Facebook草場一壽 (Kazuhisa Kusaba OFFICIAL)さん投稿記事 「あれ」と「これ」
ふと思ったことですが・・・。長所と短所は表裏と言いますが、長所、短所という分け方がなかったら、どうでしょう。長所と短所に分類するから長所と短所がでてくる・・。鶏と卵、どっちが先かの議論のようですが。
非生産的な人間は社会に必要ではない・・・と考える人もいるようです。そうだとすると「社会」というのはなんとも恐ろしいところです。神様を見たことがなくても神に祈りを捧げることができ、宇宙を掴んだことがなくても宇宙を感じることができる人間です。生産などという小さな枠で考えるようなものではありません。人の得意は、生産よりも創造です。
皮肉なことに、医療が発達して乳幼児の死亡率も低くなって寿命も延び、ハッピーなはずなのに、いのちが軽々しく扱われるようになりました。
希少を価値とするような「品物」ではありません。ミステリアスなところにしか奇跡を考えられないと、いのちも「当たり前」に見えるでしょうか。一番身近なところに、「わたし」「あなた」という奇跡があるのですが・・・。
ひとつのわたしはまるごとのいのち。まるごとのいのちで、ひとつの世界=大いなる宇宙。すべて一体です。
「あれ」と「これ」とを線引きのないところでしか理解出来ないものやことがありますね。
【ライフスキルプログラム3&4領域 自己認知スキル /他者理解スキル】
自己認知スキル
自分で自分のこと、すなわち性格、長所、短所、願望、嫌なことなどが分かる。
正確な自己認識を持つと、日常の問題場面で 現実的な解決への目標を設定することができる
他者理解スキル
相手の氣持ちになって感じ、考えることができる。
共感して理解することは 自分とは違う他者を受容することに役立つ。
この領域では以下の資料を用意しています。
1.和多志ってどんな人
2.よいとこビンゴ
3.自分カルタ①
4.自分カルタ②
5.等身大の自分①
6.等身大の自分②
7.わたしの木
8.信頼の関係
9.出会いのカード
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愛子たちの兄弟喧嘩や反抗にうんざりされたことはないでしょうか?
御多分にもれず 和多志にもそんな体験があります。
(いつも喧嘩ばっかりする)兄が外泊した日、 妹が「お兄ちゃん早く帰ってこないかな」と待ちわびます。「喧嘩ばっかりするのにどうして?」と尋ねると「喧嘩したいもん!」と言われ、ぎゃふんとなったことがあります。
兄の反抗スタイルは無視、相手の氣持ちを逆なでするほど自分への固執というスタイルで顕れました。
妹の反抗は華々しく 、まるで風船のように どこに飛んでいくかわからない思いにさせられるほどでした。
小学5年生のある日突然「お母さんの言うことは一切聞かないことに決めたの」と断言しました。
和多志の買った洋服は着ない。
「宿題をしたの?」と尋ねると「お母さんにどう関係があるわけ、済んでなかったらやってくれる訳?」と切り返されてしまいます。
プチ家出も3回しました。
3回目の家出は2日間姿を暗ますものでした。
後で聞くと夜は屋根裏に寝、昼間はベランダ越しに隣家に行き、 ちゃっかり食事も御馳走になり、登校していたということです。
屋根裏に通じる押入れの隣のカーテンレールは攀じ曲がり(足をかけて登ったのだと想像します)天井のボードは2枚踏み抜かれ、屋根裏には毛布も持ち込まれていました。
中学生のある日「嵐のような氣持ちは終わったから」と反抗期終結宣言をしました。
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こんな娘が先日の結婚式で両親に手紙をくれました。
その一節に「人生の色々なことを教えてくれてありがとう。なにか困ったことがあると、(恋愛話以外は)必ずお母さんに相談していました。」とありました。
本人の意外な実感に驚くほどでした。
人間が人の間と書くように和多志たちは常に他者との触れ合いを求めています。
自分の存在を、承認されることなしには生きていく力を失うほどです。
いじめで一番酷く、辛い行為は「しかと(無視)」だと報告されていることはご存知のとおりです。
人の存在を認める行為をストロークと呼びます。
仲良し(プラスのストロークの与え合い)は善い関係だと一般的に言われます。
であれば喧嘩や反抗(マイナスストロークの授受)は悪い関係なのでしょうか?
喧嘩や反抗を通して相手の壁にぶち当たり、そのエネルギーで自らが照らされ 、自らを知り、コミュニケーション力を培っていく、成長期のそんなストローク授受のパターンを
見る思いがします。
しかし愛する力は プラスのストロークの授受によってのみ育ちます。
マイナスのストロークの授受が 成長する力に変えられるのは 自分の存在を顕した神仏の無条件の愛を受取っていてはじめて可能なのだと思います。
無条件の愛は存在していても 愛と受け取らない限り愛とはならない。(自業自得)
それでも和多志たちはプラスのストローク授受へのブレーキを踏み続けてしまいます。
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