https://myhome.nifty.com/column/kaji/240411388768/ 【ヤモリは縁起が良くてペットにおすすめ!イモリとの違いや種類、飼い方や寿命ついても解説!】より
作成日:2024年05月15日ライター:ニフティ不動産編集部
縁起が良い生き物として知られている「ヤモリ」。
「家にヤモリが出ると幸運が訪れる」という言い伝えを信じている方も多いでしょう。
神聖な生き物として扱われているヤモリですが、実は近年、ペットとしての人気も高まってきています。
そこで本記事では、ヤモリの種類や飼い方、寿命について詳しく解説します。
縁起が良いといわれる理由や、イモリ・トカゲとの違いについても取り上げるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
ヤモリはペットの中ではお世話の内容が比較的簡単なので、初めて動物を飼う方にもおすすめできる生き物だよ。
ヤモリについて、まずはよく知ってみよう!
ヤモリは神聖な動物!縁起が良いといわれるのはなぜ?
「ヤモリが縁起が良い生き物だとされているのはなぜ?」と疑問に思っている方は多いでしょう。諸説ありますが、ここでは代表的な理由を3つ取り上げます。
1.古くから幸運のシンボルとされてきた 2.害虫を食べてくれる 3.幸運体験エピソードが寄せられている それぞれを詳しく解説していきましょう。
1.ヤモリは古くから幸運のシンボルとされてきた
ヤモリは、漢字では「家守」と表記します。漢字の表記どおり、ヤモリは古くから「家の守り神」「幸運のシンボル」として扱われ、日本人に親しまれてきました。
中でも特に、白いヤモリは「龍神様の使い」と呼ばれ、特別視されています。
家庭円満をもたらし、災厄を防いでくれる神聖な生き物として、長い年月の間、日本人に寄り添ってきたのですね。
その名残が現代にも残っていて、「ヤモリは縁起が良い」と考えられているようです。
2.ヤモリは害虫を食べてくれる
ヤモリは、ゴキブリ・シロアリ・クモなどの害虫を食べてくれる生き物です。
つまり、野生のヤモリが住みついている家には、害虫は出にくいといえるでしょう。
ヤモリは、スピリチュアル的な意味だけではなく、実生活でも害を排除してくれる有難い生き物なのです。
このような理由から、「ヤモリが出る家は縁起が良い」と捉えられるようになりました。
3.ヤモリに関する幸運体験エピソードが寄せられている
偶然ヤモリを見かけた方が体験した幸運エピソードが、インターネットにはたくさん投稿されています。
たとえば、以下のような幸運体験エピソードが見受けられました。
・ヤモリを見かけたあとに妊娠が判明した
・ヤモリを見た数日後に、仕事で大きな契約がとれた
・ヤモリを見かけたあとに臨時収入があった
上記のような幸運体験エピソードが人づてに広がって、「ヤモリは縁起が良い」といわれるようになったのでしょう。
ヤモリの生態と特徴
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ヤモリとは、爬虫綱>有鱗目>ヤモリ科に分類される生き物のことです。
屋久島に生息する「ヤクヤモリ」や、四国に生息する「タワヤモリ」など、日本固有の種も存在し、古くから日本人に親しまれてきました。
ヤモリがもつ主な特徴は以下の6つです。
1.食性は雑食である 2.夜行性である 3.趾下薄板(しかはくばん)をもつ
4.尻尾切り(自切)をする場合がある 5.5月~7月が産卵期 6.鳴き声・臭いは少ない
それぞれを詳しく解説していきましょう。
1.食性は雑食である
野生のヤモリの食性は、動物食を中心とする雑食です。
蚊・蛾・クモなどの自分より小さな虫を好んで食べますが、ゴキブリなども獲物になります。花の蜜や果実などを食べる場合もあるようです。
2.夜行性である
種類にもよりますが、ほとんどのヤモリが夜行性です。日が沈んで暗くなってから、餌を求めて活動をはじめます。
人間にはない特殊な色覚能力により、暗がりでも色を識別できるのがヤモリの特徴。その能力を利用して、人家に住みついているヤモリは、人間が眠っている間に害虫を捕獲しています。
3.趾下薄板(しかはくばん)をもつ
ヤモリの足の裏には「趾下薄板(しかくはんばん)」という器官があります。
趾下薄板とは、人間の目では確認できないほど細かい毛の集まりです。細かい毛の先端は、壁などの凸凹面と接しやすいヘラ状になっています。
ヤモリが壁や天井に引っつきながら移動できるのは、この趾下薄板という器官のおかげです。
4.尻尾切り(自切)をする場合がある
ヤモリは身の危険を感じたときに、尻尾切り(自切)を行います。命を繋ぐために、自分の尻尾をおとりにしてその場から立ち去る賢い習性です。
なくなった尻尾は1ヶ月ほどで再生しますが、以前とは違う形になる場合がほとんどです。
また、尻尾の再生には体力がいるので、多くの栄養が必要になります。栄養を補給するために、尻尾切りした場所に戻って、尻尾を食べる個体もいるようです。
5.初夏~夏にかけてが産卵期
ヤモリの繁殖・産卵期は5月〜7月頃です。この時期にオスとメスを飼っていれば、交尾する可能性が高いでしょう。
野生のヤモリは壁の隙間や天井裏に、飼育下のヤモリであればシェルターなどに、1㎝程度の卵を産みつけます。卵は1ヶ月〜2ヶ月ほどで孵化するのが一般的です。
なお、卵を産みつけてから孵化するまでの気温が28度前後であればオスが、それ以外の気温であればメスが生まれやすいといわれています。
6.鳴き声・臭いは少ない
ヤモリは大人しい生き物なので、基本的には鳴き声を出しません。
繁殖期や縄張り争いなどで気が荒くなっているときは、「ケケケケケ」「キューキュー」などと鳴く場合もあります。ただ、鳴き方は種類や個体によって異なるので断定はできません。
また、ヤモリは体臭が少ない生き物です。飼育下で気になるのは排せつ物の臭いくらいなので、定期的にケージの掃除をしていれば、臭いに悩まされることもありません。
ヤモリは、鳴き声・臭いが少なく、飼育しやすい生き物だといえるでしょう。
「ヤモリとイモリって名前は似ているけど、どこが違うの?」
「ヤモリとトカゲの違いは何?」
上記のような疑問を持っている方は多いはず。
ヤモリ・イモリ・トカゲの違いを以下の表にまとめたので、目を通してみてください。
(略)
表を見て分かるとおり、ヤモリ・イモリ・トカゲはそれぞれ違った特徴をもった異なる生き物です。
特にヤモリとイモリは、そもそもの分類が違います。ヤモリは爬虫類なので陸で生活していますが、イモリは両生類で、水田や池などの水場に生息しているのが特徴です。
また、イモリはお腹が赤くなっていて、外敵に襲われそうになると、お腹を見せて毒をもっているとアピールします。
一方で、ヤモリとトカゲは同じ爬虫類です。見た目もよく似ているので、見分けがつきづらいといえるでしょう。
1番分かりやすい違いは「まぶたの有無」です。ヤモリはまぶたがありませんが、トカゲはまぶたがあるのでまばたきをします。
また、トカゲはヤモリと違って趾下薄板をもたないので、壁に張り付いて移動することはできません。
活動時間帯も違うので、夜に見かければヤモリ、昼間に見かければトカゲだと考えておくとよいでしょう。
このように、ヤモリ・イモリ・トカゲは似て非なる生き物なのです。
ペットにおすすめのヤモリの種類7選と価格相場
一口にヤモリと言っても、たくさんの種類が存在します。
ここでは、その中でも特におすすめの、ペットとして人気が高い7種類を紹介していきましょう。
1.ヒョウモントカゲモドキ 2.ニホンヤモリ 3.トッケイヤモリ 4.ソメワケササクレヤモリ
5.ガーゴイルゲッコー 6.クレステッドゲッコー 7.ヨツメヒルヤモリ
(以下略)
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