https://lovegreen.net/gardentree/p253788/ 【花や実、紅葉まで楽しめる!ヤマボウシの育て方から種類や魅力まで】より
ヤマボウシの木をご存知ですか?実はとっても身近にあるかもしれません。春には花、夏には瑞々しいグリーン、秋には果実と紅葉、一年を通して楽しめる理想的な庭木です。 シンボルツリーにもおすすめのヤマボウシの育て方、種類、花や実の魅力、よく似ているハナミズキとの違いや見分け方まで紹介します。
ヤマボウシの木をご存知ですか?実はとっても身近にあるかもしれません。春には花、夏には瑞々しいグリーン、秋には果実と紅葉、一年を通して楽しめる理想的な庭木です。
シンボルツリーにもおすすめのヤマボウシの育て方、種類、花や実の魅力、よく似ているハナミズキとの違いまで紹介します。
ヤマボウシとは?ヤマボウシ基本情報
学名:Cornus kousa 科名:ミズキ科 属名:ヤマボウシ属 分類:落葉高木
ヤマボウシの特徴
ヤマボウシは日本の本州、四国、九州の山野に自生する落葉高木で、樹高は10mに達します。大きく枝を横に広げる樹形は美しく、葉もよく繁るので庭木にすると存在感があります。
ヤマボウシは古くから私達の生活の中で身近な植物だったようで、ヤマボウシの開花を田植えの目安にしていた地域もあったそうです。
一見ハナミズキによく似ていますが、ヤマボウシとハナミズキは同じ属の別種として区別されています。ヤマボウシとハナミズキの違いについては改めてご紹介します。
ヤマボウシは、6~7月に白い花を咲かせる落葉高木です。ヤマボウシは、本州から九州の山地に自生していて、樹高は5~15mほど。白い花のように見える部分は総苞 (そうほう) と言って、ハナミズキの花に見える部分同様、葉が変化したものです。ヤマボウシの葉は、4~12cmほどのだ円形でやや波うっています。ヤマボウシの果実は熟すと生食でき、紅葉も美しいので人気のある花木です。葉焼けせず綺麗に育てるためには、西日が当たらない場所に植えましょう。
ヤマボウシの花の咲く季節
ヤマボウシの花が咲くのは初夏、6~7月頃です。春が過ぎ、濃いグリーンの葉が出揃った頃に、高木の上の方の枝に白やピンクの花を咲かせます。グリーンの葉の間に浮かぶように咲くヤマボウシの花は、遠くから眺めるととても見事で見惚れるほどです。
ヤマボウシの花の特徴
ヤマボウシの花は4枚の花びらのように見える総苞片(そうほうへん)を四方に広げるように咲かせます。この総苞片の中心に30前後の小花が集まって咲きます。総苞片とは花を包むように存在する葉のことです。
ヤマボウシの花びらのように見える部分は花びらではなく葉ですが、一般的に便宜上花びらと呼ばれています。
ヤマボウシの名前は漢字で書くと山法師。中心に球状に集まって咲く花を僧侶の頭、白い総苞片をその頭巾に見立て、頭巾を被った僧のようだということでヤマボウシ(山法師)という名がついたとされています。
紅葉も美しい!ヤマボウシの葉の魅力
ヤマボウシの葉は冬の落葉期を除き、一年中美しい姿を見せてくれます。春の柔らかい萌黄色の新緑、夏のしっかりとした濃いグリーンの葉、秋の鮮やかな紅葉と、四季を通じて色を変えるのも魅力です。
秋の風が冷たくなってきた頃、ヤマボウシの葉も赤く色付き始めます。ヤマボウシをきれいに紅葉させるには日照と寒暖の差が必要です。ヤマボウシの紅葉を楽しむなら日当たりの良い場所に植え付けましょう。
ヤマボウシの実は食べられる?
ヤマボウシの実は食べられます。あまり好んで食べる人はいませんが、ヤマボウシの果肉は甘く食用になります。
ヤマボウシの実がなる季節
ヤマボウシの実の食べ頃は9月~10月頃です。
開花後、7月くらいから葉の間に小さなグリーンの球体がちらほら見えてきます。このグリーンの実が赤く熟して、食べられるようになるのが秋です。
ヤマボウシの実の食べ方
ヤマボウシの実は熟すに従い赤く色付いていきます。赤と言っても朱に近いような赤です。赤く熟したヤマボウシの実は硬い果皮に包まれています。この外側の果皮を向いて、中の果肉を食べます。果肉には数個の種が含まれていて、噛むとじゃりじゃりと違和感があるので吐き出してください。
ヤマボウシの実は酸味がなく、甘みが強いのが特徴です。マンゴーに似ているかと聞かれたら、食感はマンゴーに近いけれど、マンゴーほどの強い香りはないという感じでしょうか。
今では私達が好んで食べることはあまりなく、森の生き物たちの大切な食料となっているようです。(以下略)
http://keigetu0024.livedoor.blog/archives/6528243.html 【山法師】より
5月から6月にかけて様々な木々は白い花をつけています。中でも近年山法師に心惹かれてしまうのです。
40年近く前、同じミズキ科のアメリカハナミズキを初めて明治村で見たときの感動は今でも忘れていません。その後首都圏に引っ越してきて街路樹にも植えられているのに大変驚きました。
そしてそれが、東京市がワシントンに贈った桜の木の返礼の木であることを知りました。
しかし、俳句を始めてから、虚子が吟行していた多摩の横山を家族で散策したときにかなり大きな山法師を見かけたのです。白くて大きな苞への感動は年齢的なこともあり、やはり日本人には日本の花水木である山法師なんだと納得したのでした。
旅は日を急がぬごとく山法師 森澄雄
山法師群れ立つ乱の僧兵か 河野南畦
数年前駅の側に出来た公園に目立ち始めた山法師があります。この倍位になって駅のシンボルツリーになればと密かに願っています。
里離れ咲きて高みへ山法師 慶月
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