FacebookAyuka Mizoguchiさん投稿記事
他者や出来事、状況が自分を苦しめるのではなく、それらに対する自分の解釈で苦しんでいる・・と気づくまで何やっても楽にならないよ〜っ!(叫んでみた)
先日、病気の不安はどうにもならないというような言葉を頂きました。
病気になって不安というのは、当たり前の人間感情ですね。
でも、もし心の平和を見つけたいなら、病気に対してどんな思いやどんなストーリーを自分が持っているのかを見てみると良いかも。
99.9%妄想だと分かれば、病気は対処するものになり、そして学ぶものになるでしょう。
思考は絶対自分の思いや考えは正しいと言い張りますが、そこにはまらなくなるのが目覚めの一歩♪
https://openawarenessdialogue.com/integrated 【インテグレイテッド心理学講座】より
「インテグレイテッド」とは融合、または統合という意味です。インテグレイテッド心理学とは、「非二元(悟り)の教え」と「心のしくみ」を統合させた心理学です。
観察としての心理学
現代では数多くの心理学や心理理論が混在しています。これらの一つ一つに多くの有意義な点がある一方で、それぞれ心のしくみへの見解も違うため、同じ悩みでも見立てや解決方法もまったく違ってしまいます。そのため、自分の悩みに合わなければ、解決がまったくされないという問題が起きます。
この問題を解決するために、心理学の枠を超えて模索を重ねていくうちに、ニサルガダッタから現代の悟りのティーチャー、エックハルト・トーレなどに至るまで「悟り(非二元)」の書物の中に人間の心の機能を知る手がかりがたくさんあることに気づきました。最もベースにしているのが「A Course In Miracles(奇跡の学習コース)」です。
それらの教えの中に書かれているものは、個人の考えや理論によらない、自我の視点から離れたところから純粋に観察されたものだったのです。そこで、自らや協力者を実験台にそれらの教えが本当に苦しみを解決してくれるのか?を一年以上かけて検証していった結果、まさにマスター達の観察は正しく、そして問題が驚くほど解決されていったのです。
インテグレイテッド心理学とは、このような“純粋な観察”と実際の検証をもとに、個人の見解や理論、分析が一切入らない、すべての人に共通した心のしくみとしてまとめたものです。
これによって、カウンセラーやセラピストの考えや心理学の分析、流派に左右されずに、心の中を深く観ていくことができ、結果を飛躍的に高めることに成功しました。
悟りと心理学
多くの心理学は、「私」という存在があるということがまず前提となっています。つまり、「私があって世界がある」という世界観をベースとした上で、人間の心のしくみを捉えているわけです。もちろん、これらも有効である一方で、インテグレイテッド心理学ではもう一歩進め、「分離した自己」は幻想であるという非二元(悟り)の真実をベースにしています。つまり、「私」と「あなた」、「私」と「世界」という分離した思いから生まれた世界観が、そもそもの苦しみの根源であると見ているのです。
この分離の勘違いによって、外界という世界を生み出し、そしてそれを私たちの心はどのように捉えているのか? また、分離した自分という思いや感覚からどのような恐れが生み出され、それがどのように私たちの人生や日常に影響を与えているのか?を見ていく心理学です。
インテグレイテッド心理学は、心理学といっても決して学問ではなく、徹底的に「実践、現場主義」を貫いています。実際にセッションの場で変化を起こさせるには、その人の心の状態をただありのままに見て行くことが大切です。そのため、理論や解釈、分析といったものを一切入れず、自然観察のように人の心をあるがまま深いところまで見つめ、そこから見えてきた心のしくみをベースにしています。
従って、インテグレイテッド心理学をベースにしたカウンセリングやセラピーは、セラピストの考えや解釈が一切入らないことが特徴です。とはいえ、傾聴ではなく、多くの問いかけをすることによって、その人の心の深層を切り開いていきます。
心理学の現場は、本や教室の中ではなく、自分の心の中です。まずは、心のしくみを知って、ほんとうにそうなのか?実際に見て行きませんか? 見ていけば行くほど、世界観が変わり、そして心が楽になっていくのを感じられるでしょう。
講座の内容
私たちが苦しむ理由を真に理解する
分離した個であるという思い(錯覚)から生まれる恐れ
体と思いと感情の関係
苦しみのしくみ
投影のしくみを知る
“投影”の解釈はいくつかありますが、インテグレイテッド心理学では、私とあなたという二元的な世界観自体を投影とみなしています。これが理解されることで、一見酷い状況やままならない状況の中でも苦しみから抜け出せる方法が見えてきます。
抑圧→投影→防衛→攻撃という潜在意識のしくみを知る
これによって、
苦手な人にはどうしたら良いの?
夫(職場の人、他者)の行動に腹が立って仕方がない!
生きづらくて仕方がない
とくになにかあったわけでもないのに憂鬱になるのはなぜ?
どうして同じことを繰り返してしまうの?
今悩んでいることからどうしたら抜け出せるの?
人間関係が難しい(境界線がよく分からない、どうしても嫌な人がいる、etc)
どうして通り魔殺人とか起きるの?
などといった疑問がよくわかるようになります。また、社会がいかにこの構図で出来ているかも見えてくるはずです。これらを知ることで、自分自身や他者への理解、そして対人関係の見方が進み、それらの解決への方向性が見えてくるでしょう。
ナルシズム、ネガティブナルシズムについて
“いろいろなセラピーやカウンセリングをたくさん受けたけど、あまり楽になっていない、変化が感じられない・・・。”という声はそれなりに聞かれます。ご本人も辛いですが、セラピスト、カウンセラー泣かせでもあります。なぜ変化が起きないのか?楽になれないのか? インテグレイテッド心理学では、これを“ネガティブナルシズム”という観点から見て行きます。また、ナルシズムとネガティブナルシズムについて理解することで、自我の性質もより見えてきます。
スペシャル・リレーションシップについて学ぶ
(奇跡のコースより)
恋愛(夫婦関係)の心のしくみ
ギャンブル、依存症、摂食障害などのしくみ
夫婦間の悩み、恋愛、とくに失恋の痛み(どうしても、相手を忘れられない、相手に無言電話をしてしまう、ストーカーになってしまうなど)の理由がよく分かり、どうしたら苦しい関係から、真の恋愛ができるのか、また、どうしたらギャンブルや依存症などから抜け出せるのかなどが見えてきます。
心理学の知識がなくても、またセラピストを目指していなくてもまったく問題ありません。
基本的に一般向けの心理学です、お気軽にご参加ください。
インテグレイテッド心理学は「心理学」であって、ノンデュアリティや悟りのお話し会ではありません。
https://hiyorikaze.com/blog/6223/ 【心のしくみ〜OAD・インテグレイテッド心理学とは】より
こんにちは心に優しい身体カウンセリング日和風佐藤海糸です。
朝晩、涼しくなってきましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
さて、癒しのプログラムOAD(Open Awareness Dialogue)とは、インテグレイテッド心理学という心のしくみをベースにした癒しのプログラムです。
日和風でも、このインテグレイテッド心理学でまとめられている「心のしくみ」がセッションの土台のひとつとなっています。
今日は「心のしくみ」、インテグレイテッド心理学について、ご紹介します。
1 心のしくみ、インテグレイテッド心理学とは
「インテグレイテッド」とは融合、または統合という意味です。インテグレイテッド心理学というのは「悟りの教え」と「心のしくみ」を統合させた心理学です。
心理学の多くは、「わたし」という存在があることが前提となっています。「わたしがあって世界がある」という世界観をベースにした上で、人間の心のしくみを捉えています。
一方、インテグレイテッド心理学では、「分離した自己」は幻想であるという悟りの教えをベースにしています。
「わたし」と「あなた」、「わたし」と「世界」と分離しているという勘違いから生み出された世界観がそもそもの苦しみの根源であると見ています。
インテグレイテッド心理学は、心理学と言っていますが、学問ではありません。
理論や解釈、分析といったものを一切入れず、自然観察のように、人の心の様子をただありのままに深いところまで見ていき、そこから見えてきたものを心のしくみとしてまとめたものになっています。
2 インテグレイテッド心理学での投影とは
心理学における投影とは
自分の中に無意識に信じているネガティブな自己イメージや感情、思いがあるとき、自分自身を守るため、それを認める代わりに、他の人間のものだと考えてしまう心の働きです。
一方、インテグレイテッド心理学においては、投影のことをもっと広い意味でとらえています。
インテグレイテッド心理学においては、私たちそれぞれが、それぞれの思考を通して、モノや人、状況などを解釈すること全てを投影と呼んでいます。
*思考とは、考え、思い、知識、言葉、価値観も、全て同じ意味、思考です。過去の体験やイメージも思考ととらえています。
例えば、「箸」を見たとき、どんな思考やイメージが浮かんできますか?
「あ、箸だ」「短いな、女性用かな」「何の木でできてるんだろう」「お腹すいたな・・・」
お箸を見た時、日本人だったら、大概の方は「箸」だと認識しますよね。
そんなの当たり前じゃん、と言われそうですが、もう少しお付き合いください。
なぜ認識できるのかというと、「箸」と教えられたからですね。
小さい頃に、これは「お箸」っていうんだよと、親など周りの人に教えられたからです。
これはお箸と言うんだと知ってからは、2本の細い棒は「お箸」になります。
名前だけでなく、箸の持ち方や使い方、役割も教えられます。
箸はこうやって使うものと知ると、それが自分の中で正しい使い方となります。
また「食べ物を刺したらいけないよ」「箸でお皿を動かしたらダメよ」など、しない方がいい使い方も教えられます。
そうすると「箸で刺してはいけない」「寄せ箸はいけない」という思考も自分の中に身につけていきます。
このように、わたしたちは、生まれてからずっと、箸の名前や使い方と言った知識だけでなく、さまざまな思考を自分に身につけていきます。
3 苦しみを生む投影とは
こんなことも、自分の思考として身につけていくことがあります。
例えば子どものころ、食事のたびに、正しい箸の使い方ができていないと、お母さんに注意され続けていました。注意されるとき、手を叩かれることもありました。
すると「箸はきちんと使わなくちゃ!」と強く思うようになるかもしれません。
また、何度も注意されているうちに「なんで、言われたことができないんだろう」
「自分はバカなんだろうか」などと思うようになるかもしれません。
注意されないようにすることばかりに気をとらえて、本当は楽しいはずの食事の時間が、緊張の時間となっていたかもしれません。
緊張しているので、身体もぎゅっと固くなっていたかもしれません。
緊張感だけではなく、悔しかったり、悲しかったり、無力感などネガティブな感情を抱いていたかもしれません。
このような体験があると箸という名前や箸の使い方という知識だけでなく「箸はきちんと使わないといけない」「言われたことができない自分」「自分はバカだ」といった
「〇〇すべき」「〇〇ねばならない」と言った思考ネガティブな自己イメージなども、自分の思考として身につけていくことがあります。
このような思考を通して、モノや人、状況を見ていたら、どうなるでしょう
もしかしたらたまたま入ったレストランで、箸の持ち方など気にも留めずに、一緒にいる人たちとワイワイおしゃべりしながら楽しく食事をしている人に目がとまり、気になって仕方がない。何とも言えない、不快な気持ちが湧いてきた。
ですとか 自分の子どもが、箸をきちんと使っていないときに、反射的に、手を叩いてしまう。なんていうことがあるかもしれません。
4 苦しみを生む投影から抜け出すためには
このように私たちは、今まで生きていく中で、生きてきた環境の中で、さまざまなことを学んで、思考を身につけてきています。
身につけてきた思考の中には、生きていく上で、役に立っている思考もあれば、今となっては必要なくなっている思考、今を生きづらくさせている思考、さまざまな思考が存在しています。
心理カウンセリングやセラピーでは、今となっては必要のない思考、生きづらくさせている思考に焦点を当てて、思考を変えたり、感情を解放することで、今の生きづらさを解消していこうとしています。
つまり、苦しみを生む投影の元になっている思考を変化変容させることで、苦しい投影から楽な投影に変えていこうとしていくものです。
OADでも同じことをおこなっていくのですが、全く別の角度から、苦しみから抜け出す方法も提案しています。
それは
投影の世界から、解釈のない世界があることに気づいていくことで、苦しい投影から抜け出すという方法です。
自分の思考を通して全て解釈している投影の世界から抜け出すために
自分の投影に気づくこと
そして
投影のない世界から世界を見ること
をしていくのです。
投影のない世界とは
いっさい解釈のない世界です。
いっさい思考のない世界とも言えます。
それは、静かで、清らかで、平和な世界です。
箸も
わたしも
ただそのまま存在している
ただそのまま存在していていい
こんなことを頭でなく、経験として実感するような体験をすることもあります。
そもそも、投影のない世界が、本来の姿であり、誰もがそのまま存在していたいいなのだという視点をベースにして、セッションを行っているのです。
5 生きづらい、苦しいと感じるのは、あなたのせいではありません
インテグレイテッド心理学を初めて学んだとき、よくわからなかったのですが、ただ、とても楽になったのを今でも覚えています。
私は、悟りとか、スピリチュアルなことなどには、あまり興味がなかったので、悟りの教えとか、分離した自己は幻想であるとか言われても???よくわかりませんでした。
今でもスピリチュアルなことはよくわかりません。。。
でも「わたし」と「あなた」、「わたし」と「世界」と分離しているという勘違いから生み出された世界観がそもそもの苦しみの根源であると聞いたとき「わたし、個人が悪いんじゃないんだ」って思えたんです。
苦しみを生むのは、勘違いの世界観だったり、自我(わたし)のしくみのせいであって、個人の問題じゃないんだとわかり、知っただけでも楽になったんです。
さらに投影というのは、生まれて(胎児)からずっと、自分が育ってきた環境の中で、さまざまな経験を通して身につけていった思考を通して解釈していることなのですが
その思考というのはよーく見ていくと、思考自体を作り出しているのは、わたしそのものではないんです。勝手にでてくるものなんです。
ネガティブ思考ばかり浮かんでしまうのも、自分のせいではないんです。
心のしくみがわかってくると、しくみがそうさせているんだということがよくわかってきます。
そうすると自分を責める気持ちが減ったりどうにかしようと頑張ってきたエネルギーを別のことに使うことができます。心のしくみだけではありません。
心や身体が傷ついた体験をした時の自律神経系や脳など、身体のしくみについても、同様です。しくみを知って、自分は悪くなかったんだと言った感想を持たれる方が多いです。
今日は、日和風のセッションの土台のひとつである、心のしくみについて、簡単ではありますが、ご紹介いたしました。
ではまた心に優しい身体カウンセリング日和風佐藤海糸でした。
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