孔雀羊歯

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https://blog.goo.ne.jp/minami032/e/7903833d91f90dd04055249b683d105b 【クジャクシダ ( 孔雀羊歯 )】より

[ ホウライシダ科ホウライシダ属の多年草、夏緑性シダ植物 ]  

日本では、北海道~本州、四国と九州の一部でみられ、山地のやや明るい林内や林縁の斜面などに自生します。

葉丈は、15~45cm。根茎は短く、横に這い、多数分枝して株を作り、茶褐色または黄褐色の光沢のある鱗片で覆われ、多数の葉を密につけます。

葉柄は硬い針金状で長さ30~50㎝、光沢のある紫褐色を帯び、上の方まで鱗片が付いています。葉身は、鮮緑色、膜質で無毛、クジャクの羽のような特異な形の複葉、軸は紫褐色で数回二叉に分枝し、その片側が羽状複葉となります。

小羽片は半月状の長楕円形で上縁に数個の切れ込みがあります。胞子嚢群は小羽片の上縁部に1~数個つき、上縁が折れ曲がって包膜となり胞子嚢群を包みます。

名は、羽片が扇状にひろがる様子を孔雀が尾羽を広げたのに見立てて付いたそうです。

店頭の美しい歯朶が目に付き、さっそく求めて植えました。

その年は元気がありませんでしたが、今年は生き生きとしています。


https://www2u.biglobe.ne.jp/gln/66/6641/664127.htm 【孔雀羊歯】より

孔雀羊歯クジャクシダ  参考:世界文化社発行「世界文化生物大図鑑」

[アジアンタム属]

 アジアンタム属は約200種が,主としてアジア東部や中南米の熱帯から温帯にかけて分

布し,地上あるいは岩上に生育します。属名のアジアンタムは葉が水を弾ハジいて「濡れ

ない」の意味でして,この仲間の多くがこの性質を持っています。小羽片の形は少女の

おかっぱの髪型に似ていますので,メイドン・ヘアの英名があり,主脈がなく,イチョ

ウの葉に似ています。葉柄ヨウヘイや中軸は黒褐色で光沢があり,細く華奢キャシャです。姿の

美しさから観葉植物の女王と言われています。アジアンタム属は,胞子嚢ホウシノウ群が葉緑

の折り返った偽包膜の裏側につくことで特徴づけられます。栽培品種を葉や偽包膜の形

によって分けますと,次のにうになります。

(1)扇状葉のもの

 クジャクシダ(孔雀羊歯):別名クジャクソウといい,アジア東部と北アメリカに隔

離分布する温帯性のシダで夏緑性です。葉は50㎝に達し,クジャクが尾羽を広げたよう

にみえます。線状の偽包膜がつきます。庭の下草,鉢植えに向きます。

 アラゲクジャク:熱帯から亜熱帯原産,常緑で葉長は25㎝です。葉に粗毛が密生し,

偽包膜は円腎エンジン形,この種は水を弾きません。類似種に粗毛がなく,偽包膜が細長い

腎形のオキナワクジャクシダなどがあります。ともに室内の鉢植えに向きます。

(2)単羽状葉のもの

 クジャクデンダ:熱帯から亜熱帯原産,葉長は30㎝前後で,伸長した葉先の無性芽に

よって盛んに繁殖し,全体に粗毛があります。羽片が半月形で粗毛のないものにハンゲ

ツクジャクがあります。温室での吊り鉢仕立てに向いています。

(3)2~4回羽状葉のもの

 ハコネシダ:アジア東部原産で,日本の暖温帯に生育します。1羽片に細長い腎形の

偽包膜を1個しかつけません。数個以上つけるものにホウライシダや葉長が80㎝と巨大

なヒシガタホウライシダなどがあります。温室観葉,鉢植えに向きます。

 コバホウライシダ:南アメリカに分布し,常緑性で葉長20~50㎝,円腎形の偽包膜を

つけます。園芸店において普通に見られますアジアンタムは本種です。立ち性で側羽片

のつく角度が15℃前後と鋭角のフリッツ・ルーシーや,より細かく切れた葉のカスミホ

ウライシダなど園芸品種が多いです。

 栽培:アジアンタムは一般に半陰多湿を好みます。鉢植えの場合は乾かさないように

注意し,比較的粘土質の多い用土に植えるとよいでしょう。葉柄が硬く細いため,一度

萎れますと回復しにくいですが,3週間程ときどき潅水しますと新芽が出て,徐々に回

復します。繁殖は通常株分けによります。

 

「アジアンタムの育て方」

○管理

 半日陰,多湿を好みますので年中室内で育てます。夏は北向きの窓辺のような涼しい

ところに置き,春と秋はレースのカーテン越し,冬は曇りガラス戸越しの日光がよいで

しょう。

○水やり

 水分を保つ力がありませんので,水が切れますと直ぐに葉が縮れてしまいます。夏場

は,1日2回位葉上から十分潅水します。春から秋は鉢上の表面が乾いたら直ぐ水やり

をします。冬は空中湿度を保つために1日に何度も霧吹きをします。水を浅く張った水

盤などの中に鉢毎入れたり,湿った小砂利を敷いた水盤などに鉢を置いて,湿度を高め

ますと何時も瑞々しい葉が楽しめます。

○施肥

 春から夏にかけて,油粕か緩効性粒状化成肥料を鉢土上に2~3粒置くか,1000倍に

薄めた液肥のみを4~11月まで月3回与える位でよいでしょう。あまり濃い肥料を与え

ますと,1週間程で全部の葉が萎れていまいます。

○越冬法

 葉を観賞するには最低10℃は保ちたいところですが,保温と保湿を兼ねて保湿器を入

れたり,水やりを控えて暖房中に1日に何度も霧吹きをしますと,1℃でもぎりぎり冬

越しできます(0℃以下ですと地上部の葉は枯れてしまいます)。ただし温帯性のクジ

ャクシダは,乾かさないように北側の軒下などに置いて,越冬させるとよいでしょう。

○植え替えと繁殖

 植え替えは2~3年に1回,芽が動いているときなら何時でもできます。

 繁殖は,春から初夏に株分けします。赤玉土と腐葉土,又は川砂と腐葉土を混ぜた用

土を用い,株分け後は,風のない日陰で根づかせます。

○病害虫

 ナメクジやカタツムリは新芽を好みます。鉢底や鉢土,葉の裏側に隠れていたら捕殺

して下さい。ハダニやカイガラムシは予防を兼ねて生長期にケルセンやスミチオンなど

を標準より薄めて使用して下さい。

○再生法

 乾燥や湿度不足で葉が縮れてしまったものでも,地下部は枯死していない場合もあり

ますので,諦めずに,地上部を根元から切り,鉢に針金や竹ひごを立ててビニール袋を

掛けるか,ビニール袋の中に鉢毎入れて,袋の中にたっぷり霧を吹き掛け日陰に置きま

すと,再び葉が伸びます。3ケ月位で元の元気な姿に戻ります。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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