Facebook北川 光春さん投稿記事
神奈川大学広報委員会編「17音の青春・2018・五七五で綴る高校生のメッセージ」読了。神奈川大学が行っている神奈川大学全国高校生俳句大賞の2018年版。
選者である各委員の簡単なメッセージが最初に書かれている。
「俳句の必須条件として最初に『季語』だの『切れ』だの『文法』だのを教えることが俳句をいかに狭めるか。私はそれが恐ろしい。」金子兜太
「言葉には意味のほかに風味がある。言葉は氷山のようなものと考えればいい。意識の海面上に現れているのは意味である。これが言葉のすべてと思っていると、意識の海面下にもっと大きな風味が隠れている。(中略)さて俳句にとっては言葉の意味より風味のほうがはるかに大事である。辞書に書いてある意味だけで俳句を作ろうとしたら、みんな理屈になってしまう。」長谷川櫂
次に優秀作品の「描いてみるか?と素裸で笑ふ彼」の句について各選者が討論している。
復本一郎「皆様がお作りの現代の俳句において、こういうクエスチョンマークやクォーテーションマーク(、 。)あるいはエクスクラメーションマーク(!)などの記号は避けるべきなのか、あるいは表現の自由という点からみて、俳句の中に使用しても許容されるのか」の問いに大串章「クエスチョンマーク(!)を入れていますけども、俳句にこういうのを入れるのは、できれば避けてほしい。」
長谷川櫂「これに関して表現の自由や、日本国憲法まで持ち出す必要はないと思うのですが、例えば折口信夫(釈超空)の歌でも、読点(、)も句点(。)もあれば、ダッシュ(―)も全部入っているわけですよ。つまりそういうものでいろいろな表現の可能性を探るというのは大事なことだと思います。」
宇田喜代子「句に中黒(・)を入れるとき、一字と考えてもいいくらいの効果があるんじゃないの。」
黛まどか「記号がなくても通じるなら、ないほうがいいですね。」
最後に私がチェックした句。
運動会文学好きな君走る 新涼やペンの音聞く授業中
祭の夜コーラと孤独減つてゆく 良夜のラジオどこかで紛争の話
白靴の空へ飛び出す逆あがり どしゃぶりに飛び込む二人夏来る
短夜や姉の寝言に返事して 自転車に眠る野良猫星祭
藍の花介護施設の午後しづか コーヒーの湯気はまつすぐ春眠し
ブラジャーを外し月光やはらかし 涙ぐむ炭酸水となりし恋
屑鉄の丘より吹きし石鹸玉
Facebook加藤隆行さん投稿記事【【どんな感覚から世界を見てる?】
以前、メンタルのことって実は現実は現実は誰にとってもフラットに存在していて
それを否定的な角度から見ているか好意的な角度から見ているかだけ。と書きました。
つまり現実とはその人が世界をどう見ているか次第ということ。
例えばいつも例に出す話なのですが上司が「ちゃんと仕事してるか?」と何の気無しに言ったとして世界を怖いところだと思っている人は、「上司が怒ってる!(><)」と感じて「すみません、すみません徹夜してでも明日までに やっておきます(><;)」と言うかもしれない。
また人によっては「ちゃんと やってるじゃないですか!」と怒り出す人もいるかもしれない。すぐ謝って凹む人すぐ怒って歯向かってくる人よくいますよね。
上司は何の気なしに言っただけなのに、です。
でも、世界は自分に優しいと感じている人なら「ちゃんと仕事してるか?」と言われたらお、自分は期待されてるな気にかけてもらっているなと感じて「がんばってまーす^^」と答える。上司は、そして世界は完全にフラットに存在しているのに前の2人には、世界は自分を脅かす脅威に見えてあとの1人には楽しくフレンドリーな場所に見える。
しかも、前の2人は上司にとって扱いにくい人たちなのであとの1人が仕事でも重用されていく。すると前の2人はより凹み、より怒る。という連鎖が起こっていく。
ただ、それだけ。現実はこれの積み重ねで起きています。
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で、多くの自己啓発や世の教えには、ここまでの仕組みは書かれていて「だから世界を いいように観るんだよ」ってことを教えています。
カンタンに言えば「ポジティブな見方をしろ」「ポジティブシンキング」しろってこと。
で、みんなここで罠にハマります。いいように観るのはそんなカンタンではないし
無理やり思考を変えても自分の内側ではそう思えていない。
するとそれができない自分を叩き始め、責め始めよりしんどくなっていくのです。
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実はメンタルのことって、結局はただの「感覚」です。「感覚」とは「身体感覚」です。
私が怖い怖いとビビった「感覚」でいると上司が怖く、否定的に見える。
私がゆるんでリラックスして、ラクな「感覚」でいれば上司は好意的に見える。
つまり「感覚が先で世界は後」なのです。ビビっていれば道に落ちているヒモもヘビに見えるし、柳が揺れるのも幽霊に見える。「感覚が先で世界は後」でこの「感覚」の部分って本能的な身体的な部分なので、それを「ポジティブに考えよう!」では変わらないのです。
最初に戻ってじゃあ世界が脅威に見える上司が自分を否定してきているように見えるのはなんでか、と言ったら私が「怖い」から。「怖い感覚」が先で、上司はあと。
思考をポジティブに変えてもしょうがない。「怖い」んだから、「怖いよね」「怖いんだね」
と、怖い自分を認めて怖い自分に寄り添ってあげる。
怖がって泣いて起こっている小さな自分の横にいてあげて、背中をさすってあげる。
怖かったねと抱きしめてあげる。そしたら「怖い感覚」がはじめてゆるんで世界が少しずつ怖くなくなってきて上司が好意的に見えてくる、という仕組みなのです。
まずは「感覚が先で世界は後」これ、覚えといて。
だから世界はカンタンにひっくり返るし世界は自分次第なのです(^ω^)
Facebook野村 哲也さん投稿記事
周りに起きる自然現象を、五感で測り、全身で観ること。これが写真の師匠・星野道夫さんから教えてもらったこと。
たまたま起こったこと、それもすべては自分の心の投影なのだから、内面と外面を照らし合わせ、引き算をする。ウシュマルは愛してやまない遺跡。氣は柔らかく、どこまでも地球に抱かれている感じがする。まあるく、まあるく無重力な世界観。早朝目が覚めると、あらあら曇天。光田兄が来たのに、素敵な仲間たちと一緒なのになんでかな? きっと理由がある。そのサインを見逃さないようにしなければ。
8時、朝一番で僕らは入場し、まずはウシュマルの顔とも言える魔法使いの神殿へ。マヤ文明の人々は立方体のピラミッドを数多く作り上げたが、このウシュマル神殿は限りなく曲線美。まあるい神殿で、この地に伝わる神話によると、ドワーフ(小人)たちが一夜で建造した『魔法使いの神殿』と言われている。この地へ立つたび、このインカちっくな神殿に心惹かれてきた。でもまさか光田兄によって、その理由が明かされようとは。雲がちぎれ、空はまだらになってきた。そうか、こうやって神々は歓迎してくれているわけだ。マヤ文明も僕らと同じ「八百万の神」信仰。この雲ひとつひとつが神、それらがウシュマルに集合したわけだ。
今日も光田兄のリーディングは始まった。
「ユカタンは、白色人種、黒色人種、黄色人種、褐色人種、赤色人種の五人種が混ざり合った唯一の地。赤色人種=アトランティスの人たちは頭が理科系なので立方体が多い。それに対しユカタンの地元民=レムリアの人たちは、出来るだけ自然を残そうと曲線を多用した。エジプトのピラミッドが立方体のカチカチな建造物に対し、マチュピチュはカーブを多様した柔らかな建造物。そのアトランティスとレムリアが混ざり合った建造物こそがこのウシュマルの魔法使いのピラミッドだね。この神殿もまた五回に渡って更新しているので、神殿の中にさらに小さな神殿がある。その一番最初の神殿は、果たして円形だったのか?そこに興味があるね。ユカタンの楽しみは、混ざり合っていること。最初にやって来た人たちは神様を信仰する人たち、だからこそ生涯をかけ神を崇めるピラミッドを作った。でもやがて邪(よこしま)なグループが入ってくることで、物質世界(お金と色仕掛け)によって、神官たちも徐々に堕落していってしまった、とケイシーが言っています。そして驚くべきことに、このマヤの地は、男性の神官よりも女性の神官の方が多かったそうです。この先の地球変動の時には、その女性神官たちが戻ることになっている。堕落世界を戻す時、必ず旗振りの人たちが現れるそうです。きっとこの私たちのメンバーにもいるのではないですか? そしてここのウシュマルは、レムリア(ムー大陸)という考え方を、世界へ広めた人ジェーム・チャーチワードが、最もレムリア文化を色濃く残しているのが、この「魔法使いの神殿」だと言っています。そしてとても大切なのは、五色人たちをどうやって一気に進化させたのか? それは地上へ降りてきた神官たちに、音楽を教え、ダンスを覚えさせ、二本足で直立させた。それによってアップライト(垂直方向)の思考が出来るようになった。それまでは水平の思考ばかりだったのに、水平・垂直思考できることで、五色人たちは大きな進化を遂げたのです」
ここまで話し切ると、空の千切れ雲は無くなっていた。中央祭壇では漆黒の犬が寝転がっている。可愛いなと近づくと、その犬の茶色い瞳に呑み込まれそうに。神はいたるところへ変化して現れる。きっとこの黒犬に、神が降り、僕らの話を聞いていたのだろう。世界は摩訶不思議なことが起きているようで、実は完璧な調和世界。僕がどうしてこの遺跡に惹かれるのか、それはきっと自然を敬うことに長けた「レムリア」の思想が、心地良かったから。自然は使うものではなく、使わせてもらうもの。生きるのではなく、僕らは今を生かさせてもらっているのだ。
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