野芥子

https://love-evergreen.com/zukan/plant/15016 【ノゲシ】より

キク科 ノゲシ属

〔基本情報〕空き地や道端などでみられる高さ50~100cmの越年草。

茎や葉を傷つけると白い乳液が出ます。

茎は太く、やわらかで、中空、稜があります。

葉には根出葉と茎葉があります。

根出葉は不規則に羽状に切れ込みます。

茎葉は互生し、基部がとがった耳状に突き出て、茎を抱きます。

茎の下部の葉ほど深く不規則な切れ込みがはいります。

茎の上部が枝分かれして、径2cmほどの黄色~クリーム色の頭花をつけます。

花柄にはときに腺毛がはえます。

よく咲く時期は4~7月ですが、年中咲いているのを見かけます。

果実は痩果で、白色の冠毛があります。

〔来歴〕日本へは古くに中国から帰化したと考えられています。

〔利用〕全草を薬用とします。

若い苗は苦味がありますが食べられます。


https://gptelemann.wordpress.com/2010/03/23/%E7%85%A7%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%82%93%E5%90%9B%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%80%80%E3%80%8C%E9%87%8E%E8%8A%A5%E5%AD%90%E3%80%8D/  【照れまん君の花 「野芥子」】より

       野芥子・ノゲシ

        (1)

 野芥子の墓。ナンチャッテ!」こらー、それは野菊でしょう。

 「野芥子五郎岳!」 いい加減にしなさいよ~。

 「野芥子馬鹿よね~、お花さんよね~。」 あんた、もういになはれー。

 失敬!実は 「野芥子」と言うのを知らなかったもので、写真に撮った時、パソコンのフォルダは「背の高いタンポポみたいな花」と書いていました。 野芥子さん 御免なさい 

        (2)      

          ノゲシの葉

被子植物門・双子葉植物綱・合弁花亜綱・キク目・キク科・ ノゲシ属 ノゲシ 野芥子

学名 : Sonchus oleraceus  Sonchus は ハチジョウナ属 oleraceus は 「菜園」
     とか「畑に栽培」と言う意味だそうです

英名 : Common sowthistle   並ノコギリアザミ

和名 : ノゲシ   ハルノゲシ   ケシアザミ

原産 : ヨーロッパ

日本には、古い時代中国から渡来   史前帰化植物

        (3)

古名は ツバヒラクサ (都波比良久佐)。これは、葉っぱが茎の周りを覆い、刀の鍔のようになっていて、その一部が開いたようになっているところから、ツバヒラクサ。

 葉には棘のようなものが見えますが、これは見かけで、葉は柔らかく棘と言うよりも点のような感じで、ほとんど痛くありません。

        (4)

ノゲシには、白い花を咲かせる全く同じノゲシもあります。こちらもノゲシ属で 「ウスジロノゲシ」 と呼ばれています。よく似ているものに オニノゲシ というのもあります。

同じ ノゲシ属 ですが、こちらはやや棘がきつく、触ると痛いので違いが解るようです。

 それともう一つ、アキノゲシと言うのもあり、こちらは アキノゲシ属という、別属になるようです。

        (5)

我が家の庭にはノゲシがあちこち蔓延って咲いています。池の中まで咲いています。根性ものです。(5)の写真は池の中に咲いていますが、これは冬に池の水位が低くなっている時に、岸辺のヘドロの中に生えていたのが、春の雨が降って急に水位が上がった為に、水の中に取り残されたものです。

        (6)

 朝咲いているのを見て、昼から写真を撮りに出ようかと思って、昼過ぎて暫らくして出てみると、もう花はしぼんでいます。

 そこで、花を観察して見たところ、太陽が昇って暫らくすると花が開き、午後太陽がやや傾いた頃には、もう花を閉じています。そして、翌日また同じ花が開き午後には閉じます。これをくり返し、3日目にも、同じ花が開いています。どうやら、私が観察した所、四日間開き五日目には枯れて花はしぼんでしまうようです。但し、これは素人の観察ですので、正確ではありませんので、ヨロシク!

高さは20cm位から1m位まで、ひょろっと高く咲いているのもあるので、1~2cmの小さい花で地味ですが、よく解ります。

        (7)        

ノゲシは秋に芽生え、ロゼット状になって冬を越すとあります。

 ロゼット って何? ロゼッタ・ストーン と言うのと関係あるの?

 そこで、ロゼット を調べて見ました。英語で、 Rosette  ロゼット 。

 本来、バラの花に由来する言葉で、八重咲きのバラの花びらを差す。ここでは、冬に地面から茎はほとんど伸ばさず、葉だけを四方八方にのばしている状態を、ロゼット状 と呼ぶようです。

 その葉を根出葉(こんしゅつよう)といい、円盤状に根出葉を出しているような植物体を表す言葉、とあります。ノゲシの他、タンポポ、オオバコ、ヨメナ、オオマツヨイグサ など他にも沢山あります。

   ちなみに、ロゼッタ・ストーン に付いてですが、こちらはロゼッタという町で発見された石碑なので、ロゼッタストーン と言うようです。

 エジプト地中海近くのアレキサンドリアの東約65kmにある町の名。 アラビア語では Rashid ラシッド と言う発音に近い町の名前だそうですが、それが1799年ナポレオンの遠征時、古代石碑が発見され、フランス語でRosetta で発見されたと書かれたようです。それでロゼッタストーンという名前で広く知られるようになったようです。

        (8)       

 野芥子 は食べることが出来るそうです。早春、花が咲き始めの頃の柔らかい物を、茹でて灰汁を除けば、サラダやおひたしに出来るそうです。昔から、薬用 として乾燥させて食べられていたそうです。薬効は滋養強壮の他、五臓六腑の邪気を払い、心を鎮め気力充実、

身を軽くし老化を防ぐ、とあります。

         (9)

俳句歳時記には 「野芥子」 は載っていません。雑草なので、気にも留めなかったのでしょうか。「芥子の花」はあるのですが、ノゲシ は見当たりません。

 野芥子 は 芥子 とは何の関係も無いようですが、葉っぱが芥子に似ているので、野芥子 となったようです。

        (10) 

野芥子の絮   2010 03 26

私の田舎では、野芥子は 「ちちくさ」 と呼ばれています。これは、茎や葉を折ると乳のような白汁が出るので、乳草と呼ばれるようです。

 アキノゲシ の方は 別名 「チチクサ」 と書かれています。

乳草 は チグサ や チチクサ とも呼ばれ、野芥子の他、ガガイモ ノウルシ やその他、茎を折ると白い乳液の出るものは、地方によって乳草 と呼ばれることがあるようです。

 では、このあたりで最期の写真にします。

        (11)

 ということで、今回は、タンポポによく似た黄色の小さな花を咲かせる春の野草、「ノゲシ・野芥子」 又の名前を、「ハルノゲシ・春野芥子」 を載せてみました。


http://mimimin.com/nogesi/ 【ノゲシの花言葉・名前の由来・ノゲシとタンポポの違い】より

ノゲシとタンポポの違い

ノゲシの花はタンポポによく似ています。

ノゲシとタンポポの違いは、ノゲシはタンポポより葉がギザギザしています。

また、タンポポは1本の茎に1つの花しか咲きませんが、ノゲシは1本の茎に複数の花が咲きます。

ノゲシの綿毛はタンポポよりも密集しており、毛足も長く羽毛のように柔らかそうな感じです。

ノゲシ(野芥子・野罌粟・苦菜)の名前の由来

ノゲシ(野芥子・野罌粟・苦菜)という名前は、葉がアザミゲシの葉に似ていることからつけられたといわれています。

ノゲシの別名

ノゲシの別名は、 ハルノノゲシ(春野芥子)、ケシアザミです。

ハルノノゲシ(春野芥子)という名前は、春に開花することから、アキノノゲシ(秋野芥子)に対してハルノノゲシ(春野芥子)と呼ばれるようになったそうです。

ノゲシの花言葉

「旅人」「幼き友」「悠久」「見間違ってはいや」「憎まれっ子世にはばかる」



コズミックホリステック医療・現代靈氣

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