宇都宮城 晴明台にいます。
直刺せる冬の朝日や城熾る 五島高資
https://ameblo.jp/highhillhide/entry-12656594394.html 【<宇都宮城、高崎城>の”二重櫓”を巡る】より
只今、「全国の“二重櫓”を巡る」をテーマに、「現存」と「復元・復興・模擬」の「二重櫓」の多様性(構造、形式、用途、目的、名称等)を実感しながら、北から南に向けてお届けしています。
昨日は茨城県のお城で「土浦城」の「二重櫓」を紹介しましたが、「水戸城」(茨城県水戸市)でも二重櫓「角櫓」の復元工事が行われてきて外観が見えるようになり間もなく竣工式が行われるそうです。しかしながら、私は未だ訪問ができていないのでお届けすることができず申し訳ございません。「櫓」の数にはカウントをしています。
本日は第3弾「宇都宮城 清明台、富士見櫓」「高崎城 本丸乾櫓」の3基です。
①「宇都宮城 清明台、富士見櫓」(栃木県宇都宮市)、木造復興
「宇都宮城」は、「徳川秀忠」の日光社参時に「本多正純」が企んだと嫌疑をかけられた「釣天井事件」でも有名ですが、将軍の日光社参の為の宿城で、将軍が宿泊する「本丸御殿」の周囲には高い土塁が築かれ、北と南に枡形門を構え、土塁上には5基の「櫓」が並んでいたことが江戸時代の絵図によってわかります。
現在の土塁上の二重櫓はその内の2基で、西側の土塁上に描かれていた絵姿をデザインして2007年に木造で建築されましたので「復興櫓」と呼べばいいのではないかと思います。
「清明台」は、天守代用の櫓だったので、「清明櫓」とは呼ばずに「清明台」と呼んだのでしょうか。また、陰陽師の「安倍晴明」が「宇都宮城」の繁栄を祈願した場所との言い伝えがありこの名前を付けたとも言われています。
土塁上に低い石垣を築き、建物は白漆喰総塗籠、破風無くて内側には窓も取り付けていません。
「本丸」跡外から見る復興「清明台」(略)
https://kokoro-you.com/2022/03/31/bouikisei/【防衛機制】より
防衛機制とは
自我は、エスから湧き出てくる欲求や感情、超自我の命令によって生じる罪悪感、不安に対して、さまざまな防衛機制を用いて自分のこころ全体のバランスを保っているといわれています。
自我の防衛機制によって、私たちは不安を処理しながら、社会生活を過ごすことができます。
防衛機制にはいくつもの種類があり、人によってパターンや特徴は異なります。
防衛機制の歴史
フロイト(Freud,S)は精神疾患がを抱えた患者を治療していく中で、過去に傷ついた体験や、自分にとって受け入れがたい感情を意識しないで済むように、自我の働きによって無意識に抑え込んでいることを発見し、こうした自我の働きを「防衛機制(defence mechanism)」と呼びました。
また、受け入れがたい感情を無意識に抑え込んでいる代償として、不適応や症状が現れていることにも気付き、自由連想法(※)を用いて、無意識に抑え込んでいるものの言語化を促すことで、患者の治療を行なっていきました。
フロイトの没後は、アンナ・フロイト(Freud,A)や、メラニー・クライン(Klein,M)たちが防衛機制の在り方や種類などについて、理論を発展させていきました。
※ 自由連想法…カウチに横になりながら、頭の中で思い浮かんだことをそのまま自由に語ってもらう技法のこと。
防衛機制の種類
いくつかの防衛機制についてご紹介していきたいと思います。
投影
受け入れられない自分の悪い所や感情などを、相手に映し出してしまうことを「投影(Projection)」といいます。
そのため、本当は自分のことであったり、自分が思っていることであったりするのに、相手がそうであるかのように感じてしまいます。
例えば、本心では「自分がAさんのことを嫌い」なのに、「Aさんから嫌われている」と感じてしまうこと等があります。
同一化
親や先生、友人など周りの人の考えや行動の中で、自分にとって良いと思える所を取り入れていくことを「同一化(Identification)」といいます。
幼少期には、自分にとって「良い」か「悪い」かにかかわらず、両親やそれに近しい養育者などの価値観を取り入れて成長していきます。
年齢が大きくなると、自分にとって良いと思えるものだけ取り入れていくようになっていきます。
否認
自分にとって不安になったり、腹が立ったりするような周囲の刺激や事実に対して、気付かないように避けることを「否認(Denial)」といいます。
それに気づいてしまうと、こころが不安定になってしまうので、見ないようにする、あるいは、ないかのようにします。
なので、問題や事柄が間近で起こっていたとしても、本人は気付いていないということがあります。
反動形成
「本当に思っていること」や「やりたいこと」とは反対の言動を取ることを「反動形成(Reaction formation)」といいます。
例えば、嫌いな相手に対して、友好的に接することや、自分のだらしなさを隠すために、綺麗好きになるなどがあげられます。
この防衛機制は適度に働いていれば、とても社会的に適した防衛であるといえます。
置き換え
自分の欲求を満たすために、欲求を向ける相手や表現の方法を別のものに置き換えることを「置き換え(Displacement)」いいます。
例えば、親と喧嘩してイライラしてしまい物に当たってしまうことや、気持ちを満たすために、過食や浪費をするということがあるでしょう。
本来の欲求を満たすことができなかったり、直接相手に気持ちを表現できなかったりする場合に、他のもので置き換えようとします。
退行
受け入れがたい欲求や感情に直面できず、自我の発達が逆戻りしてしまうことを「退行(Regression)」といいます。
例えば、ある程度成長した子どもが、赤ちゃんの頃のように戻る「赤ちゃん返り」は退行であり、何らかの原因によって不安が高まり、生じていると理解できます。
大人の場合でも、強いストレスによって退行が生じることがあります。
「テーマパークではしゃいで遊ぶ」のも退行の1つであり、幾分、退行することでそれらを楽しむことができます。
知性化
自分の欲求を知的活動に置き換えてエネルギーを消費したり、知的活動を通して欲求を表現したりすることを「知性化(Intellectualization)」といいます。
この防衛には、知識を増やし、物事を知的に考えていくことができるため、自身の欲求を置き換えて表現しつつ、周囲から評価され、満足感も得ることができます。
ですが、知性化が過剰になりすぎると、理屈っぽくなってしまうこともあります。
合理化
満たされない自分の欲求に対して、もっともらしい理由をつけて正当化し、自分を納得させることを「合理化(Rationalization)」といいます。
イソップ物語の『酸っぱいブドウ』に登場するキツネを例にあげてみましょう。
キツネは、高い所になっているブドウを取ることができず、「あのブドウは熟していないから、美味しくないはず」と言って、自分を納得させます。
このように、自分にとって都合の良い理由づけになり、言い訳や負け惜しみのようになってしまうこともあります。
抑圧
自分自身にとって受け入れがたい感情や欲求、記憶などを、無意識に抑え込んで気付かないようにしたり、忘れてしまったりすることを「抑圧(Repression)」といいます。
例えば、「過去にあった悲しい出来事について覚えていない」、あるいは、「乗り気ではなかった予定を無意識にすっぽかしてしまう」等があげられます。
昇華
本能的な欲求や衝動を、社会的に認められる活動や目標に向かってエネルギーとして使っていくことを「昇華(Sublimation)」といいます。
例えば、「芸術的な活動を通して自分の作品を作り上げる」ことや、「身体を鍛えてスポーツの試合に出場する」こと等があげられます。
この防衛は、「自我が十分に成熟している必要があり、健康的で、社会的に望ましい防衛であるとされています。
いかがでしたでしょうか。
いくつかの防衛機制についてご紹介させていただきました。
誰もが皆、さまざまな防衛機制を使って、こころのバランスを取っています。
防衛機制とは、大なり、小なり、誰でも自然にいくつかの種類を使っているものなのです。
ですか、特定の防衛機制に頼りすぎてしまったり、自我機能が低下し防衛機制が上手く働かなくなったりするとこころのバランスが保てず、心身などに症状が現れてしまうこともあるでしょう。
精神分析的心理療法では、自分のなかにある防衛機制を理解したり、防衛されている無意識の欲求や不安に意識を向けたりすることで、より深い自己探索を進めていきます。
自分自身の防衛を理解したいという方は、当研究所でカウンセリングを受けてみませんか。
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人は誰でも生きている限り様々な痛みに出会います。
しかし痛みを「自己成長のバネにする」か「自分を圧倒する心の傷にするか」は 自分の選択です♪
無自覚な痛みは心の傷になり目に見えないところで膿、様々な症状として現れます。
自分に目覚めているためにカウンセリングを活用してみませんか?
問題とは何でしょう?生きている限り 和多志たちは色々な人々、色々な出来事に出会います。起きて欲しくないことも山のように起きてしまいます。
一般には意に叶わない全てを問題と呼びます。問題は「和多志たちが世界に勝手な価値判断をし、勝手な期待を抱くことによって生まれる」と言えるのではないでしょうか? 問題とは期待・自分の望みに反する出来事とも取れます。然し 望まなかったできごとが 成長の力になったことは 誰もが体験していることです。カウンセリングでは過去と、相手と、できごとは変えることができないというのが鉄則です。
変えることができるのは自分の関わり方のみです。問題だと感じた時 自分の問題か、相手の問題か(相手への期待外れ)を整理することは大切です。
相手に変わって欲しい問題の場合は、コミュニケーションしかありません。
相手を責めるのではなく、アイメッセージで感じていること、望んでいること、自分にできることなどを伝えましょう。
自分の問題の場合は感情への対処が必要か、事柄への対処が必要かを検討しましょう。
否定的な感情を浄化したいときは怒りを鎮める方法が役に立ちます。事柄への対処はマインドマップが役立ちます。
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