https://www.flower-db.com/ja/flowers/rhododendron-hybrids 【シャクナゲとは】より
シャクナゲ(石楠花、学名: Rhododendron hybrids)は、北半球原産で、ツツジ科ツツジ属の耐寒性常緑広葉樹の低木です。枝頂部にツツジに似た漏斗状鐘形で5~8裂した小花を5~12個ぐるっと球状につけます。葉に光沢があり、丸みを帯びて細長く、枝に輪生につきます。街路樹や公園樹に用いられます。福島県や滋賀県では県花とされ、ラリグラス(学名:Rhododendron arboreum)と言う品種はネパールの国花となっています。葉にロードトキシンが含まれケイレン毒となるので有毒植物として扱われます。 花言葉には幾つかありますが、ここでは「荘厳」を取り上げます。石楠花の原種はヒマラヤなどの高山地帯に自生していたので、いわゆる、正真正銘の「高嶺の花」です。華やかさと神々しさから付けられました。
一般名:シャクナゲ(石楠花)、学名:Rhododendron hybrids 、別名:ロードデンドロン(Rhododendron)、セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)、国花:ラリグラス(学名:Rhododendron arboreum)はネパールの国花、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属、原産地:北半球、生活型:耐寒性常緑広葉樹の低木、樹高:50~180 cm、葉身長:15 cm、葉身幅:2 cm、葉序:輪生状に互生、葉形:長楕円形か倒披針形、葉質:皮質で厚い、葉縁:全縁、葉色:緑、開花期:4月~5月、総状花序、花冠:漏斗状鐘形で先端が5~8裂した4~5cmの小花を5~12個程横向きに付ける、雄蕊:多数、子房:多数、花色:紅紫・白・桃・黄・赤、小花径:4~5 cm、果実:蒴果。
●シャクナゲの種類
キバナシャクナゲ(黄花石楠花、学名:Rhododendron aureum)、 シナシャクナゲ(シナ石楠花、学名:Rhododendron decorum)、 ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花、学名:Rhododendron metternichii)、 ハクサンシャクナデ(白山石楠花、学名:Rhododendron brachycarpum)、 ホソバシャクナゲ(細葉石楠花、学名:Rhododendron makinoi)
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/17464 【石楠花(しゃくなげ)の花言葉|怖い意味もある?高値の花といわれる名前の由来や人気の理由を解説】より
華やかで大きな花を咲かせる石楠花(しゃくなげ、シャクナゲ)は「高嶺の花」としても知られています。高貴な花言葉もつけられていますが、一方で少々危なっかしい怖い花言葉も。ここでは、石楠花の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
石楠花(しゃくなげ)の花言葉
美しく大きな花を咲かせる石楠花(しゃくなげ)は花木の女王とも呼ばれる存在。
そんな石楠花につけられている花言葉は「威厳」「荘厳」。
「荘厳(そうごん)」はあまり聞きなれない言葉ですが、「重々しさがあり立派」「見事でおごそか」といった意味があります。
まさに女王にぴったりの高貴で重みのある花言葉ですよね。花が集まって咲く、美しく豪華なさまからつけられた花言葉です。
石楠花には怖い花言葉もある?
実は石楠花には、上記で紹介した花言葉のほかに「危険」という花言葉もつけられています。
今でこそ街中でも見かけることのできる石楠花ですが、もともとは高山植物。採りに行くには危険がともなうことからこの花言葉がつけられたといわれています。
また、石楠花の茎や葉に毒性があることからつけられたという説もあります。
石楠花の特徴
石楠花はツツジ科ツツジ属のうち、無鱗片シャクナゲ節に属する植物の総称。ツツジに大変よく似ていますが、枝の先に房状の花がつくものを石楠花として区別しています。
原産地はヨーロッパやヒマラヤ周辺。もともと中国に原種があり、19世紀中期に西欧にわたりました。そのあまりの美しい花姿に人々は驚き、これまでに多くの交配がなされ、現在では世界で5,000を超す園芸品種が存在します。
もともとは高山植物で暑さに弱いと思われる石楠花ですが、品種改良されたものの中には耐暑性に優れたものも。日本で栽培しやすいよう改良された品種もあります。
石楠花の基礎知識
・分類…ツツジ科ツツジ属・原産地…ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、ヒマラヤ周辺
・別名…セイヨウシャクナゲ、石南花(和名)・開花期…5月~6月・出回り期…5月~6月
石楠花の色別の花言葉はある?
盛んに品種改良がされ多くの園芸品種が存在する石楠花は、花色も実に豊富。
白、ピンクの石楠花がメジャーですが、ほかに赤やオレンジ、黄色、紫などの石楠花があります。ただ、現在のところ色別の花言葉は特に設けられていないようです。
石楠花の名前の由来
石楠花(しゃくなげ)は「石南花」とも書きます。この「石南花」を呉音読みした「しゃくなんげ」が転じて「しゃくなげ」になったといわれています。
「石南花」と書く由来は、石の間に咲くこと、南を向いて咲くことから。
ただ、この「石南」は「石南(オオカナメモチ)」という別の植物。中国から日本に石楠花が入ってきた際、石南と混同されてしまい「石楠花」「石南花」の字がつけられたようです。
また、名前の由来の別の説として、背丈が短いことで「尺なし」といわれるようになり、それが「しゃくなげ」になった、という説もあります。
石楠花の英語名
石楠花のの英語名は「Rhododendron(ロードデンドロン)」はギリシア語で「赤」を表す「Rhodon」と、「木」を意味する「dendron」がくっついたもので、「赤い花をつける木」の意味をもちます。
ただ、名前がつけられた当初は、石楠花でなくキョウチクトウ(夾竹桃)という別の植物を指していたようです。
石楠花の誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
石楠花が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
2月20日、5月8日
高嶺の花=石楠花の花だった
自分にはほど遠く手にできないものの例えとして「高嶺の花」という言葉が使われることがあります。憧れの異性などにもよく使われますね。
実はこの「高嶺の花」が指す花が石楠花だといわれています。
今でこそ園芸品種も多くつくられ各地に出回っている石楠花ですが、もともとは高山植物。高い山にしか自生していなかった石楠花は、まさに簡単には手に入れることができない花。そこから「高嶺の花」の由来になったそうです。
英国の富豪も虜にした花
20世紀のイギリスの銀行家、ライオネル・ネイサン・ド・ロスチャイルドは、屈指の石楠花愛好家として知られた人物。彼は自分の財産をつぎ込み石楠花専用の庭を造りました。あまりの入れ込みぶりに、周囲から「庭師が本業で銀行業は趣味」とまで言われたほど。
第二次世界大戦ののち、ロスチャイルドが造った庭園は彼の息子によって日本の皇室へと献上されました。
石楠花の贈り方
石楠花は園芸用として広く知られており、あまり切り花で出回ることがありません。
プレゼントで贈るとすれば、鉢植えで贈るのがよいでしょう。石楠花の鉢植えはフラワーショップや通販で購入できます。
鉢植えの植物を贈るときは、相手がどのような場所に飾るかを考え、スペースに適したサイズの鉢植えを選びましょう。
まとめ
石楠花には、「威厳」「荘厳」といった高貴な花言葉がつけられています。花木の女王とも呼ばれる花なので、尊敬する目上の女性に贈るにはもってこいの花でしょう。母の日のプレゼントとしてもおすすめですよ。
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