Facebook・清水 友邦さん投稿記事 「夏至」
2021年の夏至は6月21日12時31分です。夏至は1年で太陽が最も高く上がる日です。
夏が終わると植物は枯れて朽ち果て、死をイメージする冬がやって来ます。
そして春には再び新芽がふき植物はよみがえります。
古代の人々は死と再生を繰り返し、豊かな実りをもたらす大地の女神に畏怖の念を持ち、祈りを捧げました。
夏至の日は異界の扉が開き妖精や魔女が現れる神話のもとになっています。
ヨーロッパでは魔女が自然の力を得る重要な儀式「サバト」の日でもあります。
先住民族は太陽のリズムである冬至・春分・夏至・秋分を特別に重要な日として祈りを捧げる儀式をおこなっていました。
人間の体の経絡と同様な大地の経絡を西欧ではレイ・ライン、アボリジニはソングライン、中国では龍脈と呼んでいます。そして大地の経穴にあたるのが聖地です。日本ではエネルギーが充電される場所をイヤシロチと呼んでいます。
古代遺跡の地下は断層のところが多く放射線と磁気異常を示していて、通常の場所とはエネルギー環境が大きく異なっています。
霊的な力を持った古代の聖地ではイニシエーションをして精霊を呼び出したり、メッセージやヴィジョンを受け取ったりしました。
先住民のアボリジニは延々と続く砂漠の道を地図もコンパスもなく、道に迷う事なく目的地にたどり着きます。丸一日知らない道を5~6歳の子どもが歩いても迷わず自分の村に帰ると報告されています。
現代人は退化してしまいましたが、先住民と渡り鳥の驚異的な方向定位能力は地磁気を鋭くキャッチする鋭敏な知覚を持っていることを示しています。
人間の脳細胞には地磁気に同調するマグネタイトが組み込まれていて、半導体のようにエネルギーを伝達します。その波動により、おのおの場には異なる電圧と電流の方向性が生じ、膨大な情報がコード化されます。この波のようにうねるエネルギーの場は生命体をその環境と結びつけています。
聖なる場所では岩石の結晶構造の組み合わせと太陽と月惑星の位置によって場のエネルギーの増減が起きるようになっています。
特別な聖地で瞑想をすると無意識の中から深い感情が湧き上がり、強い高揚感とリラックスが同時に起きてきます。
聖地は自我の境界が溶けだす変性意識状がおきやすいのです。
大地のエネルギーが充電されることにより眠っていた母なる地球の記憶が活性化します。
ワイオミング州のビッグホーン山脈にあるメディスン・ホイールは円周上の六つの石のうち二つの石は夏至の日の出と日没の場所を示しています。
そして他の位置にある石は、それぞれ牡牛座のアルデバラン星、オリオン座のリゲル星、シリウス星を示していました。
ニューメキシコ州チャコ・キャニオンにある岩壁のらせん状に彫られた絵は太陽の光が正確に夏至の日を示します。
アメリカ先住民のラコタ族は夏至の時期に聖なる山で太陽をたたえる舞踏を行なってきました。
アイルランドの新石器時代の遺跡は重要な日に太陽の光がレーザー光線のように入り口から石室の壁を正確に照らします。
ストーンヘンジでは夏至の日に、 ヒール・ストーンと呼ばれる高さ6mの玄武岩と、中心にある祭壇石を結ぶ直線上に太陽が昇ります。
日本のストーンサークルも夏至の日の出と日没の方向に石が置かれていました。
夏至の日に古代インカの遺跡やアイルランドの石室の中で、ヒゲを生やして長く白いローブを身にまとって白い光を放った人々が現れ、その真ん中で一人の女性が横たわっているヴィジョンを見た人がいます。
太陽の力が強くなる特別な日になるとシャーマンは聖なる場所で歌い踊って変性意識状態に入りました。
魂の旅で神々や精霊と出会い無限の光に溶け込み古い自分が死んで新しい自分に生まれ変わったのです。
それが古代のイニシエーションでした。
人間と母なる地球は特別な力で繋がっています。
「おれたちは、母親の胎内にいるような感じで地球を感じている。だから、肝心の地球の具合が悪くなったり、汚染されたりすれば、健康でなんかいられなくなる。自分の体を癒したいなら、地球を癒さなきゃだめなんだよ。逆にいえば、地球を癒したいなら、自分自身を癒さなきゃだめなんだ」アボリジニ呪医
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