蔵王権現

Facebook西埜憲司 さん投稿記事

今日は、公休で、吉野山蔵王堂へ、秘仏蔵王権現像を拝観しに行きました。

蔵王権現は、修験道の最高神で、役行者様が潅頂した尊格です。釈迦如来、千手観音菩薩、弥勒菩薩の言わば、習合神格で、梵字で表すと、バク、キリク、ユの尊格が合一の最高神です。お姿は、明王的な憤怒尊ですので、釈迦如来、千手観音菩薩、弥勒菩薩の合体尊の教令輪身と思います。1+1+1=3ですが、この場合、1+1+1=1+1+1なんです。

コレは、蔵王権現像を拝観すれば分かります。

1A+1B+1C=3ABC÷3=1a1b1cこんな感じで、蔵王権現が3体本殿で、飛び出しそうに成って居ます。何のこっちや?

釈迦如来、千手観音菩薩、弥勒菩薩の三尊融合が金剛蔵王権現。言わばオールマイティーな神様です。過去、現在、未来の融合神格でもありますので、

時空を超えた神様と、私は受け止めて、礼拝します。

蔵王堂をじっくり研究し、脳天龍神社へ向いました。

大峯山は、男子修行の行場。

脳天龍神社は、女子成仏の行場と成ります。

今日は、観光に行くと言うより、吉野山の神仏と対話しに行きましたので、礼拝に時間を掛けました。

一箇所じっくり参拝の1日に成りました。大満足です。


http://inori.nara-kankou.or.jp/inori/special-interview/kowa48/ 【「思い煩(わずら)いをお預けし、ともに祈り、今できることを」】より

金峯山寺

金峯山修験本宗 管長・総本山金峯山寺 管領/五條 良知 師

特別講話ダイジェストムービー(金峯山寺)

─ 金峯山寺のご本尊である蔵王権現とは?

─ 金峯山寺のご本尊である蔵王権現とは?

今から1300年前、役行者(えんのぎょうじゃ)(※1)が大峯山の山上ヶ岳で千日間の修行をなさいました。「悪い時代を生きる人々を救ってくださる仏様を」と祈ったところ、釈迦如来、観音菩薩、弥勒菩薩が現れます。しかし「悪い世の中を生きる人々を救うにはあまりに優しい。もっと厳しい方にお願いをしたい」と、さらに修行を続けると、バン!と石を割って憤怒の表情をした仏様が。私どもが「役行者が祈り出した」と申しておりますこの御仏が金剛蔵王大権現(こんごうざおうだいごんげん)です。役行者は「この方こそが人々の目を覚まし、叱りつけてでも助けてくれる」と、山桜の木に彫刻しお祀りされました。権現というのは「仮に現れた」ということ。釈迦、観音、弥勒それぞれが優しくはないお姿を仮に表したのが蔵王権現様(※2)だと今日に伝わっております。

(※1)修験道の開祖とされる

(※2)過去を救済する釈迦、現在を救済する観音、未来を救済する弥勒が一体となって現れたのが蔵王権現

─ 2024年は世界遺産登録20周年と伺いました

文化的景観という言葉が初めて使われて重要性が認められ、「紀伊山地の霊場と参詣道」として吉野山が世界遺産となりました。世界遺産をきっかけにご参拝くださる方が増え、蔵王権現様を好きになって、周りの方に「一度お参りしておいで」と伝えてくださるのはありがたいことです。また、構成資産の一つの仁王門の解体修理は令和10年(2028)に完成予定です。

─ 日課の「とも祈り」について教えてください

新型コロナウイルス以降、奈良の東大寺様をはじめ多くの方々とともに毎日正午に「とも祈り」をしてきました。場所は違えども、時を同じくして、気持ちを同じくして祈るものです。どなたでもいつからでもご一緒しましょう。南無阿弥陀仏でもアーメンでもかまいません。ごちそうさま、ありがとう、おやすみ、おはよう。こうした挨拶で、随分と日々の生き方が変わってくるもの。分断ではなく、一緒に続けること。蔵王権現様は「過去現在未来を救うてやる」と言っておられます。思い煩っていることをお預けしていいんですよ。それで心身がちょっと軽くなったら、自分が今できることを頑張ってみる。今頑張れたら過去のことが報われます。今頑張れたら未来の道が開け、次世代の子供たちの世界が少し良くなるのです。人が人のために祈る。そういうことが大事だとお伝えしているところです。

プロフィール

金峯山寺/

金峯山修験本宗 管長

総本山金峯山寺 管領

五條 良知(ごじょうりょうち) 師

昭和39年京都府綾部市生まれ。平成4年金峯山寺に奉職。同27年より現職。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E6%A8%A9%E7%8F%BE【蔵王権現】より

蔵王権現(ざおうごんげん)は、日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊である。正式名称は金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)、または金剛蔵王菩薩(こんごうざおうぼさつ)[2]。インドに起源を持たない日本独自の仏で、奈良県吉野町の金峯山寺本堂(蔵王堂)の本尊として知られる。「金剛蔵王」とは究極不滅の真理を体現し、あらゆるものを司る王という意[3]。権現とは「権(かり)の姿で現れた神仏」の意。仏、菩薩、諸尊、諸天善神、天神地祇すべての力を包括しているという[4]。

縁起

蔵王権現は、役小角[5]が、吉野の金峯山で修行中に示現したという伝承がある[6]。釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩の三尊の合体したものとされ、今でも吉野山の蔵王堂には互いにほとんど同じ姿をした三体の蔵王権現像が並んで本尊として祀られている。

神仏習合の教説では安閑天皇(広国押建金日命)と同一の神格とされたため、明治時代の神仏分離の際には、本山である金峯山寺以外の蔵王権現を祀っていた神社では祭神を安閑天皇としたところも多い。

また神道において、蔵王権現は大己貴命、少彦名命、国常立尊、日本武尊 、金山毘古命等と習合し、同一視された。その為蔵王権現を祭る神社では、主に上記の5組の神々らを祭神とするようになった。

また、中世出雲大社の祭神スサノオが鰐淵寺の本尊蔵王権現と同体とされていた。

蔵王権現像

尊容

蔵王権現の像容は密教の明王像と類似しており、激しい忿怒相で、怒髪天を衝き、右手と右脚を高く上げ、左手は腰に当てるのを通例とする。右手には三鈷杵を持ち左手は刀印を結び、左足は大地を力強く踏ん張って、右足は宙高く掲げられている。その背後には火炎が燃え盛る。図像上の最も顕著な特色は右足を高く上げていることで、このため、彫像の場合は左脚1本で像全体を支えることになるか、右脚をつっかえ棒で支えている。また単に高く掲げられたように見える右足は、実は虚空を踏んでいるのだという解釈もある。ただし、京都・広隆寺像のように両足を地に付けている像もある。逆に、左手、左足を上げた姿もある。

代表作として、鳥取県・三仏寺奥院(投入堂)の本尊像(平安時代、重文)が挙げられる。

姿形の意味

右手の三鈷杵は天魔を粉砕する相を示し、左手の刀印は一切の情欲や煩悩を断ち切る利剣を示す。左足の踏みつけは地下の悪魔を押さえつけており、右足の蹴り上げは天地間の悪魔を払っている姿、背後の炎は大智慧をあらわしている[7]。

歴史

役小角自体が伝説的な人物であり、蔵王権現像の製作が実際にいつ頃から始まったのかは判然としない。滋賀・石山寺には、本尊・如意輪観音の両脇侍として「金剛蔵王像」と「執金剛神像」が安置されていた。これらの像は、正倉院文書によれば天平宝字6年(762年)制作されたものであるが、正倉院文書には両脇侍の名称を「神王」としており、「金剛蔵王」の名称は平安時代の記録に初めて現れる。これらの像のオリジナルは現存していないが、「金剛蔵王像」の塑像の心木が現存しており、右手と右脚を高く上げた姿は、後世の蔵王権現像と似ている。

吉野から出土した、国宝の「鋳銅刻画蔵王権現像」(東京・西新井大師総持寺蔵)は、銅板に線刻で蔵王権現などの諸仏を表したもので、長保3年(1001年)銘があり、この頃までには蔵王権現の図像も確立していたことが分かる。

蔵王山

宮城県と山形県との県境にある日本百名山の蔵王連峰(蔵王山)は、古くは刈田嶺(かったみね、かったね、かりだのみね)、または、不忘山(わすれずのやま)と呼ばれていた山岳信仰[8]および歌枕の山であったが、吉野から蔵王権現が勧請され、平安時代には修験者が修行するようになったため蔵王山とも呼ばれるようになったとされる。

江戸時代になると、刈田岳にある「蔵王大権現社」(現・宮城県刈田郡七ヶ宿町)に参詣する庶民で賑わうようになり、積雪のため参詣出来ない冬季には東麓の「蔵王大権現御旅宮」(宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉)に季節遷座するようになった。

明治維新期の廃仏毀釈の中、「蔵王大権現社」および「蔵王大権現御旅宮」はそれぞれ刈田嶺神社(奥宮)および刈田嶺神社(里宮)となり、遷座する祭神も「蔵王大権現」から「天水分神」および「国水分神」の2柱となってしまったが、参詣の風習は昭和初期まで続いた。このように修験者から庶民へと信者の主体が変化したことで、「蔵王山」という名称が刈田嶺や不忘山を凌駕して定着した。

他方、蔵王連峰の現・山形県側では熊野信仰が盛んであり、蔵王連峰の主峰・熊野岳(現・山形県山形市)にあった熊野神社を中心に西麓の2社と合わせて三社一宮で信仰を集めた。

新日本観光地百選により蔵王山が観光地として注目されたため、山形県側では様々なものを「蔵王」に改称することが流行り、熊野神社も1952年(昭和27年)に蔵王山神社に改称した(参照)。

全国の主な蔵王権現

金峯山寺(奈良県吉野郡) - 木造蔵王権現立像(重要文化財)

如意輪寺(奈良県吉野郡吉野町) - 木造蔵王権現立像(嘉禄2年(1226年)、重要文化財)慶派の源慶、能慶作。

石鎚山関連 - 石鈇山横峰寺(愛媛県西条市) - 木造蔵王権現像(本堂右脇仏)。石鎚山極楽寺(同) - 石鎚山金剛蔵王大権現/龍王吼/無畏宝吼(蔵王殿本尊)[9] - 龍青山善覚寺(福岡県直方市) - 石鎚大権現立像(本尊秘仏)

その他については御嶽神社を参照。

牛ヶ峰蔵王権現 - かつて「山陰三権現」のひとつとされた、兵庫県・鳥取県の県境の山[10][11]。

大井蔵王権現神社(東京都品川区)

真言・種字

オン・バキリュウ・ソワカ (通常呪)[12]

オン・バサクシャ・アランジャ・ソワカ [12]

金剛蔵王権現真言: オン・バサラ・クシャ・アランジャ・ウン・ソワカ

種字は हूं (ウン、hūṃ)。[12]

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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