https://www.nikko-nsm.co.jp/italy.html 【イタリア大使館別荘記念公園】より
イタリア大使館別荘記念公園は中禅寺湖畔の豊かな自然や国際避暑地の歴史とのふれあいが楽しめる公園です。明治中頃から昭和初期にかけて中禅寺湖畔には各国の大使館をはじめ多くの外国人別荘が建てられ、国際避暑地として発展しました。
園内の建物は、昭和3年(1928年)にイタリア大使館の別荘として建てられ、平成9年(1997年)まで歴代の大使が使用していたものです。「本邸」は床板や建具・家具などをできる限り再利用して復元し、副邸は往時の歴史を紹介する「国際避暑地歴史館」として整備しています。
また園内からは表情豊かな中禅寺湖の風景を堪能することができます。
中禅寺湖とヨット
ヨットは、湖のレクリエーションの代表です。
各国大使が参加した男体山ヨットクラブ主催のレースが毎週のように開催され、湖面を滑るヨットは夏の風物詩でした。別荘の行き来や買い物などにもよく利用されていました。
公園内の桟橋からは、今も昔も変わらぬ山並みを見ることができます。
中禅寺湖
施設のご紹介
本邸
みどころ
自然環境と調和する本邸
本邸は、著名な建築家であるアントニン・レーモンドの設計により建設されたもので、主に大使とその家族が使用したと言われています。
1階は、共に暖炉を持つ食堂と書斎が中央の居間を挟んだワンルームとなっており、開放感あふれた広縁につながっています。
2階は湖に面して寝室が並び、湖の景観を最大限に生かした設計となっています。
また、パターンを変えながら杉皮張りで仕上げられた内外装も大きな特徴です。
豊かな自然環境の中で自然に調和し、ゆったりとした時間を過ごした避暑生活を彷彿とさせる国際避暑地のシンボルです。
https://www.youtube.com/watch?v=XloXU9DFuLc
なぜ中禅寺湖には大使館別荘が多いの?【イタリア大使館別荘記念公園】
中禅寺湖は、昭和初期には「夏の外交は日光に移る」と言われるほど、重要なリゾートでした。国際避暑地の面影を残す【イタリア大使館別荘記念公園】を通じて、その歴史と雰囲気を紹介します。
日光に関する観光スポット、魅力、歴史を紹介しているYouTubeチャンネルです。
「日光にちょっと興味ある」
「歴史やリゾートに興味がある」
このような方の参考になるとうれしいです。もしお越しの際は、たとえ1泊2日の日光ステイだとしても、少しでも深く知っていただけるよう、地元民目線で解説しています。
https://www.huffingtonpost.jp/kei-hata/tyuzenji_b_10668406.html 【中禅寺湖畔に佇む美しき大使館別荘群 ~7月より一般公開スタート】より
明治維新に大きな影響を与えたトーマス・グラバーや英国の外交官アーネスト・サトウもこの地を愛し、こだわりの別荘を建造しました。
日光国立公園の中禅寺湖畔には、明治中頃から昭和初期にかけて、各国大使館をはじめ多くの外国人別荘が建てられ、国際避暑地として異彩を放っていました。その数は、大正末期には40を超えていたそうです。
明治維新に大きな影響を与えたトーマス・グラバーや英国の外交官アーネスト・サトウもこの地を愛し、こだわりの別荘を建造しました。
そのサトウの別荘は、その後英国大使館別荘として長年使用されてきましたが、このたびイタリア大使館別荘とともに往時の姿に復元修復され、記念公園として7月1日から公開されることとなりました。
かつて中禅寺湖では各国のセレブたちがヨットを浮かべ、明治39年には男体山ヨットクラブという外国人クラブがあったそうです。湖上では国際ヨットレースも開催され、時には水上飛行機が飛来するなど、当時の華やいだ文化水準の高さが偲ばれます。
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