https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c38a6e25bd67a350110437aa31c8569c15305608 【日本一真っ赤なトンボ。それなのに赤トンボじゃないの?=ショウジョウトンボ】より
こんなに真っ赤なのに、「赤トンボじゃない」なんて言われるのはなぜ。
日本のトンボの中で、全身くまなく赤いトンボ、一番真っ赤なトンボは、たぶんショウジョウトンボのオスだろう。目玉、胸部、腹部、そして脚まですべて真っ赤だ。どう見ても赤トンボの代表だ。しかし、このショウジョウトンボは、正式には赤トンボの仲間に入れてもらえないのだという。
トンボの一般的な分類では、いわゆる赤トンボとは、アキアカネ、ナツアカネなど「トンボ科アカネ族」のトンボとされる。ショウジョウトンボは真っ赤なのに、なぜかこのアカネ族に入れてもらえない。どう見ても赤とんぼの代表に見えるショウジョウトンボ。
お尻を突き上げたショウジョウトンボ。この格好いいポーズをよく見かける。
「あまりにも赤すぎて、意地悪をされた」わけではなく、アカネ族に共通する細かい特徴(黒く長い脚を持つものが多いなど)を備えていないのだという。そんな学術的な分類など無視して、「赤いトンボは全部赤トンボ」と解釈するのも、一般認識として決して間違いではない。童謡「赤とんぼ」の中で「夕焼け小焼けの赤トンボ(作詞:三木露風,作曲:山田耕筰)」と歌われている赤トンボが「アカネ族のトンボだ」と言い張る者はいないだろう。
一方、アカネ族の正統派赤トンボの中には、全く赤くない(ナニワトンボは青っぽい)ものや、黄色いもの、腹部だけが赤いものなどもいる。
舞妓さんの化粧のような顔をしたマイコアカネ。こちらは正真正銘アカネ族の赤トンボ。
◆伝説の生き物「猩々」の血の色
ショウジョウトンボの名前は、猩々(しょうじょう)という伝説上の生物から取られたという。ショウジョウトンボの赤色が、猩々の体色(黄色がかった緋色と言われる)、あるいは猩々の血の色(真っ赤なまま色あせないという)に似ているとか言われる。
アキアカネのように群れを成すこともなく、真っ赤な猩々の血の色に染まったショウジョウトンボは「赤トンボの仲間に入れてほしい」などと意気地のないことを言わない、孤高の真っ赤なトンボなのである。
https://www.chiba-muse.or.jp/natural/special/yama/news/2018/20180803crocothemis.htm#:~:text=%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%86%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%B5%A4%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%8D,%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%EF%BC%88%E5%86%99%E7%9C%9F%EF%BC%93%EF%BC%89%E3%80%82 【ショウジョウトンボ】より
三島小の校庭にて。サルビアの花の先に止まったトンボがとても涼しげに見えた(写真1)。最初はウスバキトンボかと思ったが、翅の付け根に鮮やかな橙色の模様が見えたのでショウジョウトンボの雌とわかった。
ショウジョウトンボの雄は全身が鮮やかな赤色である(写真2)。古典芸能の能に登場する「猩々(しょうじょう)」という架空の動物の装束が全身真っ赤であるところから、ショウジョウトンボと名づけられたようだ。ショウジョウトンボの雄は、その色のせいでいわゆる「赤トンボ」とよく間違えられる。
いわゆる「赤トンボ」はアカネ属(Sympetrum)に属するトンボの総称で、房総丘陵でよく見られるのはナツアカネやアキアカネなど。例えばナツアカネは秋になると全身真っ赤になる(写真3)。一見、ショウジョウトンボの雄とよく似ているが、胸の側面の模様や翅の付け根の色などに違いがある(写真4、5)。
また、アカネ属のトンボの雄が赤く色づくのは秋になってからで、真夏には赤くない。房総丘陵で8月に全身真っ赤なトンボを見たら、それはショウジョウトンボの雄だ。
https://ameblo.jp/furusato-4192/entry-12526024544.html 【しょうじょうとんぼ(猩々蜻蛉)】より
(略)
猩々と言えば、先日紹介したショウジョウバカマがある。猩々は伝説上の生き物で大酒飲み、いくら飲んでも尽きない徳利を持つ福の神とも。また、宮崎駿のアニメ「もののけ姫」にも登場するオラウンターンのような生き物。
この名前が付いているトンボはアキアカネなどを抜いて、日本一赤いトンボの異称が冠せられている。
観音様の道を整備して下りて来てみた養鯉池の畔、いろんなトンボが飛び交っている。その中に一際赤いトンボが見えたのでカメラを向ける。
真っ赤なトンボは猩々蜻蛉の雄のようだ。他のトンボがやって来ると直ぐ威嚇をするところなど結構気が強いトンボのようだ。
羽根以外はすべて真紅のショウジョウトンボ
なかなか絵になるような所に留まってくれない、時折テリトリーを犯す他のトンボを追いかける、彼のパトロールを終えて帰るのを待ったが、戻って来て留まる所は同じところだ。
先日トンボを沢山見たが、日本川蜻蛉かそれとも朝比奈川蜻蛉かと思われたものであったが、その時キイロイトトンボを見なかったので今日はそれが見られるかと向かった「響きの森公園」
いました、オオイトトンボとキイトトンボ。
初夏の里の泉やその畔は多くの生き物たちで賑わっている。小川の畔を飛翔する羽黒トンボや川蜻蛉。やがて盛夏の早朝川から上がってセリの葉はなどで脱皮するオニヤンマの透けたような色彩が、濃くなる頃、夏の太陽はこれでもかと照りつけてくる。
永い眠りから覚めたセミたちも短い季節を謳歌する。
私たちは夏休みになると「道路掃除」といって、町内の担当区域の道路を箒で掃いた。夜は「火の用心」と拍子木を打って回った。
山や川に遊びを求めたあの頃。夕日が西の山の端に姿を隠し、少し静寂が戻って来た頃蛍が乱舞する涼しい宵のひと時を過ごす。屋根に寝転べば無数の星が銀河が見えたものだった。
「響きの森公園」ではノアザミが咲き始めた。花の根元が粘るこの薊は今頃の季節を代表する花で、この花を好きな人も多い。土手などの雑草を刈り込む作業をしている人たちも苦労をいとわずこの花を刈り残す方も多いのだ。
何気なく走る路傍の風景に、こうした気配りを見つけた時の嬉しさは何とも言えない。
ノアザミ、この時期を代表する花で、見つけた時は安心する
私なんぞ日々余裕を無くして暮らしているものだから、あれもしなくてはこれもしなくては思うばかりで、気が付くと空回りなんてこともしょっちゅうだ。
それでも幸い、足元には気が着き難いながらもドラマが溢れている。私にとってこの世界は永遠の宇宙のように奥深い。これはいくら時間があったって間に合わないな。
こんな足元に多くのドラマを用意してくれた大地に大きな感謝をささげよう。
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