生きる力への取り組み
ライフスキルプログラムへの取り組みは ひょんなことから始まりました。
和多志は心理健康オフィスをオープンしてすぐ カウンセリングの学習会を始めました。
数名の方々の参加を得ましたが、中心は小学校教師たちでした。教師数名から 総合学習のカリキュラムに関する相談が ありました。
折しも WHOが提唱した ライフスキルの翻訳本が手に入りました。
そこでは 「ライフスキルとは『人が自分らしく、よりよく生きていくために必要な心理社会的能力』をいう」 となっています。
総合学習のカリキュラムに組み込むにはもってこいだと思い、和多志が大人プログラムを提供するので みんなで小学生向きのプログラムにアレンジし、実際にクラスで実施して その報告も含めて一冊の本にしてはどうか」と提案しました。
和多志は 心理健康オフィスのPRもしたかってので 毎年2領域を1セットとして リーフレットとして仕上げ 市内の小学校に無料配布することにしました。
そのうち教育委員会から助成金も降りることになりました。
教師たちは女性ばっかりでしたので 家事もあり 月1回ないし2回の学習会の時間をとることは大変でした。途中和多志の方が止めてしまいたくなりましたがどうにか自費出版することができました。
本は教師たちの働きとともに 読売新聞、神戸新聞、朝日新聞、教育新聞などから取材を受け 沢山の助成金をいただくことになりました。
教師たちはこの本を持って ピアカウンセリング研究会、国際理解教育ワークショップ、学校カウンセリング、教育委員会依頼の講習会、公民館活動 その他に活用し 多くの支持を受けた喜びを体験しました。
プログラムはいずれも COD,カウンセリング、セラピー、ボディワ-クの技法の集大成から生まれました。
グループワークの形式で学びます。
コズミックヒーリングスタジオでは皆様にこのプログラムを活用していただくためのファシリテーター養成講座を開催します。
WHO提唱「ライフスキル・10の領域」 それは以下の10領域のスキルです。
情動対処
自分の怒りや、悲しみ、驚きに負けずに、真の喜びや楽しさが実感できる。 喜怒哀楽がコントロールできる。
ストレス対処
ストレスや悩みに負けずに氣晴らしをすることができ、軽い氣持ちで 毎日を 元氣に生きていくことができる。
自己認知
自分で自分のこと、すなわち性格、長所、短所、願望、嫌なことなどが分かる。正確な自己認識を持つと、日常の問題場面で 現実的な解決への目標を設定することができる。
他者理解
相手の氣持ちになって感じ、考えることができる。共感して理解することは 自分とは違う他者を受容することに役立つ。
コミュニケーション
相手の話をよく聞き、自分の思っていることを相手に正しく伝える。
対人関係
自分がやりたいことを、良好な人間関係を維持しながら知的、論理的に主張する。
意志決定
自分でよく考え、もっともよい選択ができる。これができるように
なると いろいろなものを比べて決めることができる。
問題解決
直面する重要な問題に対処する能力。重要な問題を未解決のままにしておくことはストレスの原因となり、更には様々な疾病の原因にすらなる。
創造的思考
よいものを創りだす方向に、また物事がうまくまとまっていくように考えを進めていくことができる。
批判的思考
人の話や書かれていることを、そのまま鵜呑みにせずに、本当にそうかなと自分の頭で吟味することができる。精神的健康に有効で、価値観や他者からのプレッシャー、情報などを認識し 評価するのに役立つ。
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