【松本龍子さん評】
<初凪>は元旦の風が穏やかで海の凪ぎわたること。<鏡の裏を散歩する>とは何か。<鏡の裏>とはどう解釈すれば良いのか。通常の<鏡>を「現実世界の映し」だとするならば、その裏とは非現実な「夢の世界」、異界としての「常世」をぼんやりと散歩している。つまり生と死の境界を漂うように散歩していると、凪ぎ渡る海が目の前に現れたという句意だろうか。永遠の静寂とともに作者の「空白の時空」に遊ぶ「うつろふ時間」が見えてくる。
【森信之さん評】
“鏡の裏”の措辞には少々驚きました。人目のつかない静かな所ということでしょうか。いやもっと何か深い意味があるのかも知れません。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480098320/ 【鏡の背面 ─人間的認識の自然誌的考察】より
コンラート・ローレンツ 著 , 谷口 茂 翻訳
人間の認識システムはどのように進化してきたか、そしてその特徴は。ノーベル賞受賞の動物行動学者が試みた自然誌的考察による壮大な総合人間哲学。
ローレンツ,コンラート
1903−1989年。ウィーン生まれ。動物行動学を確立した。ウィーン大学で医学・哲学・動物学を学ぶ。1949年比較行動学研究所を創立。マックス・プランク行動生理学研究所所長等を歴任した後、コンラート・ローレンツ研究所を設立。1973年N.ティンバーゲンらとともにノーベル生理学賞を受賞した。著書:『攻撃』『文明化した人間の八つの大罪』『動物行動学』『ソロモンの指環』他。
この本の内容
鏡は現実の世界を映し出す。ローレンツは、ヒトの心も現実の事象を映し取り認識するものとして鏡になぞらえ、すべての鏡に物理的実体として裏側・背面が存在するようにヒトの心にも背面があるとし、その背面である認識システムに目を向ける。人間の行動の基礎となる五官から中枢神経系までを含めた人間の全認識装置とその機能を、アメーバーやゾウリムシの行動を始めとして、最終的には人間の社会的営みにまで至る“生きたシステム”全域における解明を試みる。ノーベル医学生理学賞を受賞した20世紀を代表する知性による、総合人間哲学を目指したきわめて野心的な試み。
この本の目次
認識論的前置き
認識過程としての生命
新たなシステム特性の生成
現実的存在の諸層
短期の情報獲得の諸過程
行動のテレオノミー的変異(報酬による学習=強化による条件づけは除く)
成功の応答と、報酬による訓練(強化による条件づけ)
概念的思考の基礎
人間の精神
生きたシステムとしての文化〔ほか〕
Facebook田中 宏明さん投稿記事
この不安の 原因はなんだろう この怖れの原因は なんだろう このイライラの原因はなんだろう 幼少期の両親の不仲か 昔仲間はずれにされた恐怖か 認めてほしい人に
認めてもらえなかったことか
多くの人がそうやって 原因を探そうとしますが そんな必要はありません^ ^
今あるその感情は 原因が分かったところで 無くなるものではないからです
いつも同じことを 言っていますが それはただ 感じられずに 放置されていた 未消化の感情の残滓に過ぎません
だからしっかり感じて 受け入れると消えてしまうのです
感じてくれてありがとうと言って 昇華して行きます
何度も何度もやって 来るでしょうが その度に感じて 受け入れる
その繰り返しで必ず消えて行きます 不安や怖れと対峙 しなければ それは永遠にあなた
に気づいて欲しくて いつまでもあなたの心をノックし続けて来ます
例えばもし あなたがその感情と 対峙しないまま死んだとしたら その次の生がもしあれば
その感情は引き継がれるでしょう
それくらい感情は 強いエネルギーなんです
それを人はカルマなんて言ったりしますが要はただほったらかしにしていただけです
本当は心の底から 怒りたかったのに それをたくさんの理由 をつけてもしあなたが
してこなかったとしたら その怒りのエネルギーは 残り続けます
そして怒るための 人や状況を引き寄せ続けるのですが あなたには怒りへの怖れがあるために 怒ることが出来ません
そんな時は怒る事への自分の怖れがあるんだと 深く認め受け入れることです
そうすればもうそんな人や状況は必要なくなります
何にせよ抑圧され、無視されたものは 必ずあなたに戻って来ます
あなたがそれを否定せずに受け入れるまで^ ^なぜまだこんなことが起こるのだろう?
そんな時ってありますよねそれはまだケリのついていない感情があるというサインです
その度に真摯に自分の感情と向き合うこと実はそれだけで十分なんです
人は喜怒哀楽の全てを全体的に生きない限りそれを超えて行くことは出来ません
超えて行くとはもうそれをちゃんと味わったということです
悲しいだけの人も不完全です 怒るだけの人も不完全です 優しいだけの人は不完全です
楽しいだけの人も不完全です 全てがあって人間です
それが人間を学ぶという事なのだと思います 学び終われば卒業です^ ^
そう言えば 僕の師匠はめっちゃ嬉しそうに わしはもうこの星へは来ん!と言ってましたな^ ^ 次はどこの星へ行くのやら(笑)
てなわけで皆さまもよい一日を🌈 らぶ💓
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