https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=759 【釈迦ヶ岳しゃかがだけ】より
南北60kmにわたる鈴鹿山脈のほぼ、中央部に位置している。山頂が突出していないため、余り見栄えのいい山ではない。
山名は、釈迦の寝姿に似ていることから名付けられたといわれる。自然林がよく発達しているため、山頂は広葉樹が茂り、視界はあまりよくない。
山麓にある朝明(あさけ)渓谷は、宇賀渓と並ぶ景勝地で、キャンプ場、山小屋などが完備している。また、釈迦ヶ岳をはじめ、愛知(えち)川渓谷、雨乞岳、御在所岳などへの登山基地でもある。
朝明渓谷から松尾尾根、羽鳥峰、庵座谷、流れ谷の登山コースがある。庵座谷と流れ谷は上部の崩落がひどく注意を要する。松尾尾根は急登の続く尾根として知られる。所要時間は、どのコースも3時間余り。北側の八風峠は、よく利用された間道の1つで、織田信長の八風越えは有名。
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18168 【釈迦ヶ岳しゃかがたけ】より
同じ芦川の流域に同名の山が2つあるのでやっかいである。こちらは芦川源流部にある山で、右肩ががくんと落ちた山姿は、甲府盆地を隔てた茅ヶ岳の裏、曲岳と好一対である。
この山はふもとの桧峰(ひみね)神社の奥ノ院で、4月8日(お釈迦さんの誕生日)に登拝する人が多いそうだ。本来は『甲斐名勝誌』がいうように、嵯峨(山の険しく、そばだっている様)ヶ岳が転語したものと思われる。確かに地図に記されている屏風岩や、東西に延びる岩がちの山頂は、この言葉がぴったりである。
芦川の源流、蕪入沢上芦川線林道の最高点、ドンベエ峠から西進すると1時間で山頂へ。小さな2体の夫婦仏が安置されている。これが富士山をバックに、奥秩父の山に正対している。その間、西に連なるは南アルプス、北アルプス、八ヶ岳となれば金剛力。こんな贅沢な石仏を頂上に上げた方は誰だろう。
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=268 【高原山・しゃかがたけ】より
矢板(やいた)市の西方にある高原山の主峰である。高原山は那須火山帯に属する第四紀の成層火山で、北側の塩原火山と南側の釈迦ヶ岳火山からできている。
釈迦ヶ岳山頂には一等三角点が設置され、那須野ガ原を挟んで八溝山塊を展望できる。
釈迦ヶ岳は、江戸時代後期の画家として名高い谷文晁の『日本名山図会』に、在下野塩谷(しもつけしおや)郡高原山として採録されている名山である。
4つの登山コースがあるが、鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ山岳道路の日塩(にちえん)もみじライン側の鶏頂山(けいちようざん)北麓のスキー場方面より登るのが一般的である。山頂まで2時間30分ほど。
日光国立公園に属しているが、那須や日光に比べて訪れる人も少なく、静かな山旅が味わえる。山麓はすべて温泉なので、下山後に汗を流すにもよい条件がそろっている。またヤシオツツジも美しい。
https://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/intro/tochigiken/hakken/shizen1_03.html 【高原山(たかはらやま)】より
標高1,795メートル
県北部、鬼怒川と箒川(ほうきがわ)との間にある山の総称で、最高峰は釈迦ヶ岳(しゃかがだけ)。北の塩原火山は前黒山・明神岳・大入道・小入道で火口壁を形成し、南の釈迦ヶ岳火山は鶏頂山(けいちょうざん)・御岳山・釈迦ヶ岳・西平岳で馬蹄形(ばていけい)の火口壁を形成している。
山ろくには、塩原・川治・鬼怒川温泉郷があり、年間を通じて多くの観光客が訪れている。
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