三宝出版@sampoh_official
#ドナルド・キーン さん、#デストロイヤー さんが亡くなった。
分野はまるで違うが、アメリカに生まれ、戦争を経て、敵国日本に惹かれ、定住し、かけがえのない絆を見出した点は共通している。
そこに3つの「ち」を超えた魂の力を見ることもできるのではないか。
https://buyan77.com/blog/tag/3_ti 【Tag: 3つの「ち」】より
3つの「ち」とは、私たちの心に流れ込む「血」(両親・家族)、「地」(地域・業界)、「知」(時代)という3つの流れのことです。私たち人間は、この世界に生まれて自らの心をつくってゆきます。そのきっかけとなるのが、この3つの「ち」という人生の条件なのです。
私たちは、この世界に生まれるならば、誰もが例外なく3つの「ち」の影響を受けて、自分の心をつくりあげてゆくことになります。
3つの「ち」から流れ込むものの見方・考え方は、私たちが生まれる前から世界にあるものです。生まれ落ちた私たちは、身の回りにある色に染まるかのごとく、自然にそれらのものの見方・考え方や生き方を吸収し、自分の心を形づくってゆくのです。
私たちの心を芽生えさせる3つの「ち」という人生の条件は、この世界に生まれた私たちがどう生きたらよいのか、その生き方をもたらすものです。何もわからなかった私たちが、ものの名前や行動の仕方を吸収するから、現実の中で日々を生きる力を得ることができるのです。
ただし、3つの「ち」の母体である家族と地域、そして時代の価値観は、いずれも発展途上のものであり、誤った信念や矛盾を抱えた考え方や生き方を含んでいます。3つの「ち」が私たちの心に流れ込むことによって、そこに傾きや歪みが生じてしまうのです。
だからこそ、自分の心に流れ込んでいる3つの「ち」の影響や誤った信念、心のつぶやきを見とり、自由になってゆくならば、私たちは新たな心をつくり出し、新たな人生を創造してゆくことができるのです。
https://toyokeizai.net/articles/-/460935 【「人間関係がうまくいく人」の意外な距離の取り方 自己肯定感が高い人は相手に感情移入しない】より
中島 輝 : 心理カウンセラー
多くの講演や著書を通し、自己肯定感の重要性を説いている心理カウンセラーの中島輝氏。「無用な敵やストレスを作らず、自分らしい人生を楽しむためには、自己肯定感の底上げが必要」だと言います。著書『うまくいっている人がしている 自己肯定感を味方にするレッスン』の中から、自己肯定感の高い人の意識の持ち方について解説します。
相手に感情移入するのではなく、眺める
同僚に「あの取引先にはもっと積極的な提案が必要なんじゃないか」と助言したら、「上から目線で偉そう」と思われてしまった……。このように、よかれと思ってアドバイスしたはずが、逆に嫌われてしまった経験はありませんか。
原因は、相手との「距離感」をうまく保てないことにあります。適度な距離感を保てない人の特徴として挙げられるのは、相手に「感情移入」をしてしまいがちなことです。感情移入しすぎると、相手の問題が自分の問題のように思えてきます。知らず知らずのうちに、「もっとこうしたらいいのに」と相手をコントロールしてしまいたくなってしまうのです。
自己肯定感の高い人は、相手と距離を保とうとします。相手の感情に「移入」するのではなく、「思いをはせる」ようにします。「思いをはせる」とは、相手の状況や感情を想像して「眺める」こと。相手がどんな感情を抱いているか、どんな状況なのかをただひたすら眺めます。
すると、眺めているうちに、「私には何が手伝えるのか」と自分がすべきことが見えてきます。映画を観るように、自分という心のスクリーンに相手のことを映し出してみましょう。どんなに親しい間柄にも距離は必要です。まずは、「眺める」ことを心がけてください。
相手をありのままに「眺めよう」としたいのに、どうしても相手が何を考えているのか気になってしまうことがあります。それは、人の心を「深読み」しているから。
「部長は慎重派だから、私の意見に反対するに決まってる」「課長は陽気で仲間が多いから、寡黙な私のことを嫌っているに違いない」などと、勝手に思い込んで、勝手に考えすぎてしまうのです。
相手を「こういう人だ」と思い込んでしまっているときには、自分を内側から観察する目が足りていません。ネガティブな感情が沸き上がったら、自分自身の心も一緒に観察してみましょう。思い込みをしている自分に気が付くはずです。
思い込みは自分で作り上げた価値観とは違う
思い込みを防ぐために、「なぜ人は思い込みをしてしまうのか」を知っておきましょう。
思い込みとは、3つの「ち」から生まれます。
1「血」 親や周囲の大人たちからの教え
2「地」 育った国や土地の慣習や価値観
3「知」 世の中の主流とされる思想や社会的な事件を通して(例・コロナ禍でのさまざまな情報)
3つの「ち」による思い込みは、自分で作り上げた価値観とは違います。ですから、自分の本当の思考や感情がゆがみ、違和感が生じてくるのです。思い込みは一つずつ手放していきましょう。
相手を「眺める」ことは、無用な敵を作らないことにもつながります。ビジネスマンは特に、社内外に敵を作らないよう心がけたいもの。「アイツとは一緒に仕事したくない」と思われたら、噂が広がり、そのうち周囲の協力まで得られなくなるかもしれません。
自己主張が苦手で周囲から「何を考えているのかわからない」と思われがちな人、他人の欠点ばかり気になって指摘する人、過去の実績の自慢ばかりしている人などは、非常に敵を作りやすいタイプです。
では、味方の多い人とはどんな人でしょうか。それは、「一緒にいてラク」と思える人です。
「一緒にいてラクな人」は、物事をポジティブに受け止めるという特徴があります。何らかのトラブルが起こったとき、「あいつのせいでしくじった」と愚痴を言のではなく、「解決のためには何をすればいいか」「このトラブルから得られるものは何か」を考えられる人です。
味方が多い人は、ユーモアのエッセンスを持ち合わせている人が多いです。周囲を笑顔にする会話や行動も、味方を増やしていく人の魅力のひとつだと言えるでしょう。
コンプレックスのいいところを探す
「自分は会話が苦手でユーモアなんて無理」と思った人がいるかもしれません。会話下手をコンプレックスに感じている人は多いようです。自己肯定感の高い人は、コンプレックスとの向き合い方も知っています。
実は私は、幼少期からずっと肌が白いことがコンプレックスでした。大人になって、自分の心を「眺めて」みました。すると、父から発せられた「男なのに肌が白いなんて」という、たった一言が原因だったということに気づきました。まさに、3つの「ち」のうちの1「血」からの思い込みによって作られたコンプレックスだったのです。
「小麦色の肌のほうが男らしい」と同じように、社会にはさまざまな思い込みが蔓延しています。まぶたは二重のほうがいい、太っているより痩せていたほうがいい……。でもそれは、一体誰が決めた価値観でしょうか。
コンプレックスを持っている人は、日頃の価値観から視点を移して、自分の心を「眺めて」みましょう。
多角的な視点を得るための近道は、まったく別の考え方を持つ人たちの中に飛び込むことです。例えば、日本人女性が欧米に渡り、「アジアンビューティー」を称賛され、外見に自信を持ったという話をよく耳にします。同じ悩みを持つ人の本を読む、コンプレックスを人に話してみる、旅に出るなどの行動を通しても、多角的な視点を得ることができます。
視点を変えれば、コンプレックスはコンプレックスでなくなります。「心配性で優柔不断」な性格は、「慎重で物事を深く考えられる」とも考えることができる。また、「他人の意見に流されやすい人」は、「周囲との調和を重んじて柔軟に対応できる人」とも考えられるようになるのです。
コンプレックスが気になるときは、「これがコンプレックスだと誰が決めたのか?」と自分に問いかけてみてください。「よくない部分」だけでなく、「いいところ」を探して、光を当ててみるのです。
周りの「もう年なんだから」は気にしない
「もう30歳だから結婚したほうがいい」「もう40歳だから家を買ったほうがいい」「もう50歳だから転職はやめたほうがいい」などと、年齢による思い込みも可能性を狭めることになります。
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本来、やりたいことがあれば、何歳であっても挑戦していいはずです。自己肯定感が高い人は、「社会が何となく決めた年齢の基準」にはとらわれず、自分が「いい」「好き」と思うものを自由に選んでいます。
年齢の思い込みから解き放たれると、過去の自分が歩んできた道を肯定できるようになります。その結果、ますます自己肯定感を高めることができるのです。年齢とは、「懸命に生きてきた年数を確認する」ためのもの。誕生日はぜひ、自分で自分をとことん褒める日にしてください。
明日からの1年も、ポジティブに歩んでいけるはずです。
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