「而今」(にこん)

Facebook近藤裕子さん投稿記事 🍀🍀今 を大切に🍀🍀

  「而今」 にこん

この瞬間を大切に生きる――。

仏教には而今(にこん)という言葉があります。 「このいま」です。

而今には日付などありません。 なぜなら、この〈いま〉は時間の中にあるのではなく、時間はこの〈いま〉のなかにあるからです。(引用)

時は刻々とすぎていきます。今という時間がとどまることはありません。

私たちは『今』この瞬間にしか生きることはできません

明日生きているという保証はありませんだからこそ、その一瞬一瞬を大切に生きていく。

 それが「而今」のもつ意味です。「今を生きる」。

 この積み重ねこそが、充実した人生につながるのです。


Facebook相田 公弘さん投稿記事「而今」(にこん)

道元禅師のお話です。

ある時、病気の明全和尚を見舞いにいこうと仏殿の前を通ると、炎天下の中、典座の用和尚が瓦敷き上に椎茸を干しておられた。

杖をつきながら汗だくになって作務に余念がない。

道元禅師は用和尚に歩み寄り、「ご高齢のご老師がそんなことをなさらずとも、誰か若い修行僧にやらせてはいかがですか」と声をかけました。

すると用典座和尚は、「他は是れ吾れにあらず」(他人のしたことは、私のしたことにはならない)と厳しい言葉を返します。

道元禅師はさらに、「その通りです。それではこんなに暑さの厳しい時になさらなくてもよろしいのでは?」と言うと、用和尚は毅然として、「更にいずれの時をか待たん」(今この時を逃して、またいずれの時を待つというのか)と答え、ひたすら作務に専念されたといいます。

他人ではなく“自分自身”、あとではなく“今”、それが私たちの生きていく現実であり、道元禅師はこれを「而今」(にこん)と言われました。

他人がしたことは自分がしたこととは違う。

後回ししたら、後回しした時にやるべきことも更に後回ししなくてはならなくなり、結果的に全てを後回しにしてしまうことになる。

今、自分にできることを全力で全うする!!!「而今」の精神ですね♪

※魂が震える話より


https://ameblo.jp/old-ball-boy3412/entry-12803208437.html 【(再録)「永田耕衣俳句集成 而今」(沖積舎・13000円)】より

日曜日で、階下の娘夫婦一家も早朝に起き出してくることもなく静かでそれにつられたわけではないが、私たち夫婦も少しゆっくり起床する。昼食後も好天にかかわらず(午後3時で13度)ウォーキングに出かける気にならない。(こういうときは自身の身体に聞くことにしている)結局、書斎のリクライニングシートで小一時間ほどうたた寝する。眠気覚ましに冷たいコーヒー(大阪丸福のコーヒーを冬の間も飲み続けることになった)にウィスキー(サントリーの角)を少しだけ垂らしこみ、それを飲みながらパソコンに向かっている。このブログのアクセス数がかなり増えてきているが、中で目立つのがあらたに上げたものではない(初出が2010年で、再録が2018年)、永田耕衣句集「驢鳴集」(邑書林句集文庫・900円+税)へのアクセスがコンスタントに目立つことである。俳句の世界でも孤高といってよい存在で、一般的な知名度が必ずしも高いともいえない永田耕衣の代表的な句集とはいえ、『驢鳴集』のことに興味をもつような人がわたしのブログにアクセスしていたとすると、それも驚きである。そこでこちらは手に取るのも久し振りであるが、彼の俳業の集成ともいえる「永田耕衣俳句集成 而今」(沖積舎・13000円)のことを。発行は昭和60年(1985年)で当時としても定価13000円は高価であったといえるが、作品部分で432頁、年譜や句集目録抄で95頁の大部(A5判)のものである。年譜は、自身で作成したようであるが後年になるに従い日記のように詳しいものとなり、拾い読みをしていても楽しいところがある。久しぶりに作品も含めてじっくり味わってみたいと思う。なお、本書は古本では入手可能なようで状態によるが、5000円前後から取り扱われているようである。永田耕衣ファンであるなら必携のものであると思う。


https://furansudo.ocnk.net/product/2305 【脇村禎徳句集『而今』(にこん)】より

◆平成二十四年から二十六年までの第十句集

集名の『而今(にこん)』は、道元がいう「行持現成するをいまといふ」を、私はそれを命のひらめきの「今」と捉えて句集名としてお借りした。

むろんそれは私の願望である。

(あとがきより)

◆自選十句

男の子にも化粧ありけり初鏡           的皪と青空にして寒桜

妻言ひて箸とる日脚伸びにけり          仰ぎ見て旅は途中の初燕

喪の家を出て春霰に叩かるる           働きて直に一生夏椿

葉桜やいたはられゐる齢とも           湯上りの踝ありし秋の風

丹田にこころ鎮むる冬来たり          こころまた日にあたたまる帰り花

[わきむらていとく(1935〜)]


http://furansudo.com/archives/3417 【而今】より

脇村禎徳句集『而今』(にこん)。

四六判ハードカバー装。 228頁

著者の脇村禎徳(わきむら・ていとく)さんは、1935年和歌山県生まれ、和歌山市在住の俳人である。森澄雄の主宰する「杉」で「杉賞」を二度にわたって受賞され、本句集は前句集『素心』につぐ10冊目となる。評論に『森澄雄』があり、現在は毎日新聞の「毎日紀州俳壇」の選を担当しておられる。本句集は平成24年から26年までの3年間の作品を収録したものである。

句集名の「而今」は、「じこん」ではなく「にこん」と読ませる。

本句集の装釘は前句集とおなじに君嶋真理子さん。

作品にふさわしく骨格と品性のあるものをと願った。

君嶋さんが「而今」の面白い字を見つけてくれた。

脇村さんも気に入って下さった。

帯は黒で思いきって太目に。

表紙はグレーがかった白。

文字は黒メタル箔。

平面は、カラ押し。

見返しはグレーに白の斑入りの和紙風のもの。

花布は黒。

堂々たる第十句集『而今』である。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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