虻と蜂

https://ameblo.jp/sawara20052005/entry-12768610887.html【俳句 川端茅舎 花杏受胎告知の翅音びび】より 

テーマ:散策、運動など

『名歌名句辞典』(佐々木幸綱・復本一郎/三省堂)より選句

川端茅舎 Kawabata Bousha

花杏(はなあんず)受胎告知の翅音びび

杏子の花に蜂が集まり、翅音が聞こえる。大天使ガブリエルが、処女マリアに、聖霊による懐妊を告げた『受胎告知』を思い起こさせる。

Bees gather around apricot flowers, and I can hear their wings. I imagine the Annunciation, in which the Archangel Gabriel announced to the Virgin Mary that she was pregnant by the Holy Spirit.

作者は、仏教とキリスト教のマルチ信者ではないと思われる。誕生と死について考えるのに、いろんな宗教の考え方を通して考えてみるのもおもしろい。

The author does not seem to be a multi-believers of Buddhism and Christianity. It's interesting to think about birth and death through different religious ideas.

【受胎告知じゅたい‐こくち】 〘名〙 大天使ガブリエルが、処女マリアに、聖霊による懐妊を告げたという場面。ヨーロッパで中世以来宗教画の題材として多く表現されている。聖告。(精選版 日本国語大辞典)


虻をのがれず復活祭の花抱え 平畑静塔


http://blog.livedoor.jp/rh1-manyo/archives/55637362.html 【2487 白孔雀も月下美人も生きるとは ・・・他俳句】より

令和元年7月29日(月) 【旧 六月廿七日 友引】大暑・土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

きぬぎぬや月下美人の許を去る  ~平畑静塔

 平畑静塔(1905-1997)は和歌山県出身の俳人で精神科医。艶めかしい俳句ですね。月下美人の開花期は7月から11月くらいまで。俳句では晩夏の季語となっています。夕方咲き始めて翌朝までの一晩でしぼみ、この間に受粉できなければ散ってしまう。そのために夜間でもよく目立つ純白の花、そして虫を引き寄せるための強い香りが必要なのです。「月下美人」という名称からは日本固有、あるいは中国渡来の花のように思いますが、原産地はメキシコの熱帯雨林だそうです。サボテン科のクジャクサボテン属に分類され、ワシントン条約の適用植物にも指定されています。花言葉は「はかない恋」、「ただ一度会いたくて」。

白孔雀も月下美人も生きるとは展くことなり吾はくるしゑ

  ~浦河奈々 『マトリョーシカ』

 浦河奈々は1966年茨城県生まれの歌人。白孔雀は花の名ではなく、白色化したインドクジャクのことです。こちらも生きるために精一杯に羽根をひろげます。


Facebook細川 卓哉さん投稿記事

縄文から続くマコモ米が復活‼️

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縄文以降大陸から来たクロボ菌に在来種の真菰が感染して真菰米が取れなくなってしまって

今日に至ります。ゆにわ農園のテーマのひとつが「日本復活」です。

今年、リバーブさんから貴重な在来種のマコモを分けていただき真菰米の収穫にチャレンジしました。

もちろんまだまだ栽培方法は確立できていませんが真菰の成長の早いところから ハチが来て受粉して、花が咲いて そのあと わずかですが真菰米の収穫に成功しました!!

なんと、スタッフの中山さんがさっき真菰米の収穫方法を発見しました!

「こんなんでいいんだぁー」と、みんなビックリ!!

これからも穂が熟したところから収穫を続けていきます。

私たちは15年ぐらい使われていない休耕地を開拓してバクチャーソイルをすき込んで

山の湧き水でマコモを育てています。

バクチャーは本来の姿に戻してくれる日本の叡智であり大自然のチカラです。

きっとバクチャーのおかげでマコモ本来のチカラが引き出されたんだと思います。

これから数年かけてたくさん収穫できることを目指しますね。

【追加情報】

リバーブの菊池さんに電話で報告したところ在来種を株分けした宮崎の農家さんでも

ハチで受粉して、真菰米ができているそうです。

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小田 真嘉

Facebook長堀 優さん投稿記事

二つのイベントをご紹介致します。「ミツバチが絶滅したら、人類は四年で滅ぶ」

アインシュタインが語ったとされる予言です。

農作物の35%がミツバチの受粉によって実をつける、世界の食料の90%を占める百有余種の作物のうち、70種までがミツバチ受粉の恩恵を受けている、

これらの現実を見据えれば、この予言が的外れではないことは明らかです。

しかし、今、恐ろしいことに、日本のあちこちで、ミツバチが激減しています。その原因は農薬です。日本の農業は大きな危機にさらされているといえます。

この危機をなんとかしようと立ち上がった養蜂家がいます。その姿を描いたドキュメンタリー映画「みつばちと地球とわたし」(監督:岩崎靖子さん)の上映会が、東京と大阪で行われます。

今、地球を守るために何ができるのか、深く考えさせられる作品です。

二つ目のイベントです。

劇団四季の元トップスターで、今は俳優、演出家、脚本家として活躍される望月龍平さんの感動の舞台「君よ 生きて」の再上演が決まりました。

累計動員数一万三千人を超える人気の舞台です。

戦後、無法にシベリアに抑留された日本兵が、シベリアで、そして帰国後にいかに過酷で理不尽な運命を辿ったのか、その姿を感動的に描きます。

お見逃しになった方、この機会にぜひご覧ください。まもなく満席になってしまうそうです。

どちらも一人でも多くの方に参加していただきたいイベントです。よろしくお願いいたします!

https://www.shiikabun.jp/prize/127.html 【平畑静塔『矢素』(1985年9月/角川書店)】より

著者 平畑静塔

タイトル 矢素

出版年月/出版社 1985年9月/角川書店

分野 俳句部門 分類 作品

[略歴]

明治三八年、和歌山生れ。京大卒、医学博士。「天狼」同人、句集

「月下の俘虜」、評論集「俳人格」ほか。現在、宇都宮病院長。

[受賞のことば]

病院長に再任されて途方もなく困難な任務についたのは昭和五十九年の春、二年たった。始めは心身共に疲れ果てあちこちに病源が発生したりした。よく今日までがんばったもので、今は開き直りのあつかましさで、俳句も作り句会の指導もする。出来ないのは根の深い文章がかけなくなったことである。多分今日の受賞には私に対するみなさまの励ましの意も入っていると思うので、ふんばってゆくつもりです。大分平常心で処理出来るようになったので何とかつづけてゆけると思うが、御鞭撻をねがって止まない。

[作品抄出]

栃餅の搗きしを抱けばしなだるる

横手にて

身半分かまくらに入れ今晩は            はだか子の灌佛にありあまるもの

復活祭牛は涎をともなひて             黛の目を二つづつ蚕こ沢山

自みづからも紅玉林檎樹下に落ち

故京

誰が袖に触れつつ白朮おけら火を享けし       桝の豆ほどに混み混み除夜詣

芦刈の一語も空そらに聞えける           

銅像の正造に強ふ日向ぼこ   義士田中正造翁の像渡良瀬川のほとりに建つ

蕨狩谺に二つ返事され               張りぼての象のかるさも花まつり

軽がると水中の石簗を組む        存ながららへて吹く笛祭まつり山車だしすすむ

葉月にはおぼこ林檎の落ちやすし         道につれ青田も山にさしかかる

探梅や軒に大臼腰を据ゑ            涅槃会に絵解とき上手の嘗てなし

母衣ほろはらませて茶刈機は逸はやるもの    藤房にあしながむすめとびつきぬ

金堂の簷熊蜂を二度弾く            飛鳥裸形一人いちにん出づるなし

関東ローム赤毛のたうもろこし育て       初巫女にはつはつ見ゆる内の襟

能登の荒磯

泣なき泣なきの能登のとの海苔のり搔かき浪なみの花はな

塩原 妙雲寺

御肥満の彌陀にたつぷり牡丹生く   黄金分割金剛杖を持つところ

一縷にて天上の凧とどまれり       初午の金精こんせい注連の巻きどころ

あたらしき空くう深くあり茅輪出て

(掲載作選出=森 澄雄)

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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