感性医療

Facebook岡部明美さん投稿記事·【感性医療】

愛知県岡崎市にある「岡崎ゆうあいクリック」院長の小林正学医師(昨年14期LPLを看護士の奥様、愛海ちゃんと共に受講。私も仲間達も親しみを込めてまーくんと呼んでいます(^。^)の新刊

『こんなにもあった!医師が本音で探したがん治療』がとても面白い!

「現代西洋医学は、がんをはじめとする慢性病や心の病気の治療に対しては苦戦しているのが現状です」

と、がん専門医のまーくんは言います。(こういう場では、まーくんって、ちと言いにくいけど今更、小林先生って言うと、どなた?って感じなのでまーくんでいきます💝)

30年前に生死を彷徨う病気をしたことをきっかけに、私は、いのち、からだ、こころ、魂の世界に興味をもち、のめりこむようにして、ホリスティック医学、代替療法、東洋医学、統合医療、波動医学、脳科学、潜在意識の世界の探究を続けてきました。

なのでこの本の序文に書いてある下記の一節を読んでとてもワクワクしました。

そして、全部読んでみたら想像以上に面白く、新たな発見もあり、驚きもあり、だよね、だよね、の共感もあり、あっという間に読みました。

最後の文章での、妻、愛海ちゃんへの愛と感謝とリスペクトも素敵でした。

最初にワークショップに二人で参加された時は、激しいバトルを繰り返してきた果ての離婚寸前の夫婦だってなんて、もはや遠い目です(笑)

本書の序文から

・・・・・・・

長年のがん診療に疲れ果てて、もうがん治療から離れようと決意した2019年に自分自身ががんになり、そのとき、まるで神のお告げのように「お前はがん治療から離れるな。自分の目で真実を確かめて、皆に伝えるように」といわれたと感じたのです。

それからの3年は、まるで何かに導かれるように、会うべき人に、会うべきタイミングでご縁が続き、素晴らしい医師や施術家など多くの方々と出会ってきました。

そこで学んだことは、「メカニズムは証明できないけれど、確かに病気が良くなる治療法がある」「私たちは、見えない世界と密接に関わっている」ということです。

これらを現代医学では説明できなくても、保江邦夫先生(理論物理学者)が、湯川秀樹博士から引き継いだ「素領域理論」だったら説明できるもしれないと思うようになり、いつか保江先生から理論物理学的な視点でのコメントをもらいたいと切望するようになりました。

このたびようやく念願が叶いました。「文学は、もの言わぬ神の意志に言葉を与えることである」芹沢光治良先生の『神の微笑』は、この文章から始まります。

それでは「医学」とは何なのでしょうか。

人間は肉体を持つことにより、老いや病気などを体験していきますが、

身体を持たない神は「医学を通して、私たちに何を教えようとしているのでしょうか。

その答えは、保江先生のお話しの中にヒントがあるのではないかと感じており、本書がどのような展開になっていくのかが楽しみです。

と序文に書かれています。

まーくんは、LPLの根幹に私が感性論哲学を置いていることから、

感性論哲学創始者の芳村思風先生にも興味をもたれ、現在、思風塾で感性論哲学を学ばれています。

まーくんは、ご自身の目指す医療の在り方を「感性医療」と名づけています。

「医学」は学問であり、科学ですが、「医療」は、人のいのちの営みに直接関わるものです。

医療者と患者とそのご家族の心の触れ合い、つながり、信頼があってこそ、いのちの共鳴(レゾナンス)が生まれるのではないでしょうか。

感性という生命エネルギーの働きを最大限に活かすこと、精神と科学を統合すること、病からのメッセージに患者さん自身が気づける場を作ることをまーくんは感性医療として実践されています。

今回の【YouTubeあけみちゃんねる】のライブトークは、

私とまーくんと感性論哲学の芳村思風先生との鼎談の撮影でした。

思風先生と4年ぶりにお会いできてとても嬉しかったし、お二人を引き合わせて、医師と哲学者から「感性医療とは何か」というお話しを聴けてとても面白かったです。

何より、まーくんの新刊に対する思風先生の感想の言葉にまーくんと愛海ちゃんが目を潤ませていました。

オーディエンスの方々も鼎談を聴いて、それぞれに胸に響く言葉が違っていたようです。

今回のライブトークは、名古屋の伊藤まな&ひろさんのサロンで撮影させていただきました。

いつものように撮影したものは、菊地健介さんが編集してアップしてくれます。秋頃になるかな。

芳村思風先生HP   https://shihoo.p-kit.com

岡崎ゆうあいクリニック   https://okazaki-yuai-clinic.com

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🍇岡部明美ブログ

魂を語ることを恐るるなかれ    http://okabeakemi.com/blog/?p=2434

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現在公開されている

🍀YouTubeあけみちゃんねる

ゲスト:大塚あやこ(一般社団法人ビリーフリセット協会代表

【前編】

テーマ「苦しみの原因を見抜く」〜「自我」が作り出す「苦しみの構造」について〜

https://www.youtube.com/watch?v=9TgDB_9C-6U

【後編】

テーマ「魂として生きる」

〜これからは、一人ひとりが魂の感覚を持てるかどうかが鍵になる〜

https://youtu.be/p0J66Tz9cxw

https://teamoncology.com/essay/essay/1210 【自分の感性を信じる勇気】より

村上 茂 医師 広島市立安佐市民病院

はじめに

皆さんは、がん医療の現場で「感性」は必要なものだとお考えでしょうか? 漠然としてとらえどころのないもの、あくまで個々の主観的な要素でしかないのだから、がん医療の現場に持ち込むべきものではないと思われる方もおられるかもしれません。でも私は最近がん医療の現場にこそ、「感性」が必要だと考えるようになりました。私はこのエッセイの中で、なぜがん医療の現場において「感性」を大切と思うのかを書いてみたいと思います。

EBMで重要なエッセンス

がん医療ではEvidence Based Medicine (EBM) が一般的となりました。がん医療に関わる最新の知見を得ること、医療者としてのスキルアップを目指すこと、そして患者さん、ご家族の希望を出来るだけかなえることが、私たちには求められています。ではこの作業を進めていくために重要な要素は何でしょうか?

チームオンコロジーのワークショップでは、エビデンスの批判的吟味、チーム医療の推進、リーダーシップスキルの習得、他職種との相互理解と尊重など様々なものをご紹介していますが、私自身は最近「コミュニケーション」が最も重要な要素だと考えます。

なぜコミュニケーションが大切なのか

がん診療の現場は、朝の職場での挨拶に始まり、一日の仕事を終えるまで、多くのスタッフ、患者さん、ご家族との会話があります。スタッフとのコミュニケーションでは、お互いを尊重し、それぞれが専門性を発揮し、実直な討議をすることが求められます。しかしこのスタッフ間のコミュニケーションを円滑に保つには、相応の配慮が必要です。なぜならば、各職種間の壁、上下関係のヒエラルキーなどが現実には存在するからです。「はい、わかりました」という答えの裏に、実はネガティブな感情が隠れていることも少なくありません。

がんを患った患者さん、ご家族とのコミュニケーションにはもっと神経を使います。たとえ相手が「はい、わかりました」と答えたとしても、実は遠慮して質問できないこともあるでしょう。もっと重い気持ちを心の奥底に抱えて、うまく表出できない人もいると思います。

こうした状況でよりよいコミュニケーションを築くために大切なもの、それが「感性」だと私は最近考えるようになりました。相手のちょっとした仕草、表情、言葉の裏には、実は様々なメッセージが隠されています。怒り、反発、悲しみ、苦しみ、そうしたメッセージをキャッチし、それに適切に対応することができれば、コミュニケーションは飛躍的に向上し、結果としてよりよい医療を実践することができるのではないでしょうか。

自分の感性を信じる勇気

ただこの感性を保つためには、さまざまな努力と工夫が必要です。くたくたに疲れている時、自分自身の中に処理しきれていない感情を抱えている時には、アンテナの感度はどんどん落ちてしまいます。また折角メッセージをキャッチしても、その意味を咀嚼することが出来ず、見逃してしまうこともあります。その結果として生じるコミュニケーションのギャップは、さらに私たちを疲弊させ、感性をますます鈍くしてしまうのです。

ではアンテナの感度を保ち、キャッチしたメッセージにきちんと対応するために必要なものは何なのでしょうか。私は最近「自分の感性を信じる勇気」ではないかと考えるようになりました。はっきりと見えない、言葉や表情の影に隠れているメッセージに気づいたとき、それをどのように捉え、どう対応するかは自分自身で決めなければなりません。

客観的な事実、エビデンスを基に医療を進める習慣がつくと、逆に「感性」という主観的な要因を取り入れることにためらいを感じるようになるかもしれません。そうしたためらいを振り払い、自分の感じたことを臨床の現場で生かしていくには、自分自身の感性を信じる勇気が必要になります。もしそれを他のスタッフに説明し、共有したいと思えばなおさらです。

信じる勇気を持ち続けるために

私自身に感性を信じる勇気を与えてくれる大切な時間は、実は臨床の現場の外にあります。まずしっかり休養を取ること。当直明けや仕事に追われてクタクタになっているときは、アンテナの感度はがた落ちです。また家庭でパートナーや子供達とうまくコミュニケーションが取れていないと、確実に仕事に悪影響を及ぼします。

そして私にとって欠かせないのが趣味のゴルフと、愛犬との散歩の時間です。ゴルフでうまくスイングするためには、体の動きをキャッチする自分のセンサーがうまく機能しなければなりません。週にわずかですがゴルフスクールでインストラクターと練習をする時間は、自分のセンサーをモニターする大切な時間です。

そして愛犬との散歩の時間は、私のセンサーをアジャストする大切な時間になります。散歩の途中で感じる四季のうつろい、風のせせらぎ、満天の星空を見上げることが、私のセンサーをアジャストします。

おわりに

日本の医療の現場に立っていると、押し寄せる日々の業務に追われて、自分のセンサーをチェックしてアジャストすることがおろそかになりがちです。でも鈍いセンサーで仕事をしていると、自分の感性を信じる勇気がどんどんしぼんでいきます。そうなると日々の業務が苦痛に変わっていくのではないでしょうか。自分の感性を信じる勇気、一度考えてみてはいかがでしょうか。最近になって、私はがん医療で大切な要素だと思うようになってきました。

(2012年10月執筆)

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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