シャンバラ

Facebook・清水 友邦さん投稿記事  「シャンバラ」

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カーラチャクラ・タントラによると「人々の心が荒廃した時にシャンバラの戦士(勇者)が現れてシャンバラの王国を築く」とあります。

シャンバラ王国とはチベット人が信じる深い雪山に囲まれた理想の仏教国です。

シャンバラは虹色に光輝いて、曼陀羅華の花が舞い、戦争も病気も、憎しみも、苦しみもなく、目覚めた人々が住む永遠の理想郷です。

イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンはシャンバラをモデルにした小説『失われた地平線』でシャングリラを登場させてこれが理想郷の代名詞になりました。

「シャンバラは幻想や象徴ではなく、この世に実在する世界なのです。 ただし、たとえあなたが地図を広げてシャンバラを捜そうとしても、見つけることはできないでしょう。 シャンバラは、徳を高めた者以外には、発見することも訪れることもできない清浄な土地にあるからです」ダライ・ラマ14世

目覚めた世界はすでに私たちの心の中に存在しています。

誰もがそのヴィジョンを潜在的に持っています。

すべての人々はシャンバラの勇者になる可能性を秘めています。

シャンバラの勇者の武器はドルジェ(金剛杵)とティルブ(金剛鈴)です。

J・メイシーが聞いたチョギャム・ トゥルンパの教えによると、その武器の意味する所は慈悲と智慧です。

慈悲の心が無かったら痛みを共有して行動する力が湧いてきません。しかし慈悲だけでは消耗してしまいます。 問題が起きている事の根源を見抜く洞察力である智慧、しかし智慧だけでは冷たすぎます。 この慈悲と智慧がそろった時にはじめて無敵のシャンバラの勇者となります。

この世界で起きている問題が善悪の戦いではなく、人間の心が創ったマーヤ(幻)である事をシャンバラの勇者はしっています。 恐ろしい魔神に出会ってもシャンバラの勇者は実体がない事を見抜いてそれを解体する勇気を持つ事ができます。

世界の不条理や矛盾やおかしな点があった時、 その根源を明らかにする洞察力(上丹田) 他の生き物の痛みを共感するハート(中丹田) ミッションを最後までやりとげる勇気と行動力(下丹田) この三つの丹田が開くとシャンバラの勇者は行動を起こします。

誰もがシャンバラの勇者です。

マインドが作り出している幻影に魅了されて

自分が誰なのか忘却しているだけなのです。

チベットの予言では地球上の全生命の危機が訪れた時シャンバラの勇者が現れます。

すべての人の心にあるシャンバラの勇者が目覚める時がきています。

その人数がある臨界値を超えた時、地球は次元を超越した人々の住む愛の惑星に変容します。 シャンバラの王国が現れるのです。

(シャンバラの戦士は戦わないので澤西康史の翻訳「シャンバラの勇者」に変えました。)

仏教最強の守護尊・カーラチャクラ尊(時輪尊)

カーラチャクラタントラの中心尊

カーラチャクラはインド後期密教の最奥義であるカーラチャクラタントラの主尊で伝説の理想郷シャンバラ王国の教主です。

妃ヴィシュヴァ・マーターを抱いた姿で表され、父母が一つとなって真の悟りを得ることを示しています。

カーラチャクラは髪を結い、豪華な王冠をかぶります。

四面三眼二十四臂二足の姿をしており、金剛鈴や金剛杵、斧、弓、矢などを持物とします。

五体に装飾品を身に付け、宝石などを各所にはめ込んでいます。

顔は四面あり、煩悩や悪を象徴する人間や動物を踏みつける姿で表されます。

時輪タントラでは生滅を繰り返しながら時の輪の中にある現象世界が、秘密仏カーラチャクラ尊に他ならないと考えられています。

カーラチャクラは、「時輪」と訳されカーラは時間をチャクラは存在を意味している。

http://www.tibethouse.jp/about/buddhism/kalachakra/ 


カーラチャクラ・マンダラ

時輪曼荼羅(じりんまんだら)

カーラチャクラは、「時輪」と訳されカーラは時間をチャクラは存在を意味している。

http://www.tibethouse.jp/about/buddhism/kalachakra/ 



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