Facebook・近藤裕子さん投稿記事《 蓮開水上紅 》
はすは すいじょうに ひらいて あかし
維摩経の中に[泥中の蓮]という言葉があります。〈蓮は泥の中で清らかな花を咲かせる〉
ことから世の中の悪や 煩悩〈泥〉に染まらぬ清く美しく生きる強さに例えられます。
一億四千万年前から地球に存在していたと言われる蓮。
お昼に閉じてしまう蓮の花は 次の朝にはまた美しい花を咲かせる事から〈太陽〉〈再生〉〈創造〉の象徴とも言われます。
蓮の花を自分の心に重ねて強く清らかに生きられたら素敵です。
https://ameblo.jp/yy15917/entry-12609926900.html 【再生・創造 蓮の花】より
蓮(ハス)の花は、昼に閉じて朝になると開くので、再生や創造の象徴とされる。しかし、4日目には夕方まで開き散ってゆく。インドやベトナムでは国花となっている。淡いピンク花の上に仏陀が座っている姿(蓮華座)を想像。更に、蛙が花に飛び移る様を想い描いてみた。
エジプトを旅行すると蓮関連の絵画や彫刻を見かける。エジプトの国花はスイレンではあるが、古代エジプトでは、ロータス(ハス)とパピルスが国家統一と調和のシンボル。カルナック神殿やルクソール神殿の巨大な柱列の上部にハスの彫刻があった。
初夏の理窓会の蓮池へは2度目。雨の日が続くなかで、その合間をみて散歩に出ることになる。新型コロナウイルスは、都内で増殖中だ。安易に都内への移動または国内旅行できる機運にない。市内での散策やウォーキングで「コロナ太り」を予防しよう・・。
http://yamatouta.asablo.jp/blog/cat/kansi/?offset=52 【佩文齋詠物詩選 夏日臨江】より
蓮の花
夏の日 江に臨む 梁武帝
夏潭蔭修竹 夏潭かたん 修竹しうちくに蔭かげす
高岸坐長楓 高岸かうがん 長楓ちやうふうに坐す
日落滄江靜 日落ちて滄江さうかう静かに
雲散遠山空 雲散じて遠山えんざん空むなし
鷺飛林外白 鷺飛びて林外りんぐわいに白く
蓮開水上紅 蓮開きて水上すいじやうに紅くれなゐなり
逍遙有余興 逍遥せうえうするに余興有り
悵望情不終 悵望ちやうばうするに情じよう終つきず
【通釈】夏の潭ふちは長い竹が蔭を落としている。
切り立った岸辺、丈高い楓ふうの木のもとに坐す。
日は落ちて青々とした大河は穏やかに、
雲は散って遠くの山々は虚ろだ。
鷺が林の外へ白々と飛び、
蓮が水の上に紅々あかあかと咲いている。
散策すれば感興は余るほどあり、
眺望すれば哀情の尽きることがない。
【語釈】◇修竹 「修」は「脩」に通じ、長い竹の意。◇滄江 青々とした河。「江」は長江。
【補記】夏の日、長江に臨んで作ったという五言古詩。『古詩三百首』などは作者を隋煬帝(楊広)とする。大江千里の歌は「蓮開水上紅」の句題和歌。
【作者】梁武帝、蕭衍しようえん。南朝梁の初代皇帝。464年~549年。雍州(湖北省襄陽)刺史であった時、南斉に兵を挙げ、天監元年(502)帝位に即いて梁朝を起こした。
【影響を受けた和歌の例】
秋近く蓮ひらくる水の上は紅ふかく色ぞみえける(大江千里『句題和歌』)
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