https://shingaku.mynavi.jp/future/shigoto/920/ 【俳人になるには|大学・専門学校のマイナビ進学】より
どんな職種?
17文字に思いを込める達人。選句や批評、指導など幅広く活躍
俳句を詠む人。五七五の17音に、季節を表す季語と終止を表す切れ字を用い、喜びや悲しみ、自然の美しさ、見た風景などを表現する。創作活動以外にも、主宰する組織の雑誌を持ち、投稿される作品を選び、批評したり添削したりもする。エッセイの発表や、俳句番組での評論、俳句大会での公演、俳句教室での指導、小中学校で俳句の授業などを行う。選句の仕事では、各地で催される俳句大会や、雑誌の俳句投稿などに寄せられる数多くの俳句の中から入選作品を選出する。師匠となる先生に弟子入りするほか、協会やクラブに加入して実績を積んでいく。
こんな人におすすめ!
独自の感性で瞬間を切り取り、言葉を短く紡ぐ表現力
17音という短い言葉で瞬間を切り取って世界を描ける表現力と、日本独特の詩形を追求することに興味がある人に向いている。俳句では季語を用いて臨場的に空気感を盛り込むことが必須なので、四季の変化に敏感で、時々の味わいを大切にできることも適性の一つだ。独自の発想を展開させる上で、絵や小説などの他の芸術にも深く造詣を持つ人が望ましい。
俳人を目指すなら
高校
大学・短大・専門学校
必要な学び:日本文学、文芸学、美術、語学(日本語)、言語学、デザインなど
採用試験、公募など
就職先:事務所設立、学校、出版社、フリーランス、公募など
俳人
Point1
いい俳句を作るよう研鑽することが必要になってくる。俳人そのものに取得しておくべき資格や学問などは特にないが、俳人が開講している講座や入門教室などを利用して知識を得ることができる。
Point2
句作で実績を積むことが土台となる。句会に入り優秀な句作を続けることで、主宰や有名俳人に認められる機会をつくることが必要になってくる。雑誌や協会、自治体などが主催する俳句の賞を取ると、活躍の場が広がることがある。
https://www.13hw.com/jobcontent/02_03_03.html 【俳人】より
<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>
5文字、7文字、5文字、計17文字で、季語(季節にふさわしい言葉)を盛り込み、象徴的に世界を表現する。ほとんどの俳人は結社を主宰するか、結社に属している。結社は少人数による句会をもとに組織化された、創作と発表の場。結社は、2万名を超える最大規模のホトトギスをはじめ、全国に800ほどあるといわれている。結社のなかで互いに批評し合って技術を磨き、学んでいく。結社内の人間関係は非常に重要で、良い人間関係・師弟関係に恵まれると俳人は成長する。雑誌の俳句欄の選句や、句会での指導により収入を得ることもできるが、俳句を作るだけで生計を立てていくことはほとんど無理であり、お金のために俳人になる人はいない。旅に出たり、多くの人に出会い、深い人生経験を積んだりして、感性と言葉の感覚を磨くことが重要。また表現に文語を多く使うため、百人一首や古文に触れ、古典になじむことも重要な訓練となる。だが最近では海外にも「HAIKU」は受け入れられていて、俳人という優雅な職業がなくなることはないだろう。
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