3つの「S」 ・・・ Soil(土) Soul(心) Society(社会)

Facebook能村 聡さん投稿記事

シュ・クマール師の話から、大切なことをシェアします⤵︎

__________

■3つの「S」 ・・・ Soil(土) Soul(心) Society(社会)

エコロジーとは何か。土と心と社会という3つの言葉で説明できます。

一体であるはずのこの3つが、バラバラだとどうなるでしょう? 例えば、社会運動家たちはこう考えるかもしれない。「環境どころじゃない。社会にまず正義を実現しなければ」と。

また、環境運動家たちはこう言うかもしれない。「木や森、山に川、海や動物たちがあっての人間だ。人間だけの平和には興味がない」と。

さらに、自己啓発やスピリチュアルな世界、宗教などに救いを求める人たちは言うかもしれない。「地球は放っておいても大丈夫。必要なのは自己の成長と発展だけだ。自分が幸せなら、おのずと平和はついてくる」と。

新しい世界を目指す運動が、バラバラでは困るでしょう。それらを結びつける必要があります。なぜなら、これら3つの運動はどれも、ホリスティックで持続可能な世界を目指しているのだから。

同様に、土と心と社会は、一体で切り離すことができません。

●Soil

ソイル(土)とは、土、大地、環境やエコロジーのことです。私たちは土から生まれ、土に還る存在です。私たちの食べものも、衣服も土から来ます。家の建材も土から来ます。つまり、ソイルは、自然界全体を指す言葉なのです。

ならば、土を敬い、祝福しようではありませんか。土が神聖だからこそ、いのちは神聖なのです。土の上で働く農民、農耕そのものも神聖です。大地への畏敬なしに、この世の平和はありえない。私たち人間には、土、地球、自然との平和が必要です。

ところが今、私たちは自然に戦争をしかけている。大地を毒し、動物たちを狭いオリに押し込め、海の魚を乱獲し、川を汚染し、豊かな森を伐り倒している。これはまさに自然に対する戦争です。

必要なのは、自然界との和平。だからこそ、まずソイル(土)なのです。

Soul

土を大切にすることは、自分を大切にすること。自分を大切にできればこそ、幸せで、健やかで、しなやかな体と心と魂があればこそ、地球を大切にすることもできるのです。

心や体を病み、不幸せで自殺を考えるような人が、どうして他人を、家族やコミュニティを、地球を大切にできるでしょう。自分が健やかで、幸せで、満ち足りていることも必要なのです。だから、自己実現と自己啓発は大切です。

詩、音楽、アート、工芸などの文化的活動、畑仕事、瞑想、ヨガ……、どんな活動でもいい。健やかで幸せな自分をつくるのです。それが人々のため、地球のためなのです。これが、3つの真ん中にソウル(心)を置いた理由です

●Society

そして、ソサエティ(社会)。人々も大切にしなければいけません。現在、世界人口の6分の1、10億以上の人々が飢えに苦しんでいる。なんとひどい社会経済システムを、私たちはつくってしまったのでしょう。

世界は不正に満ちています。飢える人々がいる一方で、食べ物を捨てている人たちがいる。世界中で、40~50%の食べ物が無駄にされています。特に裕福であればあるほど、食べ物を無駄にしている。これが、私たちの社会の仕組みなのです。

東京やニューヨークやロンドンのレストランでは、毎晩大量の食料が廃棄されている。スーパーマーケットでも、賞味期限切れの食品が何トンと捨てられます。なんともったいない!

私たちが食べ物を無駄にする分、世界は飢える。だから、無駄のない、フェアで平等な、分配の社会システムが必要です。誰ひとり、飢えることのないように。これが第3の柱、ソサエティ(社会)です。

「土・心・社会」が一体となって、私たちの運動はホリスティックなものとなります。

(サティシュ・クマールの話から)

https://www.youtube.com/watch?v=pztf1jKJuu4

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

0コメント

  • 1000 / 1000