ティル・ナ・ノーグギャラリー

https://tirnanog-tokyo.com/ 【】

2015年11月、世田谷区赤堤の賑やかな商店街と静かな住宅街の間にオープンした小さなギャラリーです。

現代アートと工芸を中心に、さまざまな企画展を開催いたします。

ギャラリー名 Tir na nog ティル・ナ・ノーグはアイルランド語で、ケルト神話の「別世界」「常若の国」を意味します。展覧会を通していつもとは違う世界を発見していただければ、という思いで命名しました。

皆様のお越しをお待ちしております。

https://www.facebook.com/tirnanog.gallery/


https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989810210&owner_id=2083345&fbclid=IwY2xjawKEEslleHRuA2FlbQIxMQBicmlkETFkWW8yWElzTmtVSU9pWWF6AR5LlXU_hQJLWhYbo-u0EzxMQIbGS5IhNOY9j7xQAPIfBb5BAJo_lb1agoHyaw_aem_3KWuGivErpIM7chkjyTGSA【4/19 馬場健太郎個展「紙の上のいのり」@ティル・ナ・ノーグギャラリー】より

世田谷松原にあるティル・ナ・ノーグギャラリーのオーナーさんと知り合ったのは2年前。その年の11月に馬場健太郎さんの個展「いろのかたち」の案内をいただいた。初日のトークショーのお誘いに、ひょこひょこと出かけて行った。

馬場氏の作品を見たのははじめてで、抽象画はわからないと思っていたが、とても惹きつけられるものがあった。

「わからない」というのは本当で、その証拠に、今ここで何がどう良かったのかを言語化できない、そのレベルでわからない。だけれど、惹きつけられたのも本当で、一本の線も引かれていない色だけの作品を見ていると、深く重ねられてきた色の奥にさまざまなものが見えてきて、いろいろな想像が生まれて(これもまた言語化に至らないのだが)、絵に吸い込まれて、揺蕩うような心地よさがあった。

今回は、オイルパステルで描かれた新作、小さな作品が主で、急遽決まったとのこと。4月18日から5月4日まで3週間、毎金土日の3日間ずつ開かれる。

<アーティスト・メッセージ>

2024年の秋。僕は生まれ故郷の長崎市から車で2時間ほどの平戸方面に小さな旅行に出かけた。

途中、隠れキリシタンの里、外海町(そとめちょう)を巡り、キリシタン弾圧から解放された明治期から大正期に建築された小さく素朴な教会群を見てまわった。そこには、日々の暮らしの中に祈りがあり、質素な佇まいの小さな教会は、どれも丁寧な作りで美しかった。

強い信念を持ち「いのる」人たち。ひっそりと佇む教会。そんな在り方に心打たれた。

こんなふうに絵を描きたいと思った。

特別な事ではなくの当たり前のことのように。祭壇に手をあわせるように 紙の上に線を引き、色を重ねたい。

そんな小さな展覧会が出来ればと思っています。

私には信仰がないが、このところ「いのる」ことが多かった。友人知人が亡くなったり、また友人知人の大切な誰かが亡くなったり病気になったりしたので、どうか心安らかでありますように、とか、どうかいい方向に向かいますように、とか…信仰がないから、特定の神仏に祈っているわけではなく、それは厳密に言えば、「いのる」ではなく「おもい」なのかもしれないが、心から願って手を合わせた。

そして、同時に「いのる」って何だろう、とも考えた。

馬場氏の今回の作品は「いろのかたち」の時とは違って、色を重ねていくというよりは、走らせた感じで、その時見たものを写し取ったもの、と思った。そしてそこには光があった。

「ノボリザカ」という作品を見たとき、2年前のトークショーで、馬場氏がヴァンスのマティスが手がけたロザリオ礼拝堂の話をした時のことを思い出した。

マティスが手がけた礼拝堂は、それは小さくシンプルで、だけれど外光を素晴らしく取り込んでいて…たまたま私はマティス展でその映像と再現展示を見ていたのでおっしゃることがよくわかった。

だけれど、行かなければ知らないこともお話しされた。それは、その礼拝堂へ行く道は何もなく、遠い遠い坂道であったこと、でもそれが静かな祈りの場所へ行く過程で、馬場氏にとってとても重要なことであったこと。

今回の作品は、長崎県の隠れキリシタンの里でみてまわった小さな教会群から生まれたという。馬場氏が「紙の上のいのり」をしたことと、マティスがロザリオ教会を手がけたことが、私の中では繋がった。

オーナーと2時間もおしゃべりしてしまって(一方的に話を聞いてもらったww)、写真を撮り忘れたので、画像をティル・ナ・ノーグギャラリーさまからお借りしました。


facebookティル・ナ・ノーグ ギャラリー投稿記事

馬場健太郎『紙の上のいのり』展も残すところ3日となりました。

新作のオイルパステルのドローイングを中心に油絵、バックヤードには過去に展示した作品も並んでいます。

馬場氏の奥深く、美しい色彩から醸し出される『いのり』を感じていただけたら幸いです。安らぎと静謐な時間が広がっています。

開催日:5月2日(金)、5月3日(土)、5月4日(日)13:00~19:00

(最終日の夕方から作家在廊)


https://www.instagram.com/p/DJLtsioSRdW/ 【tatsuomonma】より

地元世田谷に戻ってティル・ナ・ノーグギャラリーで 馬場 健太郎 展『紙の上の い の り』もう明日5月4日(日) まで13:00-19:00

https://tirnanog-tokyo.com/

馬場さんの故郷でもある長崎に昨年久しぶりに戻り平戸の隠れキリシタンの里を巡ってみたら心を打たれたことからの創作とのことです。故郷でありながら離れて20年くらい経っていたのでしょうか、その年月があったからこそ気付けたことなのかもですね。強い信念を持ち祈る姿、質素ながら丁寧な作りの教会、佇みかたに感銘し、特別な事ではなく当たり前に「いのる」ように絵を描きたいとの想いの展覧会だそうです。

その新作はどれも祈りの想いが動いていてとても良かったです。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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