あやめ Iris

https://hananokotoba.com/iris/ 【アヤメの花言葉】より

アヤメ、アイリス、Irisphoto: Rachel Kramer

アヤメ(アイリス)全般の花言葉は「よい便り」「メッセージ」「希望」。

アヤメの開花時期は5月。アヤメ(アイリス)は4月17日、5月5日、5月10日、6月6日の誕生花です。

ジャーマンアイリスの花言葉は「燃える思い」「情熱」。

カキツバタの花言葉は「幸せは必ずくる」。

ハナショウブの花言葉は「うれしい知らせ」「優しい心」「優雅」。

アヤメ(アイリス)の英語の花言葉は「message(伝言、メッセージ)」「hope(希望)」「faith(信頼)」「friendship(友情)」「wisdom(知恵、賢さ)」。

以下に花言葉の由来などの情報もございます。

アヤメ(Iris)について

春の花。花色は紫、青、紫、黄、オレンジ、白、ピンクなど。

アヤメ(アイリス)全般の花言葉「よい便り」「メッセージ」「希望」

種類別の花言葉

ジャーマンアイリス「燃える思い」「情熱」

カキツバタ「幸せは必ずくる」

ハナショウブ「うれしい知らせ」「優しい心」「優雅」

西洋の花言葉(英語)

Iris(アイリス全般)

「message(伝言、メッセージ)」「hope(希望)」「faith(信頼)」「friendship(友情)」「wisdom(知恵、賢さ)」

German iris(ジャーマンアイリス)「flame(炎、燃える思い)」

花名・花言葉の由来

花名の由来

「あやめ」の名は、古くはサトイモ科のショウブ(菖蒲)を指した語で、現在のアヤメ(文目)は「はなあやめ」と呼ばれていました。

現在、アヤメ(文目)以外のハナショウブ(花菖蒲)やカキツバタ(燕子花)もアヤメと呼称する習慣が一般的になっています。

属名の学名「Iris(アイリス)」は、ギリシャ語で「虹」を意味し、虹のようにさまざまな色の美しい花を咲かせることに由来するといわれます。

花言葉の由来

ギリシア神話で神々の王ゼウスの求愛に困った侍女のイリスは、ゼウスの妻ヘラに頼んで虹を渡る女神へ姿を変えてもらい、神々の使者となりました(下記「アイリスとギリシア神話」参照)。

花言葉の「よい便り」「メッセージ」は、虹を渡って届けられる便りにちなむもので、アヤメ(アイリス)属に共通する花言葉です。

アヤメ(アイリス)の誕生花

4月17日、4月29日(カキツバタ)、5月4日(ハナショウブ)、5月5日、5月10日、5月13日(カキツバタ)、6月6日、6月29日(ジャーマンアイリス)

アイリスとギリシア神話

神々の王ゼウスの妻ヘラに可愛がられていた美しい侍女イリスは、浮気者のゼウスに幾度なく求愛されます。

困ったイリスは、どこか遠くへ行かせて欲しいとヘラに懇願しました。

ヘラはその願いを聞き入れ、七色に輝く首飾りをイリスの首にかけ、さらに神の酒を3滴イリスの頭にふりかけます。

するとイリスは虹の女神へと姿を変えました。

そして、ふりかけた酒のしずくが地上に落ち、それがアイリスの花になったといいます。

アヤメの慣用句

「何れ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ)」の慣用句は、どれも美しくて優劣をつけがたい、選択に迷う、見分けがつきにくいといった意味に用いられます。

この言葉のようにアヤメとカキツバタの姿はよく似ています。

アヤメ(アイリス)属の種類

アヤメ科アヤメ(アイリス)属の植物は、世界の温帯に約150種、日本では9種が知られます。

アヤメ(文目)

5月ごろに開花。花色は紫、白。

花びらに黄色と紫色の虎斑模様があります。山野の草地など乾いた場所に育ちます。

植物アヤメの詳細: Wikipedia

カキツバタ(杜若)

5月~6月ごろに開花。花色は青紫、紫、白など。

花びらの中央に白~淡黄色の斑紋があります。水中や湿った場所に育ちます。

植物カキツバタの詳細: Wikipedia

ハナショウブ(花菖蒲)

6月ごろに開花。花色は白、ピンク、紫、青、黄など。

網目はありません。湿った場所に育ちます。

植物ハナショウブの詳細: Wikipedia

ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)

4月~5月ごろに開花。花色は赤、ピンク、オレンジ、青、紫、白、黄など。

花びらのつけ根の近くにブラシ状の毛が密生しています。乾いた場所に育ちます。

植物ジャーマンアイリスの詳細: Wikipedia

ダッチアイリス(オランダアヤメ)

4月~5月ごろに開花。花色は紫、青、黄、白など。

ジャーマンアイリスのようなブラシ状の毛はありません。乾いた場所に育ちます。

植物ダッチアイリスの詳細: Wikipedia

イチハツ(一初)

4月~5月ごろに開花。花色は紫、白。

基部から中央にかけて白色のとさか状の突起があります。乾いた場所に育ちます。

イチハツの花言葉 | 詳細 →

アヤメの季節・開花時期

旬の季節: 春

開花時期: 5月

出回り時期: 5月

花持ち日数: 2~3日程度

アヤメの名称・原産地

科・属名: アヤメ科アヤメ属

学名: Iris sanguinea

和名: 文目(アヤメ)、菖蒲(アヤメ)

英名: Siberian iris, Japanese ayame, Blood iris

原産地: 日本、アジア北部・東部

アイリスを国花とする国

クロアチア(アイリスの一種、ペルニカ)、フランス、ヨルダン(ブラックアイリス)

アヤメ(アイリス)の花言葉・誕生花の一覧

和名 文目(あやめ)、菖蒲(あやめ)

英名 Siberian iris, Japanese ayame, Blood iris

アヤメ(アイリス)全般の花言葉 「よい便り」「メッセージ」「希望」

アヤメ(アイリス)全般の英語の花言葉 「message(伝言、メッセージ)」「hope(希望)」「faith(信頼)」「friendship(友情)」「wisdom(知恵、賢さ)」

ジャーマンアイリスの花言葉 「燃える思い」「情熱」

ジャーマンアイリスの英語の花言葉 「flame(炎、燃える思い)」

カキツバタの花言葉 「幸せは必ずくる」

ハナショウブの花言葉 「うれしい知らせ」「優しい心」「優雅」

アヤメ(アイリス)の誕生花 4月17日、4月29日(カキツバタ)、5月4日(ハナショウブ)、5月5日、5月10日、5月13日(カキツバタ)、6月6日、6月29日(ジャーマンアイリス)

アヤメの開花時期 5月


https://digitalcamera-travel.info/iridaceae/ 【アヤメ科の花の違いを比較してみよう。】より

アヤメ、ハナショウブ、カキツバタ、アイリス、キショウブ、イチハツはよく似ていて混同する。違いについてはまったく理解できずにいた。

アヤメ科の花を発見すると、目を背けていたんだけど(笑)今回はその違いについて説明してみるよ。

ャーマンアイリスとイチハツ、アヤメ(菖蒲)について

アヤメ科の違いはまずこの3つの説明から入ると分かりやすい。

ジャーマンアイリス

▼まず花に網目模様があるこの花はアヤメかジャーマンアイリスかイチハツ。

ジャーマンアイリス

そして写真には花の中心部から綿毛が出ているのでジャーマンアイリスと言える。

(雌しべの手前側、少しボケていて申し訳ない。)

▼これなら綿毛が分かるかな。

ジャーマンアイリス

ジャーマンアイリスの和名は「ドイツアヤメ」。

ジャーマンアイリスには網目模様のないものもあるので注意が必要。

▼白いジャーマンアイリス

アパートに咲くジャーマンアイリス

綿毛があるからジャーマンアイリスと判断。

(白いから分からないけど、よく見ると網目が分かる場合もあるよ。)

ジャーマンアイリスの学名は「Iris germanica」。

花言葉は「素晴らしい結婚」、「炎」、「使者」、「優雅」、「恋の便り」、「情熱」など。

4月17日、5月23日、5月26日、5月29日、6月8日、6月29日の誕生花。

イチハツ

イチハツの学名は「Iris tectorumIris tectorum」。

イチハツ

ジャーマンアイリスの綿毛部分が、鶏のトサカの様にヒラヒラ状態になっているとイチハツなのだ。

夜の散歩で出逢ったよ。

花言葉は、「火の用心」、「使者」、 「知恵」 、「付き合い上手」、「火炎」。

4月19日、4月30日、6月6日の誕生花。

アヤメ

網目模様があっても綿毛、トサカがなければ「アヤメ(菖蒲)」だね。

▼アヤメ

直島のアヤメ

アヤメの学名は「Iris sanguinea」。

▼網目模様が見えるかな。

白いアヤメ2

ジャーマンアイリス、イチハツ、アヤメは網目模様があるということでしっかり覚えてね。

後述するけど、アイリスには網目模様はないよ。

花言葉は「愛」、「朗報」、「優雅さ」、「気まぐれ」、「優雅な心」、「希望」など。

5月3日、5月6日、5月12日、5月18日、6月1日、6月6日の誕生花。

さて、他のアヤメ科の比較もどんどんいってみよ~

カキツバタ(杜若・燕子花)

カキツバタは湿地のみに生える。

学名は「Iris laevigata」。

▼湿地に咲くカキツバタ

津筏梁(しんばつりょう)のカキツバタ2

栗林公園で咲いていたんだけど、「カキツバタ」という標記があったので自信を持ってカキツバタと断言(笑)

ハナショウブと見た目がほぼ同じなんだけど、中心部から花びらにかけて細い線があるというところがポイント。

▼カキツバタの細い線

津筏梁(しんばつりょう)のカキツバタア3

ちなみに漢字の「杜若」、「燕子花」は中国では違う花のことなのでご注意を。

津筏梁(しんばつりょう)の白いカキツバタアップ

花言葉は「幸運」、「幸福が来る」、「気品」、「色香」、「贈り物」、「高貴」、「思慕」など。

4月17日、4月29日、5月10日、5月13日、5月14日、6月10日、6月20日、7月3日の誕生花。

ハナショウブ(花菖蒲)

ハナショウブの学名は「Iris ensata var. ensata」。

▼亀鶴公園の花しょうぶ園

亀鶴公園の紫の花しょうぶ

亀鶴公園の「花しょうぶ園」で咲いていたから絶対にハナショウブ(笑)

黄色の線が細くないところがポイント。

カキツバタは湿地のみに生えるのに対し、ハナショウブは湿地でも乾燥地でも咲く。

完全に乾燥地で咲いていればハナショウブと言えるわけだね。

花言葉は「優しさ」、「優雅」、「うれしい知らせ」、「心意気」、「信頼」

5月5日、5月8日、5月10日、5月20日、5月31日、6月8日の誕生花。

ダッチアイリス(球根アイリス)

ダッチアイリスの学名は「Iris × hollandica」。

さて、4月上旬に早々と畑に咲いていたので以下はアイリス。

▼ダッチアイリス(球根アイリス)

アイリス

他のアヤメ科が5月になって咲き出すのに対して、時期で判断することもできる。

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブは和風なのに対し、少し洋風。

並べてみるとアイリスは他のアヤメ科と少し違うのが分かる。

ジャーマンアイリスに綿毛があるのに対して、ダッチアイリスには綿毛がない。

花言葉は「愛」、「希望」、「良き便り」、「吉報」、「あなたを大切にする」、「使命」(ダッチアイリス)、「伝令」(ダッチアイリス)

3月5日、3月18日、3月28日、4月5日(ダッチアイリス)、4月10日、4月11日(ダッチアイリス)、4月17日、5月2日、5月3日、5月6日、5月10日、5月14日、5月16日(ダッチアイリス)、6月6日の誕生花。

キショウブ(黄菖蒲)

キショウブの学名は「Iris pseudacorus」。

▼中津万象園(丸亀市)に咲いていたキショウブ

中津万象園のキショウブ

黄色だから分かりやすい(^^♪

キショウブ1

これは説明不要だね(^^♪

キショウブ2

花の模様が黄色で被っているけど、よく見ると黄色のハナショウブと言えるのかな。

ハナショウブには黄色の花がない。

なぜいつもキショウブだけで固まっているのだろう?

キショウブは帰化植物でとても強く、「要注意外来生物」に指定されている。

ハナショウブさんと一緒に育てるとキショウブさんだらけになってしまうからなんだ。

花言葉は「消息」、「友情」、「音信」、「復讐」など。

4月17日、4月19日、5月4日、5月6日、6月6日、6月24日の誕生花。

黄色のハナショウブはないといいつつ、発見してしまったよ。

▼黄色のハナショウブ

亀鶴公園のハナショウブ黄色

薄い黄色で、明らかにキショウブさんとは違う。

キショウブさんはやはり外国から来たというイメージだ。

混同する「ショウブ」のお話

ショウブ科の「菖蒲(ショウブ)」というまったく見た目の違う花がある。

アヤメ科のアヤメも「菖蒲(アヤメ)」という漢字なんだよね。

また、古文にでてくる「あやめ」はショウブ科のショウブのことで、現代と逆になっている・・・

さらに、広義では「ハナショウブ」をアヤメ類の総称として「アヤメ」と呼んでも間違いではない。

まったくややこしい話だね(苦笑)。

まとめ

いつも学名は記載していないんだけど、全部「Iris」だよってことが言いたかった(笑)

日本以外ではすべて「アイリス」と呼んでも間違いではないんだ。

アヤメ科の違いを知ると、これからは目を背けず鑑賞することができるね(笑)

とはいえ、分かりにくいものもまだまだあるので、次回は葉っぱでの見分け方も記載していこう。

違いを探りながら、春から夏を楽しもう。



コズミックホリステック医療・現代靈氣

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