実存的変容

Facebook岡部明美さん投稿記事

【アイデンティティ・クライシス】【実存的変容】【天国も地獄もない】

古い自己イメージが死んで新しい自己イメージが誕生するプロセスを、16世紀スペインの神秘家「十字架の聖ヨハネ」は「魂の暗夜」といいました。新しい朝を迎えるには、暗い夜を経過しなくてはならないのです。

心理学者のC・G・ユングはそれを「魂の成長」「実存的変容」と呼びました。

青虫は、サナギに成長し、サナギから蝶になって飛び立つのですが、サナギの中でいったんどろどろに溶ける段階があります。

一旦古いかたちが死ぬのです。古い自我の死です。

自我は、過去の記憶と自己イメージ(自己概念)、肉体や思考や感情や性格と自己同一化しています。

それを「アイデンティティ」にして、社会をサバイバルしていく自動プログラムーそれが自我の生存戦略です。

人間がプログラムに支配されると、ロボット状態のまま

外からの「刺激」に機械的に「反応」して、同じ行動をただ繰り返してしまいます。

通常の社会の見方ではプログラミングされた人格は正常な人格ですが、真実は自動的な反応を繰り返す自覚を失った自動機械にすぎないのです。

大衆が理性を失い、集団狂気のまま戦争をはじめ大規模な文明の破壊と大量殺戮をしてきたのが人類の歴史でした。

人類が争いを止める事が出来ずに同じ過ちを何回も繰り返しているのは、意識は眠りこけて機械的な行動をとり続けている人が大多数だったからでしょう。

成熟した自己、目覚めた意識で生きる人がどれだけ増えていくかが今日ほど求められている時代はないのです。

【アイデンティティ・クライシス】

「魂の暗夜」とはつまり、アイデンティティの崩壊です。

今までの自分では、全く立ちゆかなくなり、もうどうしていいか皆目わからない絶望的な人生の状況です。これまでの人生の強制終了です。

アイデンティティクライシスが起きる実存的変容の時期は、頭の中で、いやなことから逃げたい、自分の中で今まさに起きている情動を感じたくない、問題に直面したくないという恐怖が浮上して来ますが恐れに無自覚のまま痛みの回避行動ー自我の防衛パターンをし続けても葛藤や苦しみから逃れることはできないのです。

しかし、今まで自分だと思っていた自分は、社会に適応するためには身に付けた偽りの自分、ペルソナ、マスクです。

自我(エゴ・マインド)とは、小さな自分です。自我が何をやっているのかを見抜くことです。

自我を含んで越えるのがトランスパーソナル心理学です。自我を否定するのではなく気づきの意識によって越えていくのです。

肉体がある限り自我がなくなることはありませんが、私たち人間の本質は自我を超えた大きな意識、存在です。

それを魂と言ったり、ハイヤーセルフと言ったり、心の最奥にある神性、仏性と言う人もいます。

小さな自分と大きな自分は同時存在です。大きな自分が本当の自分です。

私がやっている「呼吸道」は「自覚の訓練」なのです。

【天国も地獄もない】

天国(heaven)という言葉は調和を意味しますが、地獄(hell)の意味は古い英語で、

『まわりに壁をつくって隔てる』という意味になるといいます。

私たちは思考(マインド)を自分と思い込んでいます。

苦しみの根っこは頭の中に浮かぶ思考を自分と思い込んでいることにあります。

思考が作り上げた頭の中の自己イメージを自分と思い込んでいます。

地獄とは、自分と世界を分離させて見ている自我にほかならないのです。

つまり世界を分けて天国と地獄の物語を作っているのは思考なのです。

思考で作り上げた自我の壁を取り払えばたちまち光が差して天国と地獄は消えます。

天国と地獄は本来ありません。

そこには分離されていない、あるがままの世界があるだけです。

         (清水友邦談)

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上記のメッセージは、2019年2月に中野サンプラザでやった私と清水友邦さんとのコラボ講演会で清水友邦(ゆーほうさん)さんがお話しされたことの一部です。

この講演会の様子はブログの中で書きました。

●歴史はすでに次の時代に向かっている。

〜魂の暗夜を超えて〜

http://okabeakemi.com/blog/?p=2694 

新しい時代の意識

私と清水友邦さん(『覚醒の真実』『よみがえる女神』の著者・呼吸法や瞑想指導家)とのコラボトークが、2月10日、中野サンプラザでありました。

「新しい時代の意識」などというテーマのコラボトークにいったいどのくらいの方が来てくださるのだろうと思っていたのですが、なんと106名もの方からのお申し込みがありました。

オープンニングは、清水友邦さんが貴重な映像とともに新刊「よみがえる女神」の講演を1時間。

その後は、下記の内容について友邦さんと私が参加された方の質問に応えるかたちのコラボトーク。

●そもそも覚醒、悟りとは?

●魂の暗夜について

●なぜ今「マインドフルネス」「縄文スピリット」「サスティナブル、「SDGs」、持続可能社会」のか?

●あること(Being)と、すること(Doing)の瞑想

●男性原理の社会が生み出したもの

●「女性の時代」と「女性性」の時代の違い

●スピリチュアルブームの光と影

●日本人の深層心理の問題とは

●女神の星ガイア

コラボトークでは、参加者の方から最初に質問があったのは、

「魂の暗夜」とはなんですか?

ふつう人が人生の節目で感じる行き詰まり感や混乱や無力感と何が違うのですか?

という質問でした。3時間ありましたので、いろんなご質問に答えたのですが、

全部は掲載できないので、今回は、最初の方の質問に対して、清水さんがお答えたしたものを補足も含めて書きました。

次回は同じテーマに対して私がお答えしたものを書きます。

コロナのこと、戦争をやめられない人間の自我の構造、資本主義経済のパラダイムシフト、男性性と女性性の統合、縄文、SDGs、ティール組織のことなどについて話をしています。

https://youtu.be/AoQ3DdlgiFQ

昨日までの3日間、岡山県の「わら倶楽部」で清水友邦さんとのコラボワークショップがありました。「わら倶楽部」は、日本の小宿百選に選ばれています。

重ね煮料理の数々はまじで絶品です!食器もみんな素敵過ぎて惚れ惚れ💕

「わら倶楽部」は、建築や自然環境も素晴らしい宿です!

オーナーシェフの船越康弘さんは、自然食や食育、パーマカルチャー、SDGs、地方創生に関心のある人たちの間では超有名人です。

https://youtu.be/LKkULOufKiY

「わら倶楽部」は、15名しか泊まれない宿なので告知前に満席になったため私のHPにも掲載しなかったWSです。

友邦さんの呼吸道のワークは、私たちの本質であるエネルギー身体にダイレクトに働きかけるので心理カウンセリングやセラピーの限界を超えます。瞑想の本質、いまここ、静寂、沈黙、安寧という意識状態がわかります。

3日間、ただひたすら各チャクラに対応した身体感覚と呼吸でしたが、受講された方々が自分でも全く気づかずに滞っていたエネルギーが自然に流れることで本来のその方のイキイキした生命力や存在の力=Paower of beingを思い出していきました。

友邦さんの「呼吸道」はある期間ちゃんと自己探求してクリーニング、クリアリングをしてきた人の受講の方が本質を受け取れると思ったので受講生は私のワークショップやLPL養成講座の受講生に限定させていただきました。

今回ご参加できなかった方は本当にごめんなさいでした🙏

来年は4月21日〜23日です。なんとすでに女性枠は満席、男性枠のみ残席わずかです。

友邦さん、パートナーのちゃこちゃん、船越康弘さんとスタッフの皆さん、キッチンスタッフの一人でLPL受講生の渡辺久子ちゃん、受講生のみなさん、心身共に豊かな時間をありがとうございました。

私はただいるだけで、なんもしませんでしたが(笑)

友邦さん曰く「あけみちゃん、それが存在力・Power of beingじゃないか」と。タハハ💕💕

「発酵する企業」「腐敗する企業」「発酵する人生」「腐敗する人生」「心の品質管理」という友邦さんの名言が大受け(^。^)

わらのお料理が美味し過ぎて食べ過ぎてしまい、帰ったら2キロ太っていた。ヤバイ!汗💦

「白砂糖の害」「食べ過ぎの害」「考え過ぎの害」の「3害」を友邦さんも船越さんも言っていたのに、あたしゃ、食べ過ぎって、くーっ(°▽°)💦

マインドちゃんが「痩せなきゃ!!」って慌ててま〜す。

よか、よか(笑)😊❤️

🍀岡部明美HP

http://www.okabeakemi.com/workshop/

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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