蔓蕎麦の咲ける白鳥神社かな 五島高資

https://ameblo.jp/micchan-green-happysmile/entry-12546674940.html 【今日の山野草 ツルソバ「蔓蕎麦」】より

緑の談話室にお越しいただいてありがとうございます♪

二週間ほど前に三重県の松阪に有る親戚を訪ねた折に鳥羽まで足を延ばして黒崎海岸に行ってきました。

石鏡(いじか)のパールロードに有るタヌキの供養塔、交通事故で亡くなるタヌキが多いそうです

今日の山野草はツルソバ ツルソバ「蔓蕎麦」タデ科イヌタデ属 本州の伊豆半島から南、四国、九州でも見られるそうです 海岸の岩場や藪に生える蔓性の多年草

繁殖力が旺盛で道路沿いに蔓延しているところも見かけました。

秋から冬にかけて、白い花が咲きますがすでに黒い実が出来ているものもありました。葉はおおむね卵形、やや厚手で葉柄が有ります。

名前の由来は(蔓性)で(蕎麦)の花に似ているところからこの名があります

花の色は白、または薄紅色、花の大きさは4mm花に見えるのはガクで5深裂、

ガクの中にはヤクが青い8本の雄しべと、3本の花柱が付いた雌しべが1つあります。

果実は3陵形でほぼ黒色、液質のガクに包まれています。【蕎麦】と付いていますがこの黒い実は食べられないそうです

ところで我が家に同じタデ科のヒメツルソバ「姫蔓蕎麦」が今咲いています

同じツルソバでも上にご紹介した野生のツルソバとは全然違います。

ヒマラヤ原産の園芸品種、こちらは匍匐性で小型の多年草です。花弁に見えるのはガクで先端が5裂、大きさは10mmピンクの球形の可愛い花の集まりです

日本にはロックガーデン用として明治時代に入ってきたそうです。わが家ではいつのまにか増えて雑草化しています


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%90 【ツルソバ】より

ツルソバ(蔓蕎麦、火炭母草[5]、学名:Persicaria chinensis (L.) H.Gross[1])は、タデ科イヌタデ属に分類されるつる性[3]の多年草の1種[6]。種小名(chinensis)は、中国を意味する[3]。シノニムの学名(umbellatum)は、散形花序を意味する[3]。和名のソバは、果実がソバと同じように黒色の3稜形であることに由来する[7]。

特徴

茎は長くのびて枝を分け、地に伏して蔓状になるか又は直立し[4]、長さ約1 m[6]。無毛[3]。若茎には酸味がある[3]。葉は柔らかく互生し葉柄があり[3]、卵形-卵状長楕円形、先は鋭尖形、基部は切形、円形または心形で[4]長さ5-10 cm、托葉梢は薄く膜質で、筒状で斜めに切れる[4][6]。数個の花が枝先に[6]頭状に集まり、密な総状花序になる[4]。萼は5裂し、白色または薄紅色で長さ3-4 mm[4][6]。花期は5-11月[4][6]。果実は痩果[3]、3稜形、黒色で光沢はなく、多汁な残存萼に包まれる[4]。薬用となる[4]。佐賀県唐津市では、種子をヤマベントウとして食べられることがある[7]。

分布と生育環境

温暖な海岸近くに生育するツルソバ

ヒマラヤのシムラ以東、インド、マレー半島、中国、朝鮮半島南部[4]から日本にかけて分布する[3]。

日本では、本州(伊豆七島、紀伊半島)、四国、九州、沖縄に分布する[6]。神奈川県では1988年頃に記録があるが、これは逸出品と考えられていた。しかし、その後真鶴半島や三浦半島など数箇所から着実に生育している個体が記録されている[8]。

温暖な海浜や海岸近くに生育する[6]。


https://www.chiba-muse.or.jp/natural/special/yama/news/2020/20201209persicaria.htm 【教室博日記 No.1899】より

ツルソバ

 館山市の沖ノ島にて。白い花と黒っぽい実をつけた植物が、そこかしこに繁茂している(写真1)。

 ツルソバの名前の由来は、ソバに似ていて茎がつる状に伸びるから、ということらしい。かなり旺盛に繁茂しているので外来種のような雰囲気を感じるが、れっきとした在来種である。図鑑には本州の分布は伊豆七島と紀伊半島と書いてあったが、千葉県では館山などで記録されている。暖地の海岸に生える多年草だ。

 花の花被(かひ;花弁とがくの総称)は白色で、5つに分かれている(写真2)。

 花期が初夏~初冬と長く、花を咲かせながら実が熟していくようで、この日は花と実が一緒についているものが多く見られた(写真3)。

 「実」といっても、じつは本当の果実はこの黒っぽいものではない。これは、花被が肥厚して液質になったもの。よく見ると、先端のほうが5つに分かれていて花被の名残を感じる(写真4)。

ツルソバの「実」

 ツルソバの「実」を潰すと黒い汁が出るので、子どもがインクがわりにして遊ぶ、と聞いてやってみた(写真5)。暗紫色でまあまあいい色だが、インクがわりにするには結構な量を必要とする気がする。

ツルソバの実を指で潰すと暗紫色の汁が出る

 「実」を潰したら、断面が三角形の長さ3ミリほどの黒いタネのようなものが中から出てきた。これがツルソバの本当の果実(写真6)。

 中に入っている種子が1つだけで、果皮もごく薄く、種子とあまり見分けがつかない果実のことを痩果(そうか)と呼ぶ。ツルソバの果実はこの痩果で、「似ている」として名前の由来になったソバの果実(いわゆる「蕎麦の実」)も痩果である。

ツルソバ Persicaria chinensis(タデ科)

ソバ Fagopyrum esculentum(タデ科)


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