https://gendaihaiku.gr.jp/news/news-13370/ 【第42回兜太現代俳句新人賞ご応募の皆様へ】より
第42回兜太現代俳句新人賞ご応募の皆様へ
第42回兜太現代俳句新人賞、選考の方滞りなく進行しております。今回の応募総数は計70編でした。最終選考会は3月1日(土)正午より開催いたします。
当日は「公開選考会」となりますが、応募者を含めた不特定多数の方々向けの公開ということではなく、俳句総合誌、各種メディア、一部関係者向けの公開となります。
なお、諸般の事情により選考会の模様の同時配信などは行いません。当日は最終選考に残った作品を対象に論評および合議の上、第42回兜太現代俳句新人賞受賞作を決定いたします。
最終候補作の作者の方々には、当日ぜひ選考会にご出席いただけたらと思います。
2月10日(月)までに、最終候補作の作者の方々宛て、メールにて選考会の場所、当日のスケジュールなど詳細を連絡いたします。
この賞は、個性的ですぐれた資質の新人を世に送り出すことを目的としています。令和元年から金子兜太の名を冠し「兜太現代俳句新人賞」と名称変更し、協会外からの特別選考委員も加わることになりました。年齢以外の応募条件はありませんので、多くの方の意欲あるフレッシュな作品をお待ちしております。
選考委員および特別選考委員からの一言◇選考委員(五十音順・敬称略)
杉浦圭祐 自分にしか作れない俳句を送ってください。真摯に向き合います。
瀬間陽子 まっさらな気持ちで、読みます。応募者の方々の息遣いを感じながら、読みま
す。お互いに、俳句に真摯に向き合いたいです。
董 振華 良い俳句に出会うといつも心が浄化される思いがします。作者独自の気づき及び
深い思いのこもる表現のもたらす感動に心をこめて作者と共感したいです。
一句一句が世の中を照らす灯りになることを願っています。
仲 寒蟬 どうせなら100年後200年後にまで残るものを作りましょう。そのお手伝いがで
きれば幸いだと思っています。
成田一子 俳句に限らず芸術の場ではいつも、新しい才能を求めながら、自分の文脈にない
ものをひそかに拒んではいないだろうか。応募作品50句、そのまま丸ごと受け
止めたい。大いなる裏切りに、出会いたい。
堀田季何 わたしは俳諧自由を信じています。可能無限も信じています。あなたは信じて
いますか。
◆特別選考委員(五十音順・敬称略)
小林恭二 選考委員というのは試すより、試される存在だと思っています。今年もより厳し
くわたしを試してくれる作品が応募されることを望んでおります。
穂村 弘 世界の秘密に触れるような言葉の塊に出会えますように。楽しみにしています。
※選考委員会は公開を予定しています。(詳細は後日発表します。)
応募要領
◇句数 雑詠50句。題名付。但し、未発表の作品に限る。(他への二重投句は不可)
◇応募方法 prize@gendaihaiku.gr.jpへWord添付にて送信してください。送信の際、件名に「第42回兜太現代俳句新人賞」と明記してください。
※郵送での受付はしておりません。
※WordのA4判横使いに、明朝系フォントで、縦書(罫線不要)。題名と50句をA4判2枚に収めてください。
※題名及び50句の後、3枚目の用紙に、題名(もう一度)、本名(ふりがな)、俳号(ふりがな)、年齢・生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、俳歴をご記入ください。
◇応募料
整理費として2,000円。
*専用ページより電子決済(PayPalと連動)。主要クレジットカード及び一部銀行決済に対応しております。
*従来通り、定額小為替、現金書留でも可、または、ゆうちょ銀行(加入者名 一般社団法人現代俳句協会 振替口座00160-6-52603 通信欄に新人賞整理費と記入)。
◇応募資格 年齢50歳未満(締切日を基準)とする。現代俳句協会員でなくても応募可。
◇応募期間 2024年10月1日(火)~11月30日(土)(必着)
◇発表および顕彰
【発表】当協会の会員誌『現代俳句』に受賞作品を発表。
【顕彰】賞状、および現代俳句協会からの句集出版の助成。(30万円相当、期限有)
◇選考方法
・原則として、全応募作品を対象に選考を行う。
但し、応募数が想定を超える多数となった場合は予選を実施することがある。
・選考は、作品のみを選考委員に送付し、一次選考した後、特別選考委員を加えて選考委員会の場で審議・決定する。(住所氏名等を記入したデータは顕彰部および事務局にて保管する。)
http://itsuki.natsui-company.com/?eid=6772 【花芭蕉句会 兜太先生の故郷を訪ねる吟行報告 葉音&かま猫の巻】より
仲間たちの吟行報告も、一緒に参加したかのような心持になります。
良き仲間に恵まれて、良き句も授かったようですね。
兜太先生の字、懐かしくて。彼の地でいただいた鰻の味も思い出して。◆俳号 葉音&かま猫
◆お便り
組長 特派員報告をさせていただきます。春雨のそぼ降る3月25日(土)
花芭蕉句会で、金子兜太氏の故郷、皆野町に行ってきました。
俳句にあいにくな天気は無いと言いつつ、熊谷から秩父鉄道に乗りました。
花柄の可愛い車両、車窓には雨に優しくけぶる山に桜や沿道の菜の花が次々と現れます。
1時間ほどで兜太氏の故郷「皆野町」に。兜太氏の生家。旧壺春堂医院。
奥に見えるのは、現在も開業している金子医院です。
壺春堂(こしゅんどう)保存にご尽力された地元の産土の会の方が春寒のなか、暖かいお茶を用意してくださっていました。写真はありませんが他にも興味深い資料がたくさんあります。
2018年に組長が皆野中学校で講演された時のことを話してくださる方もおられました。
兜太氏の父、伊昔紅氏をはじめたくさんの俳人の方が句会をされたことでしょう。
左・兜太氏の着ていた海軍の服
(恰幅のいいイメージの兜太氏ですが、当時の栄養状況からみて推して知るべし、です)
右・兜太氏や黒田杏子氏ともゆかりの深い鰻屋の吉見屋さんのご先祖の軍服です。
産土の会の方が写真を撮ってくださいました。パネルはまるで兜太氏がおられるみたいです。
兜太氏のご親戚の家。わざわざ出てきてくださって、お話を聞かせてくださいました。
誰かが句にも詠っていましたが、皆野町、良い方ばかりです。壺春堂さんから少し歩いて円明寺へ。境内、左は兜太氏の父伊昔紅氏の句碑。親子で字体が全く違います。
境内の一樹にホオジロの囀り。じっと動かなくなるメンバー。
皆野町はうなぎで有名とのことで予約のとれたうなぎ屋さんにて鰻重(上!)を。
皆野町の教育委員会にお世話になり、皆野町文化センターにて無事句会を済ませた後、有志で椋神社へ。この神社は、明治17年に起きた秩父事件の農民蜂起の地でもあります。
椋神社の隣にあるヤマブ味噌蔵敷地内。クラシックカーのイベントで賑わう中、句碑に集まる我々に目を止めて下さった方が。ヤマブ味噌のご主人でした。
句碑建立に積極的に関わっていらっしゃったようです。ご主人には、黒田杏子先生の話なども伺うことができました。句碑になった書を惜しげもなくわざわざ出して見せてくださいました。店内の照明を消して写真まで撮ってくださいました。
皆野町には兜太の句碑が、9基あるようですが、その内の5基を見ることができました。
生前のお二方の交流も垣間見る事ができました。
つくづく俳人とは亡くなられてもあちこちに息づいておられるものだなぁと感慨深かったです。平和への希求も含めて、あらためて、金子兜太という俳人の偉大さを知ることができた1日でした。
組長のおかげでこうしていつき組の句友と集い同じ時間を共有できることに心から感謝申し上げます。ご心痛のなかの組長、ご親族様に何もお力にはなれませんが、これからも粛々と吟行句会、オンライン句会を続けていこうと思います。
秩父にある黒田杏子先生のこのふたつの句碑もいつか絶対に訪れたいです。
お忙しいとは存じますが組長、兼光さん、正人さん、千津さんはじめカンパニースタッフの皆様、どうかご自愛くださいますように。
おおかみの夢のつづきを花菜雨 あつちやん 駅前にうなぎ屋二軒春の雨 西村小市
禿頭の俳人の郷つくしんぼ 鈴木麗門 黄水仙兜太の如き石灯籠 うしうし
頬白や金子兜太(とうた)の文字のよく踊る 葉音 妻の恋許す夫をり花鎮め あね猫
奥秩父春の青鮫沸き立ちて 迫久鯨 冴返る秩父盆地は太古海 唯香
おあかみでいいではないか万愚節 藤色葉菜 堂堂たる兜太の吐息ありて春 かま猫
最後になりましたが黒田杏子先生 御母堂様ご逝去の報に接し、花芭蕉句会一同謹んで哀悼の意を表します。 合掌
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