https://www.artiro.com/symbol/water 【水の象徴的な意味】より
変化・浄化・感情・無意識・生命・流れ・女性性
水は変化と流れの象徴
決まった形をもたず、器によってやわらかく姿を変える水は変化の象徴です。
ゆらゆらと漂うように変化する水の様子は、人の深い感情や、人の意識のおよばない無意識の状態を表すこともあります。
また、水=流れるというイメージから、時間や物事の流れを表すこともあります。
浄化と再生のシンボル
水はたまったものを洗い流すことから、浄化や清らかさを象徴するシンボルでもあります。
多くの神話で、洪水に世界が飲み込まれ、全てが洗い流されるモチーフがあります。
これまでの世界が一旦水で浄められ、新たな時代が再生していきます。
映画やドラマでも、悲しみにくれる主人公が涙を流してすっきりしたり、雨にうたれることで自分と向き合うという浄化と再生のシーンが描かれます。
水は生命の源
あらゆる生命は水の中から生まれました。多くの生命は水なくしては生きられず、水は生命の要です。
水がもたらす潤いと、砂漠のような乾燥した状態はよく比較されるイメージです。
水属性の特徴
水は四元素(火水風土)の一つであり、ファンタジーの世界でもよく登場するシンボルです。
水の魔法は、大洪水で相手を飲み込んだり、癒しや浄化の力で味方を回復したり、青色系のエフェクトで表現されることが多いです。
また、水の精霊ウンディーネに代表されるように、女性のイメージが強い属性です。
Facebook田中 宏明さん投稿記事
水のようにどこまでも低く流れていきなさい 世間を生きながら 水のように ただ柔らかく形を変えなさい どこにも留まらず どこにも所属せず ただ水のように 低く流れていきなさい 誰もあなたを 振り返りもせず 誰もあなたを 気にもしない ただ流れていきなさい
世間の中で あなたは忘れられ 誰もあなたを 覚えてもいない 誰の承認も求めず
何の証明も求めず ただ在ること に安らぎなさい
全ての努力を 手放して 誰でもないあなた に深く落ち着きなさい
ただの人として生きなさい 何もないことが 本当の安らぎだと 知りなさい
そして水のようにただ自由に生きなさい
https://iec.co.jp/kojijyukugo/vo32.htm 【上善は水のごとし】より
じょうぜんはみずのごとし・・・・・
最高の人生のありかたは、水のように生きるということです。水は自分の存在を主張しないで、低い方へ自然に流れていきます。水のようにしてこそ心穏かにすごすことができ、また円満な人間関係を創り上げることができます。
「老子」の八章に見える有名な言葉です。その本文をたどってみると、次のようになっています。
「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る。」つまり「最高の善は水のようなものでなければならない。
水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる」と、述べています。
やや、難解かもしれませんが、老子の生き方を知るための鍵として取り上げてみました。 この他「水は方円の器に従う」「流水先を争わず」など水の性質を、「自由で流動的なものであるとする格言がみられます。
いずれにしても、なにが人間にとって大切かといえば、自由無碍でフリーに動け、しかも自分の存在を主張しないで、人のいやがることも自然に受け止めることだと教えてくれる格言です。
老荘の思想といえば、ともすれば消極的で受け身の教えとして受け取られています。つまり,水の流れにまかせて、無理をせずに自然の摂理に従うことが、人間の道にかなっているということから、「受動的で、積極的に動かない人生観である」と受け止められています。終局的には、山にとじこもっている隠者や仙人の教えが道教の真髄であり、人間の努力や執念から遠ざることが人間の生き方の目標であると理解されているのです。
しかし、「自然の摂理に従う」ということは簡単に実行できるようなことでしょうか。人生の目的は、「出世して名声博すること」「財をなして広大な邸宅に住み、美人を従え美酒・美食の贅を尽くすこと」「未知の外国を見聞すること」など、どれを取っても、自然にまかせるだけでは出来そうなものはなく、他人との競争に勝ちぬき、多くの人を犠牲にして、相当な無理をしなければかなえられない種類のものです。
また、欲望ははてしなく大きくなるのが特徴で、これでよいという満足の境地にはなかなかなれないものです。つまり、人間臭の多い、「欲望という電車」に乗った生活の方が「人の性」に近いのであって、生き方としては安易なものだと思えます。
しかし、「人の性」に従って、財をなし歓を尽したあとで、果たしてなにが残るのでしょうか。「歓多くして哀愁深し」ということが起こり、結局は人生を悔いることにもなりかねないといえます。
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