https://www.oricon.co.jp/article/1296704/ 【奈良・天河神社で外せない!神宝「五十鈴」・禊殿・六角岩】より
奈良県吉野郡天川村の「天河大辨財天社(天河神社)」は、芸能や音楽関連に御利益が強いとされる弁財天が祀られているため、業界関係者も多く訪れる神社。決してアクセスがいいとは言えない山深い場所にありますが、ご縁のある人しか行けないという噂もあり参拝客が後を絶ちません。せっかく訪れたら、本殿以外にもぜひ押さえておきたい神宝の「五十鈴」はじめ、禊殿・六角岩ほかご紹介します。
魂の進化を表す神宝「五十鈴(いすず)」
天河大辨財天社(以下天河神社)の創建は飛鳥時代にまで遡ります。古くよりこの地では龍や水の信仰が篤く、大峰山を開いた修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が弥山に弁財天を祀ったのが始まりとされ、その後も空海が参籠(さんろう)したりと、神仏習合の場として栄えてきました。
※参籠・・神社・仏寺などに、ある期間こもって祈願すること
そして天河神社を象徴するものに「五十鈴」があります。こちらの五十鈴は古来より伝わる独自の神宝。
天照大御神が天岩屋戸にこもったときに、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、岩屋戸の前で躍った話は有名ですが、その際天宇受売命が持っていたちまきの矛(神代鈴をつけた矛)が同様のものだとか。
※現在(2020.9月)拝殿の鈴は鳴らせないようになっています
天河神社の五十鈴は一般の鈴の形とは違い、3つの鈴をつなげているのも特徴的。本来鈴はその響きで邪気を祓う役割もありますが、この五十鈴にはそのほか3つの魂の状態(みむすびの精神)を表しています。
・生魂(いくむすび) 万物を生み出すいきいきとした生命力の状態
・足魂(たるむすび) 働きが満ち溢れて(充足している)状態
・玉留魂(たまずめむすび) 全体が統一され一体になる魂の状態
魂の進化に重要な要素ということで、普段あまり意識することのない魂というものを意識してみるきっかけになるかもしれません。
遠くて足を運べない人はHPから購入もできるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
鎮魂殿(禊殿)は静寂な心落ち着く聖域
参拝される方の中には本殿だけで済まされる方も多いかもしれませんが、ちょっと待って!
せっかく参拝するならぜひ本殿から徒歩約10分の場所にある「鎮魂殿(禊殿/みそぎでん)」にも足を運んでみてください。ここは社の裏の高倉山がご神体となっています。
通常は神職さんが鎮魂行法(ちんこんぎょうほう)などの神事で使用されますが、一般の方も参拝OK。知る人ぞ知る場所になっており、本殿とはまた違って静寂で神聖な空気が漂っているのを感じられる場所です。
そしてこちらも気づきにくいのですが、拝殿向かって右手にまわると何やら気になる石が・・。
これは平成23年に紀伊半島を襲った豪雨災害で、このあたり一帯が土砂崩れが起き、その際向かいの山から落ちてきた石を祀ったもの。拝殿も水に浸かる被害があったものの無事で、石も自然崇拝という形でこうして残しています。
古来より信仰されてきた神秘の六角岩
さて、さきほどの禊殿は本殿から歩いて約10分ほどになります。途中右手に天ノ川がゆったり流れ、気候がよければ対岸ではテントをはった家族連れで賑わったり、川で釣りを楽しむ人の姿を多く見かけます。何より透き通るエメラルドグリーンの水の美しさには心癒やされます。
ちなみに歩くのはしんどいなという方も大丈夫!鎮魂殿(禊殿)の向かいには、駐車場もあるので車での移動もOK。
さて、鎮魂殿(禊殿)と共にぜひチェックしてもらいたいのが、対岸に見える「六角岩(ろっかくいわ)」。こちらも知る人ぞ知るちょっとした見どころとなっています。
六角形の形をしていることから六角岩と呼ばれていますが、位置的にちょうど天ノ川がカーブする突き当たりにある場所ということもあり、いろんな神秘的要素が重なり、古来より地元の人の信仰対象とされてきました。
さきほどの駐車場の突き当たりから見るとわかりやすいので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
境内の5社殿と空から降ってきたとされる天石
さて、次にご紹介するのは「天石(てんせき)」です。
2つめの鳥居をくぐり、階段を少しあがった左手に5つのお社があります。こちらは天照大御神はじめ、弁財天の化身・龍神、このあたりを古くからお守している琵琶山の地主神などが祀られているお社。地元に古くから縁がある神様もいらっしゃるのでぜひこちらにもご挨拶を。
そしてそのお社の後ろに柵で囲ってあるのが「天石(てんせき)」と呼ばれる石。
このあたり一帯の坪の内というエリアは「四つの天から降った石」「三つの湧き出る清水」「八つの社」に囲まれし処とされ、神域を表す地ということ。その天から降った四つの石の3つが境内にあります。そのうちの1つが五社殿前のこちらの石。
では2つ目は・・。
二の鳥居をくぐって階段あがってすぐ右手にあるのが2つ目の石。意識していないとつい通りすぎてしまいそうです。
残り3つ目は行ってみて探してみてくださいね。
アクセスは?
天河神社まではバスか車でしか行けません。しかもバスは1日3本。
大阪市内からだと近鉄吉野線の特急で「下市口駅」で下車(特急で約1時間30分乗車)。そこから中庵住(なかいおすみ)行きのバスで約1時間の乗車で天河大弁財天社で下車すぐとなります。トータル3時間近くかかりますし、本数がかなり少ないので事前に時間はご確認を!
※記事下の関連MEMOにバス時刻表リンクあり。または神社HPで確認を
https://plaza.rakuten.co.jp/writer/diary/201708240001/ 【●天河神社・禊殿の神様のメッセージ「愛の意図に従いなさい」】より
こと葉です♪今年は西暦2017年。そして17は弁財天数ということで、弁財天さまが格別お働きになる年ということもあり、奈良の天河神社に月参りをしています。
2004年に初めてお参りしてから、ここが私の神社的ホームグラウンドです。
広大な敷地を持つ神社が多々あることを考えると、天河大辨財天社(通称・天河神社)は、こぢんまりとしています。
社務所のある斎庭から石の階段を上ったところにある檜造りの美しい拝殿が、多くの参拝者が訪れる場所。
その上で、柿坂神酒之祐宮司をはじめ、天河神社に詳しい人には行くといいですよと勧められるのが、禊殿(鎮魂殿)です。禊殿は、正面の鳥居から歩いて7分くらいのところにあります。天の川沿いをゆったりと進む景色のよい道の突き当りに、ピラミッド型の高倉山を背景にたたずむ社殿が、禊殿。
そのお社は、今の拝殿ができる前、拝殿として使われていたものを移築してきたものです。
高倉山は、古来より山そのものが敬われてきた場所で、それほど高くありませんが、禊殿の下には五色の水晶が埋まっていると宮司さまはおっしゃっていて、宝物の上に建っている社殿なのだそうです。
一本の枝垂れ桜が生きており、季節には見事に美しい花をつけてくれます。
私も、毎回、お参りのたびに禊殿(鎮魂殿)へ足を延ばし、ここで禊殿の神様にメッセージをもらっています。禊殿には、ガイア神(地球の神)が鎮まっています。
2011年8月に天川村が豪雨による土砂崩れで大きな被害を出した際に、禊殿も川からあふれた水に洗われ、そして神社に収められていた数々の宝物なども水の中に流出しました。
その際、表に出てきた資料によって、禊殿に国常立神(クニトコタチノカミ)が鎮まっていたという事実が判明したのです。それを受けて、柿坂宮司さんたちご神職のみなさんは、改めて禊殿を美しく整えて、2012年に魂鎮めのおまつりを禊殿で行ったのでした。
2011年3月の東日本大震災、同年8月の天川村の土砂災害、そうした流れを受けて、日本の国の神であり、大地の神ともいえるクニトコタチの神様にしっかりとお働きいただかなくてはいけない、という思いによるものだったと聞いています。
私も、お世話になっている方々やスクールの関係者さんたちと一緒に、2012年の魂鎮めのおまつりに参加させていただきました。
全国から集まった人々が全員、禊殿の地下に大きな赤い泥岩を埋めるのを見守りました。
なんとも形容しがたい、神妙で心のこもった神事でした。
そんな経緯があって、2012年以降は、それ以前よりも禊殿の存在感が自分の中で増したように思います。拝殿で、弁財天さまや大神さまを意識するのとはまた違った感覚があり、禊殿ならではの神格があるのを感じられ、私にとっては、メッセージが受け取りやすいところです。
2017年8月16日に訪れたときには、こんなメッセージのやりとりがありました。
以下こと葉ーーー禊殿の神様、今月またお参りさせてくださり感謝します。おかげさまで(中略)、ありがとうございます。神様、今の私がこれからますますエネルギッシュに活動していくために、何かメッセージ、訓示をいただければ幸いです。
以下禊殿の神様ーーー
君がまたここへ来たのは他でもない。導きと神の思いがあるからである。君がここに来れたことには、無数の働きが陰にあることを心得なさい。あなたがこれから為すべきことにも、数々のサポートと導きがあるだろう。もちろん、その根源には神々の働きがあることに他ならない。君が一人で行うこと、行えることなど、この世には何一つないのだよ。
ひとりきりでいるように感じても、それは誤解なのだ。気があり、酸素があり、君を生かしている。身体は動いている。食物は君に力を与えた。わかるね。ひとりきりでは何もできない。
むしろ何もできないように、この世界はできている。そう成り立っているのだ。だから念じなさい。あなたが何かを願うときには、たくさんのぴったりの助けが入るように。あなたは見えないところで、力を使役しているのだよ。こうありたいという願いは、その力、純粋さでもって、それを強さとして、他を使役する。命令ではない。喜んで従っているのだ。
君には今日“かしずく美しさ”があると教えたね。そうだ。何かに、何者かに、美しき思いに、
使役される美しさ、喜びというものがある。
あなたも喜んで、誰かの何かの思い・願いにかしずきなさい。頭を垂れて従いなさい。
それは神の美しき意図であるかもしれない。あなたの肉親の家族の願いかもしれない。
レイキの家族、子どもたちの願いかもしれない。あなたが喜んでそれに従うとき、あなたの内側では何が起こっているか、わかるだろうか?
愛だよ。愛が生まれているのだ。新しい愛が創造されているのだ。愛はそもそもこの世界に充満しているもの。だが人はさらに新しい愛の力を創造することができるのだ。親は生まれた子にかしずくことによって、身の内に愛を醸造することができるのだ。
だから親は子に感謝する。もちろん、行き過ぎてはならない。その快楽におぼれては、関係がいびつになってしまうから。しかし君には子はいない。だったら、世界にかしずくのだよ。
神にかしずきなさい。神の意図に、頭を垂れ、身を動かし、喜びとすることができるだろう。
神とは何だろう。より大きな愛ととればいい。愛の意図に従いなさい。
(ここで美しい青い尻尾のトカゲが、私が座っているすぐそばに現れてびっくりする)
自然が君を歓待した。そうだ、君を迎えるのは人ばかりではない。迎えられたことに気付きなさい。感謝なさい。あなたが、ここにいること、すべての力なくしてはありえないのだ。このことをしかと受け取って帰りなさい。
以下こと葉ーーー
ありがとうございます!(ちょうど帰りなさいと言われて時計を見たら、天河神社の鳥居前から出る帰りのバスの時間にぎりぎりのタイミングでした)帰りのバスの中で、歌が浮かんできて、口ずさんでいました。
♪
いまここにいられること それはとても奇跡的なこと いまにわかる きっとわかる
君が孤独を感じたとき ひとりじゃない ひとりきりじゃない 見えない力がそばにある
わかってよ しってほしい 君を包む愛を 君を包む愛を
♪
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