Facebook・船木 威徳さん投稿記事【 毎朝、想うこと 】
朝日が差す、街並みを眺めながら私がほとんど毎日、想うことがあります。
「地球に生まれてよかったー!」
よその星のことは、私も全く知りませんが、毒ガスまみれ、紫外線直撃、と言った、到底生活を楽しむどころではない気がするのです。
そして、「今日も新しいことを学ぼう!」と、自分に声を掛けます。
この世に楽しいことはたくさんあります。
しかし、そのほとんどは、虚しく過ぎ去っていくばかりに感じます。
ですが、「学ぶことは、本当に楽しい」と、私は想います。
時間をかけて、繰り返しがどうしても必要ですが、身体の深いところで、ごくたまに「あー、そうなんだ!」と、なんとも言えない、納得というかこれが真理なのか、と、
目の前に光を観るように感じる瞬間が訪れるのです。
この地球に生まれて、望めばいつでも学べる…。やはり、ただただ幸せです。
2015年7月27日 ·
【 勉強しなきゃいけない理由 】
私が中学生のときに、通っていた学校の校長先生は、もともとはお坊さんだった人で、校内ですれ違う生徒に、たびたび話しかけては、おもしろいことを言う、非常に明るい先生でした。その校長先生の話で、ひとつだけ強く記憶に残っていることがあります。
それは、勉強する理由です。
「あのね、勉強しないとね、君らのなかに『たくわえ』がたくさんできないんだよ。
『たくわえ』がないと、たくさんのひとを助けることができない。
世の中の人たちはな、『たくわえ』をたくさん持っている、そんなひとを求めてるんやで。」
機会があって、親御さんと中学一年生の初々しい少年と話しました。
「これから、どうやって勉強するか?」よく「いい(偏差値の高い)学校に入り、いい(有名な?)会社に入り、すこしでもたくさん給料をもらえたら・・・」という親もいれば、
勉強しても道を誤る人がいるから勉強はそこそこで、「その子に合った」道を探してやればいい、という親もいます。
私は、そもそも、勉強を教える場、それは家庭であっても、学校であっても「勉強しなくてはならない理由」「勉強することの目的」を、最初に教えないから、子どもたちが勉強を継続できないのだと感じています。
その、子どもさんにも、この「勉強しなくてはならない理由」を伝えました。
1. 結果には必ず原因があること
2. すべては自分の責任で決めること
3. この世は、ほとんどすべてが不公平だが 誰もが等しく公平に持っている武器があること
~それは「時間」であること
4. お金を稼ぐために最も必要なことは、~「ひとを大事に思う気持ち」であること
5. 人を助けるためには、
~「人ができないことを、できるようにならなくてはならない」が、その力には明らかな差があること
6. 人ができないことを、できるようになるためには~「人よりも多くの知識と技術を身につけるしかない」こと
7. 人よりも多くの知識と技術を身につけるためには~「人よりも多くの勉強をする以外、近道は絶対にない」こと
8. 「やるか、やらないかは自分の責任で決める」こと同時に、人間としてこの世に生まれてきた以上、働くのは人間にとって、呼吸をするくらいあたりまえのことで、働かないで生きる、という選択肢はないことを話します。
多くのひとが、「なんのために働くか?」と訊かれると「生活してゆくため」「家族のため」と答え、またそれを同じように子どもに(ごくあたりまえのこととして)教えます。
もしそうだとしたら、すでに100億円の遺産をもらった大金持ちは「生活できるのだから」
働かなくてもよくなってしまいます。
実際、もし、自分が働く理由、働く目的が「生活や家族のため」であるなら
きっちり「生活できるだけ、家族を養えるだけ」のお金しか入ってこなくなります。
だから、この中学一年生に話したように、
私たちは、将来、人を助けるために働く以外の道はないこと、人を助けるのであれば、たくさんの人を助けられるおとなになって多くの人たちに喜ばれる人間になってほしいこと、
そのためには、勉強するしか道はないし、多くの人を助け、実際に感謝の印としての
お金をたくさん稼ぐのに、もっとも大事なことは『人を大事に思う気持ち』なんだと、伝えることができれば、子どもは、自分のなかにあるまだまだ眠っている力を発揮できるはずです。
緊張している若者と話して楽しいのは、将来どんなに努力して、成長して、どれだけたくさんの人たちを真に「助けられる」おとなになるのか楽しみでしょうがないからです。
~王子北口内科クリニック院長・ふなきたけのり
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