https://www.kogensha.jp/editor_blog/detail.php?id=4279 【乾坤ここにめぐりきて】より
さまざまな偏向報道が渦巻く中、最近、私の頭の中を盛んに去来する歌があります。
「♪乾坤(けんこん)ここにめぐりきて」
私が通った高校(長崎県)の応援歌の一節です。
私の高校は、前身が旧制中学(もはや死語?)だったせいか、当時(1970年代中盤)はまだ硬派な気風が色濃く残っていました。
ちなみに旧制中学とは、1947年に学校教育法が施行される前、男子に対して中等教育を行っていた学校のことで、多くが男子校の高等学校に変わりました。
後に共学化が進み、女子の私も入学したわけです。
こんな感じの渋い木造校舎でした
入学式の後だったと思います。教室に待機していると、応援団らしき上級生の男子がずかずかと入ってきました。そして、校歌と応援歌の歌詞のプリントを教壇にどさっと置くと、「明日までに覚えてこい!」と叫び、ひとにらみして出ていったのです。
怖かった……。
応援歌は第1から第6まで、6曲あり、歌詞は漢文が基になった難解なものばかり。私はその夜、歌詞を必死に覚えましたが、一晩では到底不可能でした。
翌日、新入生たちが体育館に集められ、校歌と応援歌の練習がありました。竹刀を持った応援団の人たちが、新入生の間を回りながら、「もっと声出せー!」「胸張れー!」と怒鳴っていましたが、うろ覚えでも特にとがめられることはありませんでした。
意外に優しかった……。
さて、前置きが長くなりましたが、冒頭でご紹介したフレーズは、第1応援歌の出だしです。6番まであるのですが、最初の2つだけ紹介します。
1 乾坤ここにめぐりきて 燃ゆる血潮か紅葉(もみじば)の 草木ケ原に秋たけて
選手門出の熱血歌
2 風蕭々(しょうしょう)と吹き荒(すさ)び 易水流れ、寒ければ 壮士一度(ひとたび)、決したる 図南の雄志、砕けんや
2番の「風蕭蕭として易水寒し」は、戦いに赴く際の悲壮な決意を表す言葉で、中国の歴史書『史記』の中でも最も人気のあるエピソードだそうです。関心のある方はぜひ、お調べください。
ここで私が注目したいのは、1番の「乾坤」という言葉です。
改めて調べてみました。
易(えき)の卦(け)のうちの「乾」と「坤」のこと。乾は「いぬい」で西北を、坤は「ひつじさる」で西南を指し、正反対の2つの物や対になる物を表すことから、「天と地、天地の間、天下」などの意味となる──。
ここに、「一度に全てを投げ捨てる」という意味の「一擲(いってき)」が加わり、「乾坤一擲」となると、「天下を懸けた、のるかそるかの大勝負」という意味になります。
ですから、最近、私の頭を盛んに去来していた「乾坤ここにめぐりきて」を解釈すると、「のるかそるかの大勝負の時がやってきた」といった意味になるかと思います。正に、今の時を表しているようです。
現在、私たちは四面楚歌のような立場にありますが、誰が何と言おうと、私たちがこれまで捧げた精誠は真実であり、決して失われるものではないと思います。それは「虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない」(マタイ6・20)天に宝を蓄えたからです。
真のお父様はこう語られました。
「本郷の地で一緒に住みましょう。そのときは皆、会えば挨拶する世界になるでしょう」(2011年9月2日、天正宮博物館)
私たちの願いはただ一つ、「天の父母様のもとの人類一家族」です。誰もが楽しく平和に挨拶を交わし合う世界を夢見ながら、歩んでいきたいです。
晶
https://www.flower-db.com/ja/flowers/hedychium-coronarium 【ハナシュクシャ
Hedychium coronarium】より
国 花:キューバ共和国 花名 ハナシュクシャ 学名 Hedychium coronarium
別名 Hedychium coronarium, マリポーサ, Mariposa, White ginger lily, Garland lily, ホワイトジンジャー, 花縮砂, ジンジャー・リリー, ginger lily
原産地 インド、ネパール、ブータンの東南アジアと中国、台湾
開花場所 亜熱帯地域 開花期 6月, 7月, 8月, 9月, 10月
花言葉「信頼」 「慕われる愛」「豊かな心」
ハナシュクシャとは
ハナシュクシャ(花縮砂、学名:Hedychium coronarium)とは、インド、ネパール、ブータンの東南アジア~中国、台湾原産で、 ショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)の半耐寒性球根植物(多年草)です。日本には江戸時代に渡来しました。
別名では、ジンジャー・リリー(ginger lily)、ホワイトジンジャー(White ginger lily)、バタフライリリー、Garland lily、スペイン語ではマリポーサ(Mariposa)と呼ばれます。
キューバ共和国の国花とされます。
ハナシュクシャは、花を観賞する植物で、根茎を食用とする ジンジャー=ショウガ(生姜、学名:Zingiber officinale)とは同科別属の植物です。
草丈は1~2mになります。
茎のように見えるのは偽茎と呼ばれる葉鞘が重なったものです。
葉は緑色で、長さ20~60cm、幅5~10cmの披針形で、茎に互生して付きます。
8~10月に、葉の間から偽茎を出し、その先端から長さ20cmの穂状 花序を伸ばし芳香のある沢山の花を咲かせます。花色は白が主体ですが、赤やピンク、橙色の品種もあります。
花後に蒴果が成ります。
用途は、鉢植や、庭植え、公園、薬用、香水です。
花名の由来
和名は、シュクシャ属の中で、花が美しく、観賞用となることから。
属名の「Hedychium」はギリシャ語の「hedys(甘い)」+「chion(雪)」の複合語で、花が雪のように純白で甘い芳香があることに拠ります。
種小名の「coronarium」は、ギリシャ語で「副花冠のある (corona) 」というの意味です。
花言葉
「信頼」 「慕われる愛」「豊かな心」
https://kigosai.sub.jp/001/archives/11691 【ジンジャーの花(じんじゃーのはな) 初秋】より
【子季語】花縮砂
【解説】
ショウガ科シュクシャ属のインド原産の多年草。細長い葉を持ち、初秋、茎の先端に芳香を持つ白い大きな花を咲かせる。一日花ではあるが次々に花を咲かせる。改良種にはオレンジ色の花もある。
【科学的見解】
園芸植物のジンジャーは、一般的にシュクシャもしくはハナシュクシャと呼ばれている。ジンジャーは、ショウガ科の多年草で、日本へは江戸時代に導入され、暖地の湿り気のある地域で栽培もしくは一部野生化している。花は白色で、強い香りを漂わせる。沖縄等の南西諸島で良く栽培されている。(藤吉正明記)
【例句】
ジンジャの香夢覚めて妻在らざりき 石田波郷「酒中花以後」
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