https://life-is.info/blog/cat1/20210612.html?fbclid=IwAR2rlYAVSc76qO7-N215GhNL5I4s7B2wG7xeXfHO-k1Fl9qQHG8oYLmn4QU 【予防すること「免疫」というはたらき】より
2021/06/12
「免疫力は生命力」私はそう思っています。
生まれながらにしていろいろな力を携えている私たち。
ココロもカラダもさまざまなものに対して適応する中で「免疫力」を養いながら、今この瞬間を生きています。
私の考える免疫力とは、自分のいのちを全うするための生き抜く力=生命力だと思っていますが、実際に体の中で起こる「免疫」というはたらきが、「生き抜くための体の力」を強力にしてくれています。
そのはたらきがきちんと機能してくれるから、外界のあらゆるものから私たちは守られているんですよね。
免疫というはたらき。多くの役割分担がされていて、本当によくできたシステムです。
この仕組みは全ての人にあるもので、そしてこの仕組みが私たちを守ってくれているのであれば、この仕組みをちゃんと知ることは、自分の体をよく知ることができ、自分の生命力を強くしていく知恵になる、と私は考えます。
免疫の要は白血球
「健康な血液は免疫力を強くする」
なぜならそれは、血液は栄養を私たちの体の隅々まで運んでくれるから。
そして体の中に侵入した細菌類やウイルス、いらなくなった多くのものを体の外に出す仕事を請け負ってくれているから。
免疫の要はこの血液の中の白血球という成分。後者のはたらきを担っています。
白血球というのはたくさんの成分が集合して、白血球というグループをつくっています。
ではこの白血球がそれ自身で自律的にはたらいているかというと、半分NOだけど半分YES。
いろんな役割担当が責任をもって、実にいいはたらきをしてくれているのです。
細菌は大きくてウイルスは小さい
免疫がはたらくときに、「敵が侵入した!」とよく言いますが、その「敵」とされるものは“細菌類”や“ウイルス”のことをいいますよね。
一言で「敵!」というとみんな一緒くたにしてしまいますが、“細菌類”と“ウイルス”、大きさがずいぶん違うということをご存知ですか?
たとえば、人の細胞の直径が0.01mmであった場合、細菌は0.001mm、ウイルスは0.0001mmというくらい大きさが違うらしいんですね。(あまりに小さすぎて想像も難しいですが。)
この「敵!」が侵入してきたときに、真っ先にかけつけるのは「顆粒球」という白血球。異物を飲み込む力が強く、細菌を食べるとすぐ死滅。
そして「マクロファージ」はむしゃむしゃと細菌を食べながら敵がウイルスだと、小さいもの担当の「リンパ球」にお知らせ(抗原提示)し、対応してもらうんです。
このように、その大きさは目に見えないほど小さいものですが、こういった「敵!」とされるものたちが体の中へ入ってきたときに、白血球の中の担当者たちはそれぞれ動き出すわけなんです。
[白血球たちの仕事]
・敵!とされる病原体が体の中に入ってきたらすぐにわかるようにパトロールをしている
・敵!を発見したら食べて消化してしまう
・敵!を識別して、どんな敵!がやってきたかを各担当者に伝える
・敵!を記憶して、次また同じ敵!がやってきたら、排除するように自動的に作動する
・パトロール担当もいれば、前線で闘う担当もいれば、サポート役もいる
・古くなった細胞、戦った後の死骸や固まった血液なども食べてしまう など
外敵が入ってきたとき、いろんな得意分野をもった成分のチーム白血球は、こうした仕事を実に巧みに行っているのです。そしてこのチームワークが私たちを外敵から守ってくれる「免疫」というはたらきになるのです。
ふたつの免疫機能
そして「免疫」には
自然免疫
獲得免疫
という二種類の機能があるんですね。
(1) 自然免疫
これは生まれながらにして備わる免疫システムで、自分の力で自分の体を元に戻していくという自然治癒力の根幹をなすもの。
切り傷からばい菌が入ってきた!風邪のウイルスが入ってきた!といったときに元に戻そうと働いてくれる、その免疫のはたらきです。
それに加えて、飲食物や口の中など、あらゆる場所に細菌や毒素は存在し、さまざまな経路から体の中に入ってくることは常に起こっていること。
これらの、体にとっては不要なもの、生きていく上で負担になるものは、体の外に出さなければ病気の元となっていきます。
そういうはたらきを、この自然免疫ががんばって排除してくれているわけなんです。
このほかにも、体の中で発生した異常細胞なんかも担当してくれるのがこちらの自然免疫なんですね。
それとは別に
(2) 獲得免疫
これは人間が進化してきた中で身に付けた、新しい免疫機能だといわれています。
それは、外から入ってきた敵!となるものを記憶することで、二度目には即座に攻撃し、病気にかかりにくくするという機能。
これは実は若いころによく働くようにできているのだとか。
というのは、体にある「胸腺」というところは20歳を過ぎると委縮が始まって脂肪の塊になっていき、脾臓やリンパ節という免疫に関わる場所までも委縮が始まるのだとか。
それに応じて、この免疫のはたらきに必要な白血球の成分も減るらしいんですね。
この新しい免疫システムは、生まれてから成人になるまでを生き抜くために設定された免疫システム、とでもいうのでしょうか。
こうした二つのタイプの免疫機能は、成長(加齢)とともに変化しています。
新しい免疫機能といわれる「獲得免疫」はくり返し同じ病気にかからないことに対して特に強く、生まれながらにして備わる「自然免疫」は、それ以外の体の中で起こるすべての異常事態に対応する、広くて複雑な防衛機能を担ってくれているということなんですね。
自律神経は免疫系の司令塔
自律神経はご存知、交感神経と副交感神経という二つの相対する神経からなりたっています。
交感神経は昼間の活動時、緊張や興奮に関わるアクティブな神経です。
この神経がはたらくときに、「アドレナリン」という神経伝達物質が出ます。
副交感神経は休息時や食事のときなど、ゆるんだときにはたらく神経。
この神経がはたらくときは、「アセチルコリン」という神経伝達物質が出ます。
なんだか小難しい言葉がならびますが、この自律神経の力バランスはシーソーのようになっているので、両方が同時に強くなることはありません。
そして病気というのは、この自律神経のバランスが“極端にどちらかに寄ったときに起こる”という考えがあり、この自律神経の乱れと免疫というはたらきに、実は切っても切れない密接な関係があるのですね。
Facebook・LIFE is 投稿記事
福田-安保理論とも言われる自律神経と免疫の切っても切れない関係が生命力をあげていく法則になる✨
理屈でからだの働きを知っておくのは応用力につながると私は思います🙂
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前回お話しした、体を外敵から守ろうとするはたらき、「免疫」。
この「免疫」の機能には、実は「自律神経」が大きく関わっています。
自律神経とは、全身の血管や内臓などの“体の内部のはたらき”を人間の意思とは関係なく調節する指令を出している神経。
1996年、福田稔医師と安保徹医師の共同研究によって『自律神経の白血球支配の法則』が見つけられたことで、この自律神経が免疫と大きく関わるということがわかってきました。
私はこのことを知ったとき、私たちの最強の味方「免疫力」を自分で育てることができる知恵になる!と思ったんです。
「原理原則がわかると、自分の環境に合わせ自分のやり方で応用できる」
私はいつも自分でなにかをする上で、これはとても大切なこととして心に留めています。
自分を守れるのは自分。
そして自分の大切な人も守れる。
こういった知恵を、たくさん身につけていきたいものですね。
免疫機能おさらい
まず免疫機能ですが、肝になるものは白血球です。
白血球のさまざまな成分がそれぞれの役割を、必要に応じて発揮しています。
(そのはたらきは[白血球たちの仕事]参照。)
このはたらきは「単球」や「顆粒球」というパトロール隊の白血球が、まず敵を見つけ、細菌類を食べて消滅させたり、その敵が何者なのかを他の仲間たちへ知らせる抗原提示の役目などを果たしています。
このとき、より小さなウイルスは「リンパ球」へ知らせ、リンパ球の中のナチュラルキラー細胞(NK細胞)、ヘルパーT細胞、B細胞、キラーT細胞などの精鋭部隊がそれぞれの役割を颯爽とこなします。
このたくさんの『チーム白血球』のキャストたちがいるのですが、この中で免疫力を量る時にポイントとなってくる「顆粒球」と「リンパ球」のバランスが『自律神経の白血球支配の法則』のキーになってきます。
自律神経と白血球のひみつ
自律神経とは、活動時によりはたらく「交感神経」と、休息時によりはたらく「副交感神経」がシーソーのように力バランスをとりながらはたらく神経です。
忙しすぎる過酷な生き方や、無理し過ぎる生き方があまり長い間続くと、それがストレスとなり、このシーソーバランスをリズミカルに維持することが難しくなります。するとそのうち交感神経ばかりはたらいている状態になってしまい、正常なリズムに戻りにくくなります。
そしてそれとは逆に、飽食や運動不足が続くような緩んだ不活発な生活が続くと、副交感神経がはたらき過ぎる状態が起きてきます。
このように交感神経がはたらき過ぎると、さきほどの「顆粒球」の割合が多くなってきてしまい、逆に副交感神経がはたらき過ぎると「リンパ球」の割合が多くなってしまうということなんです。
正常な割合は
顆粒球 54%~60% : リンパ球 35~41%
ということですが、この割合に偏りが出てくると、それぞれ不調が出てくる、と言われています。
「顆粒球」が多すぎると
顆粒球は興奮した時に出るとよく言われているアドレナリンというホルモンを受け取る受容体をもち、細菌類などの比較的大きな外敵をやっつけていくのですが、この顆粒球が増えて死んでいくとき活性酸素を出すことで、正常な細胞を酸化させて炎症を起こしていくらしいんですね。
ご存知のように活性酸素は体を錆びさせ、老化=病気をつくっていく大元になるもの。
つまり、よくある多くの病気はこの顆粒球が血液中に過剰にあると発生しやすくなるということなんです。
たとえばこんな病気↓
組織の老化
シミ、シワ、くすみ、動脈硬化 など
組織破壊による炎症
胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、十二指腸潰瘍、白内障、痛風、糖尿病 癌 など
化膿性の炎症
急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、胃炎、口内炎、にきび など
組織に老廃物がたまる
肩こり、五十肩、関節リウマチ、耳鳴り、膝痛、アトピー性皮膚炎(大人)、頭痛、高血圧、痔、脳梗塞、心筋梗塞、歯周病、脱毛、子宮筋腫、冷え性 など
最近ますます増加していて治りにくいといわれている潰瘍性大腸炎やクローン病など、慢性的に炎症(慢性炎症)が起きている病気が挙がってますね。そして多くの人によくある、肩こりや冷え性、五十肩なども、血液の状態が顆粒球が多すぎる状態=交感神経がはたらき過ぎだということが分かれば、改善方法につながる大きなヒントになりますよね。
「リンパ球」が多すぎると
リンパ球はアセチルコリンという物質の受容体をもっています。そして副交感神経がはたらき過ぎるとアセチルコリンを過剰に分泌させることになり、リンパ球が増えていくということがわかっています。
アセチルコリンというのは血管を開く作用があって、あまり副交感神経が優位になり過ぎると血管が開き過ぎることになり、すると血液がよどんで流れにくくなることで“うっ血”を起こし、血流障害となって冷えをもたらすというんですね。
実は、リンパ球が多いのは免疫力が高い状態。
でも“リンパ球が多過ぎる状態”というのは、つまり、体に一度侵入した抗原(アレルギー反応を引き起こす原因となるもの)が、過剰に反応してしまう抗原抗体反応を強く起こしてしまうということを意味しています。
そんな副交感神経が優位になることで発症しやすくなる病気は、病気全体の3~4割を占めているとのことで、たとえば↓
アレルギー疾患全般(子供のアトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症 など)
うつ病などの気力や活力の低下が引き起こす精神的な症状や病気
そのほかにも、
食欲が亢進し過食になりやすい
活力が低下しているため運動不足になり肥満 など
そしてちょっと気に留めたい事としては、
過剰なリラックス状態が極まると、交感神経が緊張状態になる、という現象
このように、「リラックスのし過ぎも病を生む」というのです。なんでも“過ぎること”は害になるということです。
しかし「なにごともバランスが大事」と言いますが、免疫力を調整してしまう自律神経においては、“バランスを保つ”ことが特に大事になってくると感じますね。
まとめ
自律神経の乱れを解消する=白血球のバランスを回復することで、不調を止めることができる
と、この『自律神経の白血球支配の法則』は教えてくれています。
ではそれぞれの特徴を簡単にまとめてみます。
(1) 交感神経のはたらき過ぎ = 顆粒球が多い 場合
仕事のし過ぎ、心の悩み、薬を摂り過ぎる、などが元になったストレス過剰な心身の場合、「交感神経のはたらき過ぎ」の状態になっています。
そのままの状態でいると、さまざまな不調を生み、病気へとつながる可能性が出てくるので、思いあたるストレスの原因をいろいろな形で解消すると、シーソーバランスの副交感神経のはたらきが上ってきます。
↓
すると顆粒球の増加がおさまり、活性酸素が体の中に増えることも落ち着いてきます。
↓
そして代わりにリンパ球の数が増えてくるため、免疫力が高まってきます。
↓
リンパ球が増えると血管が広がる傾向になり、血流が上がることで、冷えが解消したり、新陳代謝が上ってきます。
このような流れで体の中の状態が調ってくると、自然に免疫のはたらきが正常になり、「免疫力」が強くなってくる、そして自律的に自分の治癒力が高まってくる環境になってくる、ということになります。
(2) 副交感神経のはたらき過ぎ = リンパ球が多すぎる場合
リラックスし過ぎで食べ過ぎや運動不足になるなど、不活発な状態が過剰になると副交感神経がはたらき過ぎる状態になってきます。
リンパ球が多いというのは免疫力は高い、ということですが、リンパ球が過剰になってくると、アレルギーや免疫の抗原抗体反応などが起きやすい状態をつくってしまいます。
ですので、体を動かしたり、食事を工夫する、甘やかした生活をしないようにするなど、活発な生活にシフトしていくことで、交感神経がはたらき、血液の中に顆粒球の数が増えてきます。
↓
すると多すぎたリンパ球の数が正常な数になってくることで、過剰に反応していた免疫反応も落ち着いてきます。
↓
そして身体活動が活発になると交感神経がちょうどよくはたらくようになるので、アセチルコリンが広げ過ぎていた血管も“弾力”をとり戻し、血流が改善し、冷えの解消にもつながります。
リンパ球が過剰なタイプの人の方が自律神経の乱れを回復しやすいということなので、顆粒球とのバランスが調うように工夫することで、快適な毎日を送れる日も遠くないようですよ。
それではどのように自律神経のバランスを取っていくのがいいのか?
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