Facebook本間真二郎さん投稿記事
昨日2/4は、栃木県宇都宮市で講演会でした。
主催していただいたのは栃木県連合教育会で、栃木県内の幼保・小・中・高・特別支援学校・専門学校・大学等の教職員約13,000名からなる18の地区教育会の教育関係者の団体です。
そして、いただいたテーマは「ネット・デジタル社会と共存するために」です。
自然に沿った生活をお勧めしている私にデジタル社会についての講演依頼が・・・依頼していただき本当にありがとうございます!とてもよいタイミングだったと思います。
合宿などに参加された方にはお伝えしていますが、実はデジタル社会への移行(リアルからフェイクへの移行)というのが、現在世界で起こっている変化の最重要部分(本丸)になるからです。
そして、加速度的に進んでいるデジタル技術の発達が、本質的にはどのような意味を持つのかを伝えている人がほとんどいません。
他にも、戦争、公害、マスク、ワクチン、原発や放射能、農薬や除草剤、添加物などの化学物質、遺伝子組み換え食品やゲノム編集、種の問題、微生物の排除・・・など実にたくさんの問題があり、これらももちろん大切ではあります。
私の話は概ね以下のような内容になりました。未来の子どもたちの学びや心をはぐくみ支える教育者の方々にお話しする機会をいただいたのは、とてもありがたいことです。
・私の伝えたいことの要点
・自然に沿っていればすべてうまく行く
・人間の成長とは自他の統合である
・デジタルスクリーン症候群
・現実=世界=自然はデジタルではない
・デジタル化とはリアルをフェイクにすること
・Society5.0とは
・超スマート社会とは
・Web3.0とは
・メタバースの意味
・DAO(分散型自律組織)とは
・DX(デジタルトランスフォーメーション)の本質
・学校(教育)DXについて
・自己と他者
・これから社会に何が起こるのか
・ムーンショット目標とは
・人工知能の本質
・量子コンピュータとは
・シンギュラリティについて
・個人の発達と人類(文明)の歩みの関係
・私の考えるデジタル社会との共存について
スライドを120枚以上用意したとても盛りだくさんの内容で、2時間半いただいた時間が足りないくらいでした。何年振りかのスーツに身を包みながらも気持ちよくお話させていただきました。
休日にも関わらず、ご参加いただいた教職員の方々、ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
https://note.com/kanto_machinote/n/nff74a9a177a9 【HELLO,NEW CITY.うつのみや】より
こんにちは。都市整備課です。しばらく流域治水の話題が続いていたので、たまには別の話題を。
関東地整管内で動くビッグプロジェクトがある都市をを紹介したいと思います。
今回は、栃木県の県庁所在地「宇都宮市」についてです。
皆さん「宇都宮市」のイメージといえばなんでしょう。
そうです。餃子です。
先日11月には3年ぶりに餃子祭りも開催され、餃子でのまちおこしも盛り上がっているところではありますが、新しいまちの顔があります。
“LRT”です。
都市整備課でも応援しているLRTを軸とした宇都宮市のまちづくりについて紹介します。
LRTって?
Light Rail Transit(ライトレールトランジット) のことです。。。
もっと分からないですね。。。
一言で言うと次世代型の路面電車です。路面電車というと昔から走る、いわば「チンチン電車」のイメージがあり、「いまさらー?」とか「古いシステム」とか思っている方いますでしょうか。このLRTは昔の路面電車のイメージとは全く違います。
LRT(次世代型路面電車)の特徴
○ 100%バリアフリー
車いすの方やベビーカーでも乗り降りがスムーズ
【出典 芳賀・宇都宮LRT公式ホームページ】
○ 時間に正確
自動車が進入できない専用のレールを走行するため、渋滞にまきこまれることなく時間に正確
【出典 芳賀・宇都宮LRT公式ホームページ】
○ デザインがかっこいい
新幹線やヨーロッパのような洗練されたデザイン
【出典 芳賀・宇都宮LRT公式ホームページ】
LRTは従来の路面電車と違い、高いデザイン性を備え、100%バリアフリーで人と環境にやさしい、乗り物です。そのLRTが2023年8月に宇都宮市から芳賀町まで(約15キロの区間)全線開業を迎えます。全線新設での軌道整備は”全国初”の取り組みです。
宇都宮LRTのここがスゴい
1.生まれ変わった宇都宮駅東口
LRTの起点停留場でもあります「宇都宮駅東口」
宇都宮駅東口に行ったことがある方は駐車場と餃子の店という印象を持っている方多いのではないでしょうか。
2022年11月の写真をみてください。
低未利用地が広がる宇都宮駅東口(2020.8)
【出典 宇都宮市提供】
交流と賑わいが期待される新宇都宮駅東口(2022.11)
【出典 宇都宮市提供】
どうですか?
あの東口がここまで変わってしまうのです。
8月に「ウツノミヤテラス」という商業施設のオープンに続き、11月には交流広場「宮みらいライトヒル」と会議やコンサートもできる「ライトキューブ宇都宮」がお披露目されました。設計・監修には、新国立競技場も設計した隈研吾氏が携わっており、大谷石やスギなど地域の魅力を詰め込んだ設計になっています。
また、1階から3階までの空間はそれぞれ「水、緑、風」と広場のコンセプトがあり、複合施設を広場で繋ぐという設計の想いには感動があります。
皆さんも宇都宮駅東口に遊びに行った際には、この想いを感じながら広場を歩いてみてください。
2.これが路面電車?
やはりLRTを語る上で車両の話は外せないでしょう。
では、ここで問題です。
LRT車両 愛称は「ライトライン」
【出典 宇都宮市提供】
宇都宮LRTの車両は、何をイメージしているでしょうか?
① ギョーザ
② イチョウ
③ カミナリ
正解は、、、、、③ カミナリです。
栃木ではカミナリのことを雷様といい、カミナリが鳴ると「雨が降る」。雨が降ると「稲が育つ」というようにカミナリは恵みの象徴として古くからと崇められてきました。黄色い車両というのはなかなかのインパクトがあり、車内も地域の想いが詰まった乗り物となっています。ちなみに、栃木のスターU字工事さんがLRTを見学したときに栃木を「カミナリ」が走り続けるって複雑だなぁ。と言っていたそうです。(お笑い好きの方はわかりますかね)
3.LRTが川を越える??
宇都宮には鬼怒川という一級河川が南北に流れており、鬼怒川を越えなくてはなりません。そこでLRTの専用橋を作りその名の通り、東西を繋ぐ架け橋となりました。鬼怒川の橋りょうはコンクリート橋で長さは643m。(東京スカイツリーは634mですので、ちょうど横にしたくらいの長さですね。)天気がよければ富士山も見えるようです。
ご参考程度に鬼怒川橋りょうの概要を少し載せておきます。
橋りょう形式:9径間連続PC箱桁橋 643m
ニューマチックケーソン基礎 8基
工 期:2018年7月2日~2021年8月14日
※ 河川内の工事は、渇水期(11月から翌年5月)に実施
どこがルートか分からないほど草木が茂っている工事前(2018)
【出典 宇都宮市提供】
3年かけて完成した鬼怒川橋りょう(2021)
【出典 宇都宮市提供】
ネットワーク型コンパクトシティ
このように、宇都宮市はまちと暮らしが大きく変わる節目を迎えております。LRTを交通機関の軸として、
①住む拠点
②学ぶ拠点
③働く拠点
④買う拠点など「まちの拠点」
の4つをつなぎ、誰もが自宅から自力で自分の意志で移動できるまちづくり。それが「うつのみや」が目指すまちづくり「ネットワーク型コンパクトシティ」です。
人口減少や少子高齢化はすぐそこまで来ています。
将来を見据えた、持続可能なまちづくりの例として、宇都宮市の取り組みを紹介させて頂きました。
うつのみやが目指すまちづくり
【出典 宇都宮市ホームページ】
宇都宮市では2023年8月の開業に向けて、昨年11月から試運転が始まり、車両の見学など体験イベントもあるようです。新たな新交通が開業するタイミングはあまりない機会ですので、是非行ってみてください。
……餃子もありますしね。
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