色歳時記

https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol01.html 【色歳時記vol.1 笑顔を増やす「桜色」】より 

新生活をスタートされる方も多い4月、この季節の門出にはやはり桜が似合います。待ち望んだ春の訪れを象徴する「桜色」。あの淡いピンクには、私達の気分を穏やかにさせる力があることをご存知ですか?「暖色」「寒色」という言葉が示すように、私達は色に対して様々なイメージを持っています。ピンクはやさしく柔らかい印象を与え、緊張をほぐしてリラックスさせる心理効果がある色だといわれています。

ピンクにはこんなエピソードがあります。ある夫婦が新居での生活を始めたところ、妻がふさぎこみ不機嫌になっていきました。悩んだ夫が友人のカラーリストに相談したところ、青と黒でまとめられた室内の色を変えるように勧められました。そこで夫はアドバイス通りに壁を淡いピンクに塗装し、室内から黒を取り除きました。そして部屋に飾る絵画や小物を新しい壁色になじむ赤やオレンジのものに変えたところ、ひと月ほどで明るく朗らかな以前の妻に戻ったのだそうです。

「室内の色彩設計は心の健康を左右する」とアメリカの色彩学者ルイス・チェスキンも著書の中で触れています。最近は医療関連施設の建物や看護士の制服にもピンクが用いられるようになりましたが、白一色だった頃よりも親しみやすくなったのではないでしょうか。老人ホームの共用スペースで壁の色にピンクを取り入れたところ、入居者に笑顔が増えて明るくなったという事例も報告されています。

「若返りの色」ともいわれ、美容・健康シーンでも重宝されるピンクですが、濃すぎると不快感を与えたり集中力を妨げることもあるので、仕事部屋や書斎に使う場合には分量や色味に注意するとよいでしょう。次の模様替えでは、リビングなど家族のくつろぎ空間に、ごく淡いピンクやオレンジ系の色をさりげなく取り入れてみてはいかがでしょうか?桜を見る時のように穏やかな気持ちで過ごせるかもしれません。


https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol02.html 【vol.2 やすらぎの「緑」】より

風薫る五月、新緑が目にも鮮やかな季節です。初夏の陽気が心地よく、ガーデニングにもいい頃ですね。夏に向けて、窓際にグリーンカーテンを作り始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。植物を育てるのが上手な人のことを「緑の手(指)」を持つといいますが、これは英語やフランス語、イタリア語でも共通なのだとか。英語のgreenは、grass(草)やgrow(育つ)と語源が同じなのだそうです。

一方、日本では「みどり」は色の名前ではなく、「生まれたばかりの新しいもの」をさす言葉でした。乳幼児を意味する「みどりご」などがこれにあたります。新しいものが持つみずみずしさが転じて、「みどり」は新芽や新枝の色を表すようになり、現在の「緑色」をさすようになったといわれています。英語のGreenとは由来は異なりますが、いずれも草木が育つ色・新鮮さを感じさせる色です。

緑色には、心や体の疲れを静める効果があると言われています。自然豊かな場所へ行くとリラックス出来るのは、木々の緑色も一役買っているわけです。色の好みは、地域や男女による差がありますが、日本では北にいくと黒や青などの寒色系、南にいくと赤などの暖色系、都会では緑がよく好まれるという調査結果もあります。日常にストレスを感じている人は、目に触れるところに観葉植物を飾るのもよいでしょう。

6月に入るとすぐに梅雨入りという地域も多いのですが、気候の安定しているこの時期は屋内外でのDIY作業に最適な季節です。気になる壁の塗装など家の補修や、和室の畳替えはいかがでしょうか。真新しい青畳は、目にも清々しく気持ちのよい夏仕度です。日本で伝統的に使われてきた落ち着いた緑色の数々は、侘び・寂び・渋みといった独特の美しさを表してきました。八十八夜の新茶に、田植えが済んだばかりの水田、初夏ならではのグリーンを満喫したいですね。


https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol03.html 【vol.3 眠りに誘う「青」】より

「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」というヨーロッパの言い伝え、ジューン・ブライド。欧米では、結婚式に「サムシングフォー」と呼ばれる4つのものを花嫁が身につける習慣があります。何かひとつ「新しいもの」、「古いもの」、「借りたもの」、「青いもの」。それぞれに意味があり、例えば青は聖母マリアのシンボルカラーで花嫁の慎みや清らかさを表すとされています。また「青い鳥」に例えられるように、幸せを象徴する色という意味もあるようです。

ジューン・ブライド定着の背景には、6月のヨーロッパは雨が少なく天候がよい時季であることも関係しているといわれています。一方、日本では6月は雨の季節。本格的な夏に向けて気温が上がり、蒸し暑く夜も寝苦しくなってくる頃です。家の屋根・屋上や壁面には遮熱塗料の塗装や、窓には「よしず」や「すだれ」の設置など、家の中に熱をためにくい工夫を。快適な眠りのために寝室に色を取り入れるなら、涼しげな青がおすすめです。

 同じ室温でも、寒色系の部屋と暖色系の部屋では体感温度が2~3度異なるといいます。寒色の青には副交感神経に働きかけて血圧・脈拍・呼吸数などを低下させ、心を落ち着ける効果があります。寝室は照明にも一工夫を。睡眠前に白く明るい蛍光灯の光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトミン」の分泌が抑制され、深い眠りを妨げるといわれています。照明にはあたたかみのある電球色を、寝具やパジャマ等には淡い青を取り入れると、自然な眠りへと誘う寝室になるはずです。

心理学に「青七現象」という言葉があります。好きな色と数字をたずねると、文化や気候を問わず、世界共通で「青」と「7」が人気なのだそうです。地球の表面の7割を覆う海や、広大な空の色でもある青におのずと親しみを感じるのかもしれませんね。雨が続くと青空が恋しくなりますが、紫陽花の美しさを楽しめるのもこの季節だけ。涼やかな家時間をお過ごしください。

https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol04.html 【vol.4 味わいを深める黒】より

うなぎ夏本番、厳しい暑さの到来です。土用の丑の日には「丑」にちなんで「う」のつくものや、丑の方角(北)の守護神、玄武の色にちなんで黒いものを食べて厄除けを願う風習があります。万葉集にも「夏やせにはウナギがよいらしい」と詠まれた歌がある程、古くから親しまれてきたウナギですが、乱獲により絶滅が危惧されています。丑の日には希少で高価なウナギに限らず、「う」のつく食材(梅・瓜・牛・うどん等)や、黒い食材(シジミ・黒鯛・黒豆・ナス等)で暑気払いはいかがでしょうか。

夏日本料理では黒い器がよく使われますが、白よりも黒の食器の方が料理の味に奥行きを感じることがわかっています。黒は相手の色をより鮮やかに明るく引き立てる効果もあるので、四季折々の食材の色や、素材本来の味を楽しむ日本料理には適した色です。和食器の代表格である漆器は縄文時代から作られており、現代でも重箱や杯などハレの日を彩るアイテムとして愛されています。

また黒は見た目よりも重たい印象を与える色です。同じ質量のものでも白より黒の方が倍近く重たく感じられるのだとか。ずっしりと高級なイメージから、万年筆や時計など高級品のパッケージに用いられることも多く、クレジットカードではゴールドやプラチナよりも上の最高ランクに「ブラックカード」が位置づけられています。黒い石を敷きつめた玄関や黒い皮張りのソファは、高級で洗練された印象を与えますが、黒の面積が多すぎると圧迫感があり部屋が狭く見えるので、アクセントとして取り入れるとよいでしょう。

夏の風景黒をはじめとする濃い色が熱を吸収しやすいことはよく知られています。夏の室内を快適に過ごすためには、外からの熱を遮る工夫が欠かせません。カーテンやブラインドの色は、光や赤外線をはね返す白や薄い色がおすすめです。夏バテ防止には黒い器で食事を楽しみ、インテリアには濃色・淡色を使い分けて、この夏もお元気にお過ごしください。

https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol05.html 【vol.5 あたためる「赤」】より

日ごとに気温が下がり寒さが厳しくなる冬は、夏の間多用されていた寒色に替わって暖色を目にすることが増えますね。暖房や冬物衣類の広告など、あたたかいイメージのものにはオレンジが、またクリスマスシーズンには赤がよく使われています。ポインセチア、ヒイラギの実、ケーキのイチゴ、サンタクロース。赤はクリスマスツリーの緑や白い雪にもよく映え、季節感を感じさせる色でもあります。

ところでサンタクロース赤い服のイメージが定着したのは近年のことで、これはコカ・コーラ社のクリスマス広告(1930年代~)が大きく影響したといわれています。それまでサンタクロースの服は、赤のほかに青・白・紫など時代や地域によって様々な色で描かれていたそうです。赤い服は、キリスト教の赤い祭服をまとった聖ニコライ、また北欧神話オーディンの太陽をあらわす赤いマントがルーツともいわれています。

クリスマス

赤をはじめとする暖色でまとめた部屋は、寒色の場合に比べて体感温度が2~3度高くなることが知られています(vol.3 眠りに誘う「青」ご参照)。ただし赤は実際よりも近くにあるように見える進出色。禁止や停止をあらわす標識に使われるのは、遠くからでもパッと目に飛び込んでくるから。それだけ強い色なので、使いすぎると落ち着かず部屋も狭く感じられます。しかしレッドカーペットのように特別感を演出できる色でもあります。

インテリアに取り入れやすいのは、冬用のラグやソファカバーなどへの部分使い。赤はフローリングや木製品とも色の相性がよく、小面積でも部屋の雰囲気がグッとあたたかなものに変わります。また暖色には食欲を増進させる効果があるので、テーブルクロスなど食卓の装飾に用いると、クリスマスのごちそうをより美味しく演出することができます。冬はイベント続きでついつい食べ過ぎがちですが、早めの大掃除で体を動かすこともどうぞお忘れなく。


https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol06.html 【vol.6 あたらしい「白」】より

お正月飾りや鏡餅を見ると、心新たな気持ちになりますね。一年のはじめにふさわしい色といえば、やはり白ではないでしょうか。「純粋」「清潔」「新しい」等のイメージを与える白は、他のどの色にも似ない無彩色。黒と並ぶ特別な色です。冠婚葬祭でも使われ、私たちの生活に欠かせない色のひとつですね。おせち料理には蒲鉾等、紅白のものが入りますが、赤は魔除け、白は清浄の意味があるともいわれています。

古今東西、白い動物はおめでたいものとして扱われ、「神の使い」とされることもありました。日本では飛鳥時代から平安時代にかけて、白いキジや亀、鹿があらわれたことを吉兆として何度か元号が改められました。しめ縄やお正月飾りにつけられる稲妻型の白い紙を「紙垂(しで)」といい、大相撲では横綱が化粧回しの上につけて土俵入りを行います。「紙垂(しで)」の白は清浄の証で、神聖さを表すとされているのだそうです。

また「白衣の天使」と呼ばれる看護師をはじめ、調理師や研究者など衛生環境が重視される職業では、白衣がユニフォームとして着用されることも少なくありません。汚れたら分かりやすいように白を着たのが始まりとされ、専門職への信頼と尊敬を集める象徴にもなっています。ただし近年では白が持つイメージのひとつ、緊張感を与えることを避けるため、白以外のユニフォームを採用する医療機関も増えてきました。(vol.1 笑顔を増やす「桜色」 ご参照)

膨張色でもある白は、部屋を広く明るく見せるのでインテリアでも人気の色です。壁や天井など大きな面でよく使われますが、最も光を反射する色でもあるので、使い方によっては一面の雪景色のようにまぶしく感じることも。ピュアホワイトだと無機質で冷たい印象を受ける場合には、アイボリーやベージュ、オフホワイトなど少し他の色が入った白を選ぶと、柔らかく落ち着いた雰囲気に仕上がります。まっさらな新年のはじまり、清々しい一年になりますように。

https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/vol07.html 【vol.7 溶け込む「茶色」】より

厳しい寒さの中、バレンタインデーの賑やかさが明るい話題を添える季節です。「チョコレート色」というと真っ先に連想するのがこの色。英語のBrownは熊(bear)が、日本語の茶色は文字通りお茶が語源だと言われています。「お茶は緑色じゃないの?」と思う人も多いでしょうが、実は緑茶の製法が確立されたのは近年のことで、庶民にとってお茶とは長らく番茶のことでした。室町時代にはお茶が染料として使われるようになり、その仕上がりから「茶色」という色名が生まれました。

この色が大流行したのが江戸時代。幕府が贅沢を禁止し、着物の色・柄・生地にまで制限を設けたため、庶民が着ることが出来たのは納戸色(藍色系)・ねずみ色・茶色だけでした。しかし、江戸っ子はこれを逆手に取り「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」と言われるほど豊富なカラーバリエーションを生み出し、微妙な色合いの差を楽しむことに粋を見出しました。この「四十八」や「百」は数が多いという意味で、実際にはそれぞれ100種類以上の色があったのだとか。

このように「質素・倹約」の象徴として推奨された歴史のある茶色は、土や木の色でもあり、安定した堅実なイメージを与えます。自然の中に溶け込み、目立たず景観を損なわないため、屋外広告に規制条例のある観光地でも重宝される色です。例えば自動販売機を濃い茶色にしたり、コーポレートカラーの赤を茶色に変えて看板を出す企業も。どっしりとした茶色は、床面など足元に広く使うと地に足が着くような落ち着く空間になります。

こんがり焼けたパンや、焼き目のついた肉や魚、収穫したての土のついた野菜を見ると美味しそうに感じますね。茶色には適度な焼き加減や成熟・熟成・豊穣のイメージもあり、同系色のオレンジや赤のような食欲増進効果も。こたつの上にみかんがあると、つい手が伸びてしまいますね…。暦の上では春ですが、寒さが一番厳しい2月。それでも雪の下からふきのとうが顔を出し、梅の枝には蕾がふくらみ始めます。早春の香りを楽しみながら、寒さ対策にもラストスパートを。

https://www.asahipen.jp/shikisaijiki/ 【うち解ける黄色】より

春は別れと出会いの季節。卒業や入学、就職など新生活を迎える人も増えてどことなく空気がソワソワしますね。新しい環境になじめるかな…と不安を感じている人は、菜の花のような黄色を取り入れてみませんか。色彩心理学では、黄色は「コミュニケーションカラー」とも呼ばれ、身につけると気持ちが明るく表情も豊かになるといわれています。ネクタイやスカーフなど顔まわりに黄色を取り入れると、若々しく親しみやすい印象を持たれるはずです。

ただし黄色は実際よりも大きく見える膨張色なので、第一印象をスリムに見せたい方は身につける面積にご注意を。遠くからでもよく目立つ黄色は、信号や標識・子供の通学帽やカバンなど、安全のため注意喚起が必要なものによく使われます。色の組み合わせで最も視認性が高いのは黒地に黄色、次点は黄色地に黒だといわれています。明度差が大きい黄色×黒の配色は夜間でも見やすく、踏切や立入禁止の表示でもおなじみですね。

一方、黄色×白のように明度差の小さい配色は視認性が低く、使い方によっては不親切になることも。特に白内障を患う人が増える高齢者には見分けづらい配色なので注意が必要です。もし身近な人が食事の時間に以前ほど楽しそうではないな…と感じられたら、お茶碗を白や淡色ではなく、黒など濃い色のものに変えてみるのも一案です。白いご飯をよそった時にコントラストが映え、食欲を誘います。このようにメリハリのある色使いは高齢者にも認識しやすく、食事の時間を楽しめる環境づくりにも役立ちます。

インテリアに黄色を使用する場合は、壁や天井など広い面積にはクリーム色やベージュなどやわらかい色を用いると朗らかな空間になります。アクセントにはオレンジやピンクなど明るい色を使うのもよいでしょう。家の外まわりに使う場合は、オレンジや茶色寄りの温かみのある黄色だと白壁や木部にもなじんでよく映えます。花壇の花やポストなどに鮮やかな黄色がのぞくのも素敵ですね。春は屋外作業にも最適な季節です。新しい色を取り入れてリフレッシュしてみませんか。

facebook新田 修功さん投稿記事  心にしみる思い出のオレンジ色……⁉️👨‍🎨🍊

小学生の頃、父が忙しい合間に時間を取って、私と友人を大阪港まで連れて行ってくれました。

当時、習っていた油絵で、どうしても海に沈む夕日が描きたくて、父に頼み込んだのです。

父は、公認会計士として、たくさんの顧問先を持ち、出張続きで、超多忙な毎日を送っていました。それでも、息子とその友達のために、時間を取ってくれたのです。

私は、モネの「セーヌの日没」や「日の出」のような太陽の色に憧れていました。

そのオレンジ色が、本当に心にしみてくるのです。埠頭の先にイーゼルを立てて、直接キャンバスに描き始めました✍️ちょうどいい時間が来て、港が夕日に染まります。

筆で直接夕日に触って、キャンバスに落としたような夕日を描くことが出来ました。

(自分史上最高の出来だと思います😅)

この時に描いた油絵は、絵を貰ってくれた叔父さんが亡くなるまで、親戚の家の玄関に大切に飾ってくれていたのを覚えています。

叔父さんも父も、今はこの世にいませんが、あの時の夕日の色と、港の潮風の香りと、父の笑顔が、私の記憶の中で生き続けています。気がつけば、あの時の父親よりも歳をとっていました。私も、息子たちに良い想い出を残してあげることはできたのだろうか……。

ふと、そんなことを思ったりします。

会社を経営している時は、忙しくてほとんど家に帰れない状態が続き、ゆっくり遊んであげる時間を取れませんでした。

その後、会社は倒産してしまい、自宅も売り払って、妻の実家に居候することになりました。

生活のためにタクシー会社に勤めて、必死に働きました🚕💦

不規則な勤務時間のために、子供たちとのコミュニケーションも少なくなり、寂しい思いをさせてしまったと悔やんでいます。

でも、私の父も忙しくて、ゆっくりとコミュニケーションが取れてませんでしたが、それでもいい思い出はいくつか残っているものです。

父が港に連れて行ってくれたように、なにか大切な思い出になるような経験を、子どもたちもしていてくれたらいいなと思います。

今は2人の息子たちもそれぞれ家庭を持ち、子育てに奮闘しているようです。

子ども達、そして孫の世代に、地球がクリーンで、平和で、天国のような星になっていることを願っています😊✨

いつまでも、美しい日の出や日没を見ることが出来ますように……☀️🙏

今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕


facebook草場一壽 (Kazuhisa Kusaba OFFICIAL)さん投稿記事  緑の中を

萌え出る若葉の季節。緑のまぶしい季節。

緑色は、安らぎの色であり、緊張をほどいてくれる色です。いのちは危険を感じると「緑」の方向に逃げようとするそうです。緑がいのちを守り、養っているからですね。いのちを生かす緑の季節。

五月晴れとは言いますが、旧暦の五月といえば梅雨のシーズンですから、本来は雨の合間の晴れ間のことだったようですね。現在とはイメージが違いますが、垣間見る青空に心が弾んだのでしょう。

 田植えのシーズンでもあります。空に映える緑の美しさは、いつ見ても「懐かしい」思いがして、心を慰めてくれます。

 晴れ渡った空の下、におい立つような風(薫風)が吹き渡り、生きていることに、おのずと感謝したくもなります。ここままで、いのちを結びつないでくれた、膨大な「ご先祖さま」が風に吹かれて微笑んでいるようで。

「空気」(まど・みちお)

ぼくの 胸の中に いま 入ってきたのは いままで ママの胸の中にいた空気

そしてぼくが いま吐いた空気は もう パパの胸の中に 入っていく

同じ家に 住んでおれば いや 同じ国に住んでおれば いやいや 同じ地球に住んでおれば

いつかは 同じ空気が 入れかわるのだ ありとあらゆる 生き物の胸の中を

きのう 庭のアリの胸の中にいた空気が いま 妹の胸の中に 入っていく

空気はびっくりぎょうてんしているか? なんの 同じ空気が ついこの間は

南氷洋の クジラの胸の中に いたのだ

5月 ぼくの心が いま すきとおりそうに 清々しいのは 見わたす青葉たちの 

吐く空気が ぼくらに入り ぼくらを内側から 緑にそめあげてくれているのだ

一つの体を めぐる 血の せせらぎのように 胸から 胸へ 一つの地球をめぐる 空気のせせらぎ! それは うたっているのか忘れないで 忘れないで…と

すべての生き物が兄弟であることを…と


コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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