Facebook前田 利人さん 投稿記事

この鳥は ジョウビタキ(常鶲, Phoenicurus auroreus) のオスです。

特徴

1. 体の色

• 頭部は灰色で、黒い顔と白い眉斑が特徴的。

• 背中や翼は黒く、翼には白い斑点(「白斑」と呼ばれる)があります。

• 腹部と脇腹は鮮やかなオレンジ色。

2. 生息地と分布

• 日本では冬鳥として渡来し、全国で見られます。

• 繁殖地は中国北部やシベリア。

• 冬の間は低地の林や公園、農地などでよく観察されます。

3. 習性

• 人懐っこく、都市部の公園や庭先でも見られることが多い。

• 尾をピョコピョコ上下に振るしぐさが特徴的。

• 「ヒッ、ヒッ、カッカッ」という独特の鳴き声。

4. 食性

• 昆虫やクモを主に食べるが、冬には木の実も食べる。

豆知識

• 「ジョウビタキ」は「常鶲(じょうびたき)」と書くが、これは冬になると毎年(=常に)日本にやってくることに由来。

• 縄張り意識が強く、同種のオスが近づくと追い払う姿がよく見られる。

• 日本の冬鳥の中でも特に目立つ存在で、観察しやすい鳥の一つ。

冬の間は比較的見つけやすいので、観察を楽しんでください!


https://kigosai.sub.jp/001/archives/5290 【鶲(ひたき)晩秋】より

【子季語】尉鶲、火焚鳥、紋鶲、馬鹿つちよ、団子背負ひ

【解説】

雀くらいの細身ながら、カラフルでよく目立つ鳥である。翼の白紋が印象的で頭を上下しながら尾を振って鳴く。人なつこく、民家の庭先にもやってくる。

【科学的見解】

鶲は、ヒタキ科小型ツグミ類とヒタキ類の一部の鳥類の総称で、それら二グループの中にヒタキと名の付く鳥類が含まれている。ヒタキ類の代表種としては、キビタキ、コサメビタキ、エゾビタキ等が挙げられるが、そのほとんどは日本へ夏鳥として渡来するため、晩秋のころにはいなくなる。一方、小型ツグミ類の代表種としては、ジョウビタキ、ルリビタキ、ノビタキ等が挙げられ、晩秋の時期に観察される種は、ジョウビタキとルリビタキである。ジョウビタキは、全国的に冬鳥として渡来するが、積雪の多い地域では越冬しないとのことである。ジョウビタキは、低地から山地の山林や農耕地、市街地の公園や庭等広範囲の環境で生息するため、冬期に最も観察頻度の高いヒタキ類である。ルリビタキは、本州中部以南の低地や山地の山林内で越冬する。両種ともに雑食性で、樹木の果実や昆虫類等を採食する。(藤吉正明記)


https://bionet.jp/bird/jobitaki/#:~:text=%E9%B6%B2%E3%81%AF%E7%A7%8B%E3%81%AE%E5%AD%A3%E8%AA%9E%E3%80%82  【四季の鳥「ジョウビタキ」】

紋付きを着た鳥

鶲美し太陽を背に飛びうつり 原コウ子

私が持っている『俳句歳時記 第3版』(角川書店)の鶲ひたきの項に載っている最初の句です。鶲は秋の季語。広義にはツグミやオオルリなどヒタキ科の総称ですが、もとはジョウビタキを指していたようです。シベリア方面から秋にやって来て、春まで滞在する冬鳥の仲間です。

10月下旬になると、私の仕事場近くの畑に毎年やってくる雄のジョウビタキがいます。白髪頭に顔から雨覆にかけて黒く、胸は品のいい橙、翼に白斑があることから「紋付鳥」とも言われる美しい鳥です。尾羽を上下に動かしながらヒッヒッタッタッ、カッカッカッタタと鳴き、人の目の高さくらいの枝に止まり、ピラカンサやマユミ、ムラサキシキブ、アカメガシワなどの実をフライングキャッチして食べます。ヒタキという呼び名は鳴き声が火打ち石を叩く音に似ていることから付けられたと言われています。

ジョウビタキ-尉鶲

越冬期は1羽で縄張りをつくり、美しい姿に似合わず他種とも喧嘩をします。道路の曲がり角にある丸いバックミラーに映る自分の姿を競争相手と間違えて繰り返し攻撃しているところを見ると、「もういい加減にしなさい!」と言いたくなります。


https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/011/011204.html 【ジョウビタキ(常鶲・尉鶲)ヒタキ科】より

秋になると現れるかわいい小鳥

 10月に入り、秋めいてくると、ムラサキシキブやウメモドキなどの実が色づき始めます。それを待っていたかのように、シベリアから海を渡ってくる小さな渡り鳥がこのジョウビタキです。

 大きさはスズメぐらいで、雄は頭頂から首の後ろが灰白色、顔からのどの部分と上面が黒、胸から尾までの下面はだいだい色の鮮やかな色をしています。上面の黒の中に白い部分(次列風切基部)があり、まるで、紋付を着ているようにも見えることから「紋付鳥」と呼ばれることもあります。

雌にもこの白い部分はあります。全体が灰褐色で地味な印象ですが、つぶらな目が目立ち可愛らしい印象です。

越冬のために渡ってきたジョウビタキは、雌雄ともに市街地や農耕地などで一羽ずつ縄張りを持ちます。秋口に渡ってきたばかりのころには、住宅のアンテナなどに止まって「ヒッ、ヒッ…」という縄張り宣言の声をあげている姿をよく見かけます。この縄張り宣言の声が火打石を打つ音に似ていることから「火焚き(ヒタキ)」の名がついたそうです。

市内でもよく見られますので、公園や庭などに木の実を食べにひょっこり姿を現し、尾を振ったり、お辞儀をするような可愛らしい動作をするこの鳥をご存じの方も多いのではないでしょうか。

 越冬が終わった春、繁殖期を前に、オオルリやキビタキなど歌の名手がそろっているヒタキ科の鳥らしく、とても良い声でさえずることもあります。

2010年頃から長野県など、国内での繁殖例が報告されるようになりました。筆者は2023年初夏に山梨県北杜市内で繁殖中のつがいを観察しました。オスはとても複雑な美しい声で囀っていました。

八ヶ岳山麓では一年中普通にみられる留鳥になっているそうです。三鷹市では今のところ秋の風物詩ですが、そのうち変わってしまうかもしれません。

環境の変化に適応できず絶滅していく生き物が多い中、適応力の有無によって生き物の生息分布は常に変化していくもの、といえるのかもしれません。


コズミックホリステック医療・現代靈氣

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吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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