夕野分こころ拾つてゆきにけり

Facebook・吉田 俊道さん投稿記事

<小学6年まで遊び放題の子どもたちが、いきなり中学校から授業を受けたらどうなるか?>

徳島県に、自然スクールトエックという常識を越えまくった、幼児から小学6年生までの学校がある。そこでは、授業はまったくない。毎日遊びまくり。

そして中学生の年齢に達したら、4月から突然普通の中学校に通い始める。その結果は・・

すでに12年間、中学校に送り出しているが、全員、学力に関して脱落者はなく、それどころか成績優秀になっているのです。

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信じられますか?

今の教育の改善のヒントがここにはいっぱいあるようです。

ぜひ以下を読んで下さい。

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先日菌ちゃん野菜作りの講演とワークショップに訪れた、「自然スクールトエック」。

ここでは幼児から小学6年まで、各自好きなことをして、一日中、思いっきり遊んで帰る。

時間割などないし、勉強時間もはまったくない。(勉強したければ、しても良いし、本も読める).

1人でもいいし、年齢の違う子や、だれと一緒になっても構わない。

一日中釣りをしたり、缶けりしたり、絵を書いたり、裁縫したり、基地を作ったり・・

どんなに汚れたってまき風呂にいつでも入れる。

お料理に興味がむけば一緒に作る。使う米も野菜も目の前の田畑で育て、収穫する。

先生方は何もしないのかというとそうではない。一緒に遊ぶこともあれば、できるだけ見守るだけだが、必要なときには、適切な介入をする。

その介入のしかたが適切だったか、いつも研鑽を重ねている。

毎日、好き放題にやらせて・・それじゃあ、先生の言うことを聞かなくなるのでは?

努力しなくなるのでは?辛抱できない子どもになるのでは?そんな心配をしてしまいそう。

でも真実は反対だった。やりたいこと、興味のあることに向かって、それが好きだから能力フル回転で行動するから、集中力がすごいし、段取り上手。

勉強も掃除も、さぼったりするような考え方がそもそもない!

掃除は必要だから、きれいになるのがうれしいから、人の役に立つから、掃除する。

友だちとけんかしたり、協力する素晴らしさを知ったり・・

興味のあることにとことん取り組んで、自分で工夫したり、発見したりしていく。

自然の厳しさに向き合いながらうまく切り抜けていく・・

仲間同士の結束、いさかいの処理のしかたが自然と身につく。

誰かが指示しなくても、自分たちでうまく役割分担していくことが出来る・・

ここの子たちはとにかく元気!体の頑丈さは半端じゃない! 

さらに、自分を守る力、自分で考え判断する力、

友だちとの心のつながり、年下を可愛がり気にかける気持ち、

人の役に立つ喜び・・・

これら人間として一番必要なものがしっかり身についてしまうそうだ。

さて、そんな子たちが、中学校からは地元の中学校に通う。

小学校の勉強はしたことがないので、まわりについていけないはずなのだが、

中学校の1学期はもともと小学校の復習がほとんどなので、そこで大体追いついて、2学期では追い越すことが多いそう。

それどころか、しだいにクラスの人気者、リーダーになっていく。なにしろ自己肯定感が半端ない。だから、相手の強いところを心の底から褒めてしまう。

変ないい方だけど、「自分の弱いところ、人より下手なところがあることに、自信がある」。

小学校時代に、友達を大切にする心、相手の気持ちを察する能力が身についているし

人間としての魅力、わくわくと取り組む姿に、次第にみんなから慕われるようになってしまう。自分がしっかりしているからいじめの対象にもならない。

みなさん、小学校時代、勉強好きでしたか?

私は自慢じゃないけど、3年生くらいまでは、1とか2が多かったなあ・・

興味がわかなかったのでしょうね。

好きでもない勉強に時間割通りに取り組んで、なんども宿題や復習やテストを繰り返して、やっとある程度覚えたか、それでも結局学力が身につかない子もいる現状・・

だから、学力向上のためにもっと授業時間が必要で、総合学習などの時間を削るしかないと言われている。

知識を一方的に伝えることの多い授業スタイルって、6才では早すぎるのではないのでしょうか?

そして人は、したいこと、脳が喜ぶことならすごい能力を発揮するみたい。

トエックの子たちは、中学になって初めて体験する授業というものが、興味津々。

好きで集中して取り組めば、小学6年間、まったく授業を受けなくても、

中学校の初期段階で学力はほとんど追いついてしまう!これはものすごい事実です。

それをトエックを卒業した子たちが、12年間も実証し続けている!

まあ、いいことばかりではない。トラブルもあるだろう。

でも、それこそが育つチャンスでウエルカム。

これが理想の子育てでは?こんな子を育てることが本来の教育ではなかったのか!

と強く思った。

トエックで小学生時代をすごした子どもが、現在、社会に出始めている。

どんな活躍をすることになるのか、大いに楽しみです。

5教科の筆記問題は解けても、自由になると何をしたらいいのかわからない。

今、様々な仕事の中で、自分で状況を判断して上司から言われなくても自分で適切に行動できる若者が減ってきていると聞く。そして、いわゆるニートや引きこもりの増加。

どうしたらいいのか?その1つの答えが、ここ自然スクールトエックにあった!!

そして、このような学校を他にも作りたいと、ここに学びに来ている若者たちもいた。

農業も医療もこれから革新的に変化することは、実感していたが、教育の世界もこれから革新的に変わっていくのかもしれない。

そんな希望に向かって活動する人たちを見ていて、とってもとってもうれしかった。

トエックの今後のイベントやカウンセラー募集など、FBで発信中

https://www.facebook.com/outdoortoec/

トエックのHPは、

http://www.ne.jp/asahi/outdoor/toec/


https://ameblo.jp/ippo-ippo-blog/entry-12417290920.html 【「のびやかに自分になる」】より

森の育ち場としては3回目。3年ぶりの伊勢達郎氏講演会でした。

今回はとにかくみなさんの関心の高さに驚きと嬉しさを感じました。

定員を遥かに上回るお申し込みがあり会場を変更するなどして市外、県外からも含めて40名の方にご参加頂きました。

九州のみなさんが徳島にあるトエック、代表伊勢さんのあり方を知りたい、触れたいと思っていたんだなぁと強く感じました。

時代はどんどん変化しています。

その中で大人の思惑で褒めたり叱ったりして子どもを大人の都合の“いい子”に育てることは

この世を生きる術として足りないと感じる方が増えてきたんだと肌で感じました。

誰かの望む自分になるのではなくじぶんが自分になってゆく。

自分の人生自分で背負って歩んでゆく。

そのために子どもたちが比較競争の世界から立ち止まり共感の中で認められ育つことを

届けてゆきたい。

伊勢さんの言葉に触れ幼児教育者として改めてそう強く思いました。

さぁ明日も子どもたちと森へ。一瞬一瞬を大切に。

森の育ち場 幼児の部 いっぽいっぽ

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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