https://fujinkoron.jp/articles/-/3307?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink 【「初めてのネット句会が刺激的!」】より
密を避けるために、楽しみにしていた月1回の句会に参加できなくなってしまったエッセイストの岸本葉子さん。刺激的な句会だったから、休止が続いて物足りなさを感じていたところ、「ネット句会」開催の知らせが。いったいどんな形で行われたのでしょうか?
※本稿は、岸本葉子『ふつうでない時をふつうに生きる』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。
月に1回参加していた句会がある。公民館の一室に5名ほどで集まって、句を作り無記名で提出。好きな句を選んで評し合い、最後に誰の作かを言う。狭い部屋で長時間顔を突き合わせ、話したり句を書いた紙を手渡ししたり。感染を防ぐ上では避けるべき状況ばかりで、休止のやむなきに至った。
休止が続くと、物足りなくなる。その句会は刺激的で、集まってから題を15個決め「用意、ドン!」で作りはじめる。制限時間は45分。無茶な題がほとんどで、「憲」のようなおよそ俳句らしくない一字を詠み込めとか、五七五それぞれの頭の音を「は・て・し」とせよとか。季語も必ず入れるので相当苦しく、終わると汗をぐっしょりかいている。そのスリルが病みつきになるのである。
他の人も刺激を欲していたらしい。ついに自宅でメール句会をすることになった。方法は原始的だ。某日午後1時、とりまとめ役の人が題を全員に送信。2時までに作って返信し、一覧表にしてもらうことに。
制限時間は15分おまけされているが、不安だ。いつもは人が鉛筆を走らせる音や焦る息づかいなどが周囲に充満している。あの「場の力」なしに集中できるのか。提出用の紙に書きながら作るのが慣いとなっている。キーボードで打ち直すのにもたつきそう。
筆記用具、ペットボトルの水と準備万端整えて、5分前からパソコンにはりつき今か今かと待つ。来た、15題! 歳時記をめくっては作りめくっては作り……えっ、もう40分? 1時までの5分間に比べ、なんて速いの。残り時間も飛ぶように過ぎ、入力し送ってぎりぎりセーフ。途中で宅配便が来たらアウトだった。
例に挙げた題でどんな句ができるか、恥ずかしながらお示しすれば〈噴水や市民憲章ある広場〉〈はたかれて天花粉かく白きとは〉。噴水、天花粉が季語である。
コロナ禍で集まれないのを機に、もっと進んだネット句会のしくみが考え出されているらしい。期限までのいつでも句を送れて、集計や発表は自動的に行われるものだ。
思えば感染拡大以前から、さまざまな理由で家を離れにくい人がいる。体の状況、家族の状況。対面を基本としてきた句会だが、それがかなわなかった人も、今後は参加しやすくなるかもしれない。
https://9227.teacup.com/nethaiku/bbs/62 【[62] 初めてのネット句会】より
投稿者: 浅葱 投稿日:2021年 3月 3日(水)20時47分52秒 通報 返信・引用
初めてのネット句会を楽しませて頂きました。アイビーさん、事務局の皆さま、お骨折りありがとうございました。
「猫の恋静かにしろと叱りをり」・・・奥三河の川売(かおれ)の梅林に行った時、農家のご婦人が家の前の道路に机を出し自家製のジャムを売っていらした。昼までには売ってしまわないと・・・と言いながら、お客とジャムと時間を気にしながら急いている様子。「こら静かにせんか!」と猫も叱っていた忘れられない光景でした。
http://itsuki.natsui-company.com/?eid=5184 【みんなの「おうちde俳句生活」~夏雲システムありがとう!】より
静岡のちゃうりんから、初めての特派員報告。
野良古くん開発「夏雲システム」を使って、初のネット句会に挑戦したそうです!
組長、兼光様、夏井&カンパニーのスタッフの皆様、いつもお世話になっております。
静岡のちゃうりんと申します。
初めて「特派員報告」に書き込みしております。緊張・・・!
毎月第4土曜日に行っていた句会が、とうとう中止になってしまいました。
世の中がこんな状況ですので致し方ないとはいえ、少しがっかりしていたところ、お仲間の一人から「LINEのグループ通話で句会をやりませんか」と提案が。最初は「誰か一人にDMとかで句を送って、清記してもらって・・・」と言っていたのですが、ここはいつき組ならみんなご存じの「夏雲システム」を使った方が便利だと考え、さっそく登録。そして昨日「第一回するが路ねっと句会」を開催しました!
ビデオ通話でお互いの顔を見ながら(同時に見えるのは6人まででしたが)各自の選句と評を発表。途中から参加の人、いきなり中座する人、画像に変なスタンプが現れる人・・・ちょっとした愉快なトラブルも起こりつつの楽しい時間を過ごすことができました。所用でグループ通話に参加できなかった方にも投句&評入力をしてもらったので、最後はみんなの結果を確認できたし、3月から東京へ引っ越して静岡の句会に来れなくなってしまった人にも参加してもらえて・・・(^^)v
こんなやり方もたまにはイイナ!!と思いました。
それにしても、さすがの夏雲システム!!
ウワサに聞いてはいましたが管理はものすごく楽チンなうえ、いろんな細やかな設定・・・見た目(文字のフォントとか)に始まり、投句数・評価の種類・参加者の選択などなど・・・が可能!! 他を知りませんが、こんなに至れり尽くせりのシステムは多分、無いのではないでしょうか。
しかも利用料無料。開発者の野良古さんはなんて親切な天才のイケメンなんだと感動してます!!
毎日毎日、コロナウィルスの話ばかり、自粛だ禁止だでガマンガマン。
俳句はおウチで作れるけれど、それを見せっこしてはしゃげる仲間とはなかなか会えずでインドア派の私もさすがに沈んでましたが、昨日は久しぶりに楽しくてスッキリしました!! まさか、自分が「LINEのグループ通話」などという若者しか使わないと思っていた機能で楽しむ日がやってこようとは・・・! 「わけがわからない」とか「年寄だから無理」なんて諦めてたら、楽しいことに参加できるチャンスを逃しちゃうなーと、しみじみ思いました。
そんな訳で、組長のYoutubeのチャンネル登録も致しましたので、配信を楽しみにしております。(これが一番言いたかった)
長々とすみませんでした。今後ともよろしくお願い致します。
ちやうりん@静岡
彼の発明のおかげで、どれだけ沢山の俳句仲間たちの「おうちde俳句生活」が潤っているか。
野良古くんへのスペシャルサンクス。
心からのありがとう♪
写真は、うちの小さな小さな畑の青い苺。
俳句仲間であり伊月庵お庭番を買ってでてくれてる烏天狗くんが植えてくれました。
いろんな人たちの小さな親切のおかげで、世界は少しずつ優しくなれる。
たくさんの人たちにいっぱいいっぱい感謝したいと、強く強く思う春です。
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