコ系農薬研究の第一人者、平久美子先生。農薬の過剰使用が人体に与える影響について、警鐘を鳴らしている。

「現在、農薬のなかで主流になりつつあるのがネオニコ系です。果物から野菜まであらゆる農産物に使われますが、人間の神経細胞を攻撃して、主に脳と自律神経を狂わす大変な毒物。中毒を起こす患者も出ています」

ネオニコチノイド中毒は、頭痛や抑うつ、意識障害など中枢神経症状が多く見られるのが特徴。ほかにも、筋肉のけいれんや痛み、発熱、手足の冷え、腹痛に咳、また頻脈や極端に脈が遅いといった症状も。摂取量が多いほど、症状は重篤化していく。

ところがこのネオニコ系農薬、日本の残留基準値は、欧米に比べて異常に高いのだという。「日本の基準の甘さは驚くべきもの。お茶なんてEUの300倍も甘い」と平先生。体重25キロの子どもが、基準値の極限までネオニコ系農薬を使ったぶどうを1日500グラム食べれば、許容量オーバーだ。

「ごくごくと飲めてしまうジュースはさらに危険。ある児童には、ぶどうジュースを大量に飲んだあとに意識障害など中枢神経症状があらわれました。ところが、ぶどうジュースをやめた数日後にはケロッと治ってしまった。まだ研究段階ですが、最近、発達障害が増加傾向にあるのは、遺伝や生育環境と合わせて農薬の影響もあると疑われています」

その基準値の甘さの背景には、農薬開発時に臨床医がおらず、動物実験のデータだけで安全性を確認していた現状があるという。平先生らが人の尿からネオニコチノイドの代謝物を検出するまで、ネオニコ系農薬が人体に与える影響について、誰も調査を行わなかったのだ。

「私たちにできることは、まず大量摂取しやすいお茶や果物は一気に飲み食いしないこと。茶葉を使うものはできるだけ控えて、麦茶や水に替えるのもいいでしょう。そして、野菜や果物はできるだけ顔の見える生産者から買うこと。これがせめてもの対策です」

■生態系・人体への影響

 1990年代前半に登場したネオニコチノイド系殺虫剤(以下ネオニコ)は、日本国内の出荷量が200トン(2000年)から7年間で400トンに倍増。一般名(有効成分名)がアセタミプリド、イミダクロプリド、チアクロプリドなど、国内で10種類が登録・販売されています。成分が生きものの体全体に行き渡る浸透性と、作用が長期間持続する残効性が特徴で、多少分解されても効力は持続。りんごに葉面散布した場合、20%が葉から根や実の芯まで浸透し、洗ってもとれません。また、80%が大気中に拡散し、土壌や表層水、地下水など環境を汚染します。さらに、神経毒性があり、ニコチン性アセチルコリン受容体に作用して神経伝達物質の働きを乱し、神経の健全な発達を阻害。「”殺虫剤界の最終兵器“として、使えば使うほど環境を汚染し、生きものの生存を脅かし、生態系を破滅に追いやります」と平さんは話します。

 島根県宍道湖は、多彩な魚介類が獲れる豊かな汽水湖です。しかし、1993年を境にワカサギとウナギの漁獲量が激減し、ウナギは絶滅の危機に瀕しています。1993年は水田のカメムシ防除を目的とするネオニコ使用開始時期と重なり、同時に動物性プランクトンも減少しました。

 人への影響も深刻で、2004年から松枯れ防除のためのネオニコ大量散布を実施した群馬県では、地上40mまで吹き上げる散布機を使い、盆地周辺の山林にアセタミプリド0.02%水溶液を散布した結果、発熱や心拍数異常を訴える患者が多数発生。翌年も多くの人たちが同様の症状を訴えました。2006年、ネオニコ散布を中止しますが、国産果物や茶飲料を摂取した人たちに同様の症状が起こります。頭痛、腹痛、筋肉痛、心拍数異常、近時記憶障害など、低年齢の子どもでは、ADHD様症状、失禁などの激烈な中枢神経症状を伴う例もあり、ネオニコ中毒患者数は7ヵ月で1111人にのぼりました。患者の尿からはより高い濃度のネオニコを高頻度で検出しています。

■胎盤を通過して脳に影響

 細胞および動物実験の結果、哺乳類への影響として「ニコチン受容体を刺激する」「神経発達に悪影響を与える」「腎臓に悪影響を与える」「遺伝子に作用し乳がんの増殖を促す」ことがわかっています。新生児ラットの小脳顆粒細胞にネオニコを投与するとニコチン同様に興奮性反応が見られました。哺乳類にも昆虫同様の強い影響があることが判明、欧州ではネオニコパニックが起こり、使用禁止への契機となりました。

 日本では年間約10万人が乳がんと診断され、その半数以上がエストロゲン依存性乳がんと言われています。チアクロプリドとイミダクロプリドは少ない量でエストロゲン合成酵素をつくるシグナルを増加させ、乳がん細胞を増殖させる可能性があります。

 2009年1月から2010年12月の期間、栃木県獨協医科大学病院の新生児ICUに入院した新生児57名のうち25%の尿からアセタミプリドの分解産物とジノテフランが検出されました。新生児ICUでは出生後48時間は母乳を与えないため、検出物は母体由来と推定。ネオニコは胎盤を通過し、へその緒から胎児の体内に入ることがわかりました。そして、脳血液関門を通過し脳神経に達します。「子どもたちは10年以上前からネオニコに暴露されていたのです。この研究結果を見た時、どれだけショックだったか!」と平さん。これらの事実とリンクするように、この10年間、発達障害と診断される子どもが右肩上がりで増えています。以前から日本の新生児の尿と臍帯血からは多くの神経毒性物質(有機フッ素化合物、PCB、有機塩素など)が検出されていますが、さらにネオニコが新生児の尿から検出されるようになってしまったのです。

■ネオニコフリーを増やす

 「子どもたちの未来を守るために、そして日本の一次産業の持続可能性のために、ネオニコフリー農産物の供給の増加とネオニコの大規模広域同時散布の禁止が必要です。今こそ、行動の時ではないでしょうか」と語る平さん。農産物のネオニコの使用を止めると、4〜5年で生態系への影響が減少します。また、ネオニコが入っていない食品を食べ続けると、ネオニコが体内から抜けていきます。尿中の陽性率がネオニコフリー5日目に激変し、半年で体内からほぼ抜けるということです。

source:Table Vol.435(2021年3月)


https://blog.minouche.jp/post-8470/ 【EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ】より

暑さもようやく去って味覚の秋 いよいよ美味しいフルーツや、野菜、新米がいただける季節ですね でも、食品選びには、要注意

EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ

人への影響が懸念されることから、欧州連合(EU)域内での使用が禁止されている農薬が、EUから日本に大量に輸出されていることが、国際環境保護団体グリーンピースなどの調べでわかった。

欧州やアジア諸国に比べて農薬の規制が緩いと言われている日本が、世界の農薬メーカーの草刈り場になっている構図が浮かび上がった。

第3位の輸出先

農薬によってはEU内で使用が禁止されていても製造や輸出は可能で、輸出する場合は当局に届け出なければならい。

今回、グリーンピースとスイスの市民団体パブリックアイが、欧州化学物質庁(ECHA)や各国政府への情報公開請求を通じて農薬メーカーや輸出業者が届け出た書類を入手し、国別や農薬別にまとめた。

2018年に届け出された書類によると、EU内での使用が禁止されている「禁止農薬」の輸出は、合計で81,615トンに達した。

最も輸出量が多かったのは英国で、EU全体の約4割に達する32,200トンを輸出し、他国を大きく引き離した。2位はイタリアで9,500トン、3位は8,100トンのドイツだった。

一方、禁止農薬の最大の輸入国は米国で、2018年の輸入量は断トツの26,000トン。

日本はブラジルに次ぐ3位で、6,700トンだった。

日本は単純に量だけ見れば米国の4分の1だが、農地面積が米国の1%しかないことを考えれば、非常に多い輸入量とも言える。

パーキンソン病と関連の可能性

農薬の種類別に見ると、輸出量が最も多かったのは、除草剤のパラコートで28,200トン。

次が殺虫剤の1,3-ジクロロプロペンで15,000トン。

2種類で全輸出量の5割強を占めた。

CE4pN-1UEAI4TUe.png small.png日本は2018年、1,3-ジクロロプロペンを4,000トン、パラコートを250トン、いずれも英国から輸入したことになっている。

1,3-ジクロロプロペンは人への発がん性が疑われているほか、地下水の汚染や、野鳥や野生の哺乳類、水生生物などの繁殖への影響が懸念されている。

日本では主に、農作物に被害をもたらす土中の線虫類を駆除するために使用されている。

パラコートは、強い毒性に加えてパーキンソン病との関連が疑われ、EUは2007年に域内での使用を禁止した。

米国では先月、パラコートや殺虫剤のネオニコチノイドなど特に危険と見なされる農薬を禁止する法案が議会に提出されたが、この法案に対し、パーキンソン病と闘う俳優のマイケル・J・フォックスさんが設立した「マイケル・J・フォックス財団」は、強い支持を表明している。

アジアでは使用禁止の流れ

また、台湾やタイ、マレーシアなどアジアの国や地域も、昨年から今年にかけてパラコートの禁止に動くなど、パラコート追放は世界的な流れになりつつある。

119363120_3382232615203653_4640347745399359076_o.jpg日本でも、パラコートによる自殺やパラコートを誤って吸引したことによる中毒事故が多発したことから、徐々に規制強化はされてきてはいるが、全面禁止にまでは至っていない。

グリーンピースの調査内容を報じた英高級紙ガーディアンは、「規制の抜け穴によって化学物質が途上国や米国、日本、オーストラリアに送られている」とし、禁止農薬が事実上、自由に輸出できてしまう規制のあり方に疑問を呈した。

同じく、このニュースを伝えた英放送局BBCは、自分たちの人権や自然環境保護は人一倍重視するのに、輸出先の人たちの人権や自然環境を軽視するような行いをするのは、EUの「ダブルスタンダード」だとする批判的な意見を紹介した。

欧州の市民団体は、禁止農薬の輸出禁止を各国政府に働きかけている。

フランスは2022年から禁止する方針だが、他国は農薬メーカーに輸出中止を強いることは今のところ消極的という。

行き場を失った農薬が日本に向かう

欧州やアジアの多くの国や地域では、パラコートだけでなく、除草剤のグリホサートや殺虫剤のネオニコチノイド、クロルピリホスなど、人や自然の生態系への影響が強く憂慮されている農薬の規制を強化する動きが急速に広がっている。

国レベルでは規制が緩やかな米国でも、自治体レベルでは規制強化が進み始めている。

そうした世界的な規制強化の結果、行き場を失った禁止農薬が日本に向かったり、日本からそれらの地域に輸出できなくなった農薬が、国内の消費に回されたりしている可能性が、今回の調査から読み取れる。

https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20200912-00197982/

「ぶどうジュースを飲んだあと意識障害に…」の怖い理由

「ウーロン茶とぶどうジュースと梨を摂取したという22歳の女性は、来院した時点で呼吸困難と全身の筋肉の引きつりを起こし、歩行不能にまでなっていました。

女性の尿からはネオニコチノイド系(以下、ネオニコ系)農薬の代謝産物が検出されましたが、茶と果物の摂取を禁止したところ、数日で改善したのです」

そう語るのは、この10年ほどで出荷量が2倍に増えたネオニコ系農薬研究の第一人者、平久美子先生(東京女子医科大学東医療センター麻酔科)。農薬の過剰使用が人体に与える影響について、警鐘を鳴らしている。

「現在、農薬のなかで主流になりつつあるのがネオニコ系です。

果物から野菜まであらゆる農産物に使われますが、人間の神経細胞を攻撃して、主に脳と自律神経を狂わす大変な毒物。中毒を起こす患者も出ています」

ネオニコチノイド中毒は、頭痛や抑うつ、意識障害など中枢神経症状が多く見られるのが特徴。

ほかにも、筋肉のけいれんや痛み、発熱、手足の冷え、腹痛に咳、また頻脈や極端に脈が遅いといった症状も。

茶の農薬.jpg摂取量が多いほど、症状は重篤化していく。

ところがこのネオニコ系農薬、日本の残留基準値は、欧米に比べて異常に高いのだという。

「日本の基準の甘さは驚くべきもの。お茶なんてEUの300倍も甘い」と平先生。

体重25キロの子どもが、基準値の極限までネオニコ系農薬を使ったぶどうを1日500グラム食べれば、許容量オーバーだ。

「ごくごくと飲めてしまうジュースはさらに危険。

ある児童には、ぶどうジュースを大量に飲んだあとに意識障害など中枢神経症状があらわれました。

ところが、ぶどうジュースをやめた数日後にはケロッと治ってしまった。

まだ研究段階ですが、最近、発達障害が増加傾向にあるのは、遺伝や生育環境と合わせて農薬の影響もあると疑われています」

その基準値の甘さの背景には、農薬開発時に臨床医がおらず、動物実験のデータだけで安全性を確認していた現状があるという。

平先生らが人の尿からネオニコチノイドの代謝物を検出するまで、ネオニコ系農薬が人体に与える影響について、誰も調査を行わなかったのだ。

「私たちにできることは、まず大量摂取しやすいお茶や果物は一気に飲み食いしないこと。

茶葉を使うものはできるだけ控えて、麦茶や水に替えるのもいいでしょう。」

https://jisin.jp/life/health/1617947/

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