https://ameblo.jp/seijihys/entry-12498748625.html 【蓮の浮葉と蓮の巻葉のこと】より
越す波もありそめにけり蓮浮葉 高浜虚子(こすなみも ありそめにかり はすうきは)
「蓮浮葉」は初夏の季語である。蓮が水中から伸び、水面に浮いて葉を広げる。
これが「蓮の浮葉」となる。
「蓮の浮葉」はそこから成長して伸び、水面から離れ、蓮の葉となる…、と思っていた。
最近、そうではないことを知った。
蓮の葉は水面を出て来た茎から新たに伸びる。蓮の浮葉は、その場で朽ちてしまうらしい。
茎からは新たに葉が出る。
最初は巻いた形で出るので、「蓮の巻葉」という。これも初夏の季語である。
つまり朝顔で言えば「蓮の浮葉」が「双葉」に当たり、「蓮の巻葉」は「本葉」になる。
別にだからどうした、というわけではないが、「蓮の浮葉」はそのまま「蓮の葉」になるのではない、ということがちょっと新鮮だった。
https://www.mysai.net/cgi-bin/kaisetsu_disp.cgi?kisetsu_cd=2&kisetsu_kbn_cd=1&bun_ya_cd=07&bun_ya_kbn_cd=02&kigo_no=0271 【季語解説夏(初夏)・植物【蓮の浮葉】 はすのうきは】より
◇「浮葉」 ◇「蓮の葉」(はすのは) ◇「銭葉」(ぜには) ◇「巻葉」
初夏のころ、池や沼の面に蓮が若葉を出してうす緑のその円い葉を貼りつくように浮かべる。それが蓮の浮き葉である。まことに爽やかなものである。そのうち水面に茎が伸び、巻葉が出て大きく葉を広げると葉はにわかに増え、水面を覆い尽くすようになる。緑の大きな葉が微風に揺れるさまはいかにも夏の到来を感じさせる。
例句 作者
鯉のゆくところ蓮の葉いたく揺る 三浦信子
子規の池浮葉の蓮をふたつ寄す 石川桂郎
きさがたの寺のをさなき蓮浮葉 加藤三七子
雨粒のたまれば払ひ蓮の葉 矢島久栄
浮葉して水面に張りの見えてきし 岡田虚風
http://haikumeikyu.seesaa.net/article/390272473.html 【蓮の浮葉】より
不忍池の蓮は初々しい緑の浮葉と巻葉です。
蓮の浮葉(はすのうきは)蓮の巻葉(はすのまきは)ともに初夏の季語です。
浮葉は水面に張り付いたように浮いているもの、巻葉は茎が伸びて、葉がくるっと巻いている状態のもののことです。カタカナの「イ」の字にみえ、だんだんにこれが開いていきます。
水は決してきれいとは言い難いのですが、それも蓮らしいといえば蓮らしいでしょうか。
蓮の葉はこれからどんどん成長して池を覆い尽くしてしまいます。
巻葉解く降り出しさうな空の下
五条天神では、お神輿を組んでいるところでした。化粧綱という紫の綱を巻き、白い晒をまきつけて組んでいるところをしっかりと固定しています。
舞台では里神楽が奉納されていました。
梅鉢の紋をかかげて御輿組む
御輿組むま白き晒かたく締め
https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/blog/2020/07/post-4239.html 【水生植物(すいせいしょくぶつ)】より
2020年07月07日(火) 植物たち植物園 水生植物
❖水生植物とは何?
説明しなくてもなんとなくわかりますね。読んで字のごとし。池や川の水の中に、植物体の全部または一部を沈めている植物の総称をいいます。。
◆その水生植物ですが、次の4タイプに分けられます。【出典:花と緑の事典/六耀社】
①浮漂植物
水底の土に根を張らずに浮遊葉または茎状葉で水面に浮かんでいるもの。
例:ホテイアオイ、ウキクサなど
②沈水植物
植物体の全体または大部分が水中に沈んでいるもの。
例:カナダモ、セキショウモなど
③浮葉植物
水底の土に根を張り、浮葉と水中葉で水面に浮かんでいるもの。
例:スイレン、アサザなど
④抽水植物
水底の土に根を張り、茎や葉の一部または大部分を空中に伸びているもの。
例:ハス、ガマなど
これらの水生植物には茎に通気組織という空気(酸素)を蓄えるすき間が発達しており、根に酸素を供給するとともに、浮きやすくして植物体を立たせる役割をしています。
特にハスの根(レンコン)には大きな穴が開いて、その穴に空気(酸素)を蓄えることで、空気の少ない泥の中でも生きていけます。
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